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公開番号2024061183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168957
出願日2022-10-21
発明の名称作業機械の制御システム、作業機械、及び作業機械の制御方法
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20240425BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】コントローラの動作中にバッテリからコントローラへの電力の供給が強制的に遮断されることを抑制すること。
【解決手段】作業機械の制御システムは、キースイッチからのキーオフ信号に基づいてシャットダウン処理を開始する第1コントローラと、キーオフ信号に基づいてシャットダウン処理を開始する第2コントローラと、第1コントローラのシャットダウン処理の終了により第1状態から第2状態に変化する報知装置と、を備える。第1コントローラは、第2コントローラがシャットダウン処理を終了したと判定した後、シャットダウン処理を終了する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
キースイッチからのキーオフ信号に基づいてシャットダウン処理を開始する第1コントローラと、
前記キーオフ信号に基づいてシャットダウン処理を開始する第2コントローラと、
前記第1コントローラのシャットダウン処理の終了により第1状態から第2状態に変化する報知装置と、を備え、
前記第1コントローラは、前記第2コントローラがシャットダウン処理を終了したと判定した後、シャットダウン処理を終了する、
作業機械の制御システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2コントローラは、シャットダウン処理の実行中に前記第2コントローラが動作中であることを示す動作信号を出力し、
前記第1コントローラは、
前記キースイッチからキーオフ信号を受信するキー信号受信部と、
前記第2コントローラから動作信号を受信する動作信号受信部と、
前記動作信号の受信状態に基づいて、前記第2コントローラのシャットダウン処理が終了したか否かを判定する判定部と、
前記第2コントローラのシャットダウン処理が終了したと判定された場合に、前記第1コントローラのシャットダウン処理を終了するシャットダウン部と、有する、
請求項1に記載の作業機械の制御システム。
【請求項3】
前記第1コントローラは、
前記報知装置に接続される報知スイッチと、
前記第1コントローラのシャットダウン処理が終了されるときに、前記報知装置が前記第1状態から前記第2状態に変化するように前記報知スイッチを制御する報知制御部と、を有する、
請求項2に記載の作業機械の制御システム。
【請求項4】
前記判定部は、前記動作信号受信部が前記動作信号を受信しなくなった場合に、前記第2コントローラのシャットダウン処理が終了したと判定し、
前記キーオフ信号は、前記第1コントローラと前記第2コントローラとに同時に入力され、
前記シャットダウン部は、前記動作信号受信部が前記動作信号を受信中でも、前記キーオフ信号を受信した時点からの時間が予め定められている所定時間を超えたとき、前記第1コントローラのシャットダウン処理を終了する、
請求項2に記載の作業機械の制御システム。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の作業機械の制御システムを備える、
作業機械。
【請求項6】
第1コントローラが、キースイッチからのキーオフ信号に基づいてシャットダウン処理を開始することと、
第2コントローラが、前記キーオフ信号によりシャットダウン処理を開始することと、
報知装置が、前記第1コントローラのシャットダウン処理の終了により第1状態から第2状態に変化することと、を含み、
前記第2コントローラがシャットダウン処理を終了した後、前記第1コントローラがシャットダウン処理を終了する、
作業機械の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械の制御システム、作業機械、及び作業機械の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
作業機械は、バッテリから供給される電力に基づいて動作するコントローラを備える。作業機械がキーオフ状態でも、作業機械の休止期間が長期化すると、バッテリからコントローラに流れる暗電流に起因して、バッテリが過放電(バッテリ上がり)する可能性がある。そのため、作業機械には、バッテリからコントローラへの電力の供給を遮断する遮断スイッチが設けられる。作業機械を長期間休止させる場合、操作者により遮断スイッチが操作されることにより、バッテリからコントローラに暗電流が流れなくなる。バッテリからコントローラに暗電流が流れなくなるので、バッテリの過放電が抑制される。
【0003】
コントローラの動作中に遮断スイッチが誤って操作される可能性がある。コントローラの動作中に遮断スイッチが操作されると、バッテリからコントローラへの電力の供給が強制的に遮断される。バッテリからコントローラへの電力の供給が強制的に遮断されると、コントローラが異常終了する可能性がある。コントローラが異常終了すると、コントローラが故障する可能性がある。特許文献1には、遮断スイッチと、コントローラに連動するLEDとを備える建設機械が開示されている。LEDは、コントローラの動作中に点灯し、コントローラのシャットダウンに伴って消灯する。操作者は、LEDを確認することにより、コントローラがシャットダウンしたか否かを認識することができる。操作者は、コントローラが動作中には遮断スイッチを操作せず、コントローラがシャットダウンしてから遮断スイッチを操作することができる。コントローラの動作中に遮断スイッチが操作されることが抑制されるので、コントローラの故障が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-063234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
作業機械に複数のコントローラが搭載される場合がある。例えば、上述のようなLEDが連動するコントローラとLEDが連動しないコントローラとが搭載される場合がある。LEDが連動するコントローラとLEDが連動しないコントローラとが作業機械に搭載される場合においても、コントローラの動作中にバッテリからコントローラへの電力の供給が強制的に遮断されることを抑制する技術が要望される。
【0006】
本開示は、コントローラの動作中にバッテリからコントローラへの電力の供給が強制的に遮断されることを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に従えば、キースイッチからのキーオフ信号に基づいてシャットダウン処理を開始する第1コントローラと、キーオフ信号に基づいてシャットダウン処理を開始する第2コントローラと、第1コントローラのシャットダウン処理の終了により第1状態から第2状態に変化する報知装置と、を備える、作業機械の制御システムが提供される。第1コントローラは、第2コントローラがシャットダウン処理を終了したと判定した後、シャットダウン処理を終了する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、コントローラの動作中にバッテリからコントローラへの電力の供給が強制的に遮断されることが抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る作業機械を模式的に示す図である。
図2は、実施形態に係る作業機械を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係る作業機械の制御システムを示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る第1コントローラの処理回路を示す機能ブロック図である。
図5は、実施形態に係る作業機械の制御方法を示すフローチャートである。
図6は、他の実施形態に係る作業機械の制御方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る実施形態について説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する各実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
(【0011】以降は省略されています)

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