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公開番号2024060028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2024036089,2020037445
出願日2024-03-08,2020-03-05
発明の名称プログラム、画像処理装置及び画像処理方法
出願人PDRファーマ株式会社
代理人弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類G01T 1/161 20060101AFI20240423BHJP(測定;試験)
要約【課題】3次元の医用画像を容易に正規化すること。
【解決手段】取得部1は、医用画像を取得する。解析部4は、医用画像に基づいて、被験者が写されている被験者領域に含まれる複数の解析領域のそれぞれにおける画素値の平均値及び最頻値を画素平均値及び画素最頻値として算出する。算出部5は、各解析領域の画素平均値及び画素最頻値に基づいて、解析領域における画素平均値と画素最頻値との相関関係を示す関係式を算出する。補正部6は、関係式と医用画像とに基づいて補正係数を算出し、医用画像の各画素位置の画素値に前記補正係数を乗算することで、医用画像の各画素位置の画素値を補正した正規化画像を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被験者の骨SPECT画像を取得する取得部と、
前記骨SPECT画像を、被験者領域を含むテンプレート画像に解剖学的標準化した標準化画像を生成する標準化部と、をコンピュータに実現させるためのプログラムであって、
前記被験者領域は、複数の解析領域を含み、
前記解析領域は、左大腿骨、右大腿骨、左仙骨、右仙骨、左腸骨、右腸骨、及び脊椎のうち、少なくとも1つを含む、プログラム。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記解析領域は、左大腿骨、右大腿骨、左仙骨、右仙骨、左腸骨、右腸骨、及び脊椎のうち、2つ以上を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記解析領域の総数は、4~8である、請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記解析領域は、左大腿骨、右大腿骨、左仙骨、および右仙骨のうち、少なくとも1つを含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記解析領域の総数は、7であり、
前記解析領域は、左大腿骨、右大腿骨、左仙骨、右仙骨、左腸骨、右腸骨、及び脊椎を含む、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記解析領域の総数は、4であり、
前記解析領域は、左大腿骨、右大腿骨、左仙骨、及び右仙骨である、請求項4に記載のプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、核医学用の画像処理技術に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
放射性医薬品を被験者に投与し、その放射性医薬品から放出される放射線を検出して医用画像を取得する技術として、3次元画像を取得可能なSPECT(Single Photon Emission Computed Tomography:単一光子放射断層撮影)及びPET(Positron Emission Tomography:陽電子放射断層撮影)と呼ばれる技術が注目されている。
【0003】
SPECT及びPETで取得される3次元の医用画像の各画素値は、被験者の各組織に集積した放射性物質から放出される放射線をカウントしたカウント値に応じて決定される。放射線のカウント値は、被験者の組織の状態が同程度であっても、放射線をカウントする撮影装置の特性、検査時間及び被験者などに応じて変化するため、複数の検査のそれぞれで取得される3次元の医用画像を比較するのは容易ではない。
【0004】
これに対して特許文献1には、SPECT又はPETに基づいて得られた3次元画像データを正規化することで、3次元画像データの比較を容易にする核医学骨画像解析技術が開示されている。この核医学骨画像解析技術では、3次元画像データの各画素値を、被験者に投与した放射能量と被験者の体重又は骨重量とに基づいて補正することで、3次元画像データを正規化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-174654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の核医学骨画像解析技術では、3次元画像データを正規化するためには、被験者に投与した放射能量と被験者の体重又は骨重量とを検査ごとに取得しなければならず、手間がかかるという問題がある。
【0007】
本開示は、上記問題を鑑みてなされたものであり、3次元の医用画像を容易に正規化することが可能なプログラム、画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一態様に従うプログラムは、放射性医薬品を投与した被験者からの放射線に基づいて生成された医用画像を取得する取得部と、前記医用画像における前記被験者が写されている被験者領域に含まれる所定の複数の解析領域のそれぞれにおける画素値の平均値及び最頻値を画素平均値及び画素最頻値として算出する解析部と、各解析領域の画素平均値及び画素最頻値に基づいて、前記解析領域における前記画素平均値と前記画素最頻値との相関関係を示す関係式を算出する算出部と、前記関係式と前記医用画像とに基づいて補正係数を算出し、前記医用画像の各画素位置の画素値に前記補正係数を乗算することで、前記医用画像の各画素位置の画素値を補正した正規化画像を生成する補正部と、をコンピュータに実現させる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、3次元の医用画像を容易に正規化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施形態の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
本開示の一実施形態の画像処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図2のステップS205及びS206の一例を説明するための図である。
本開示の実施例における解析情報、関係式と、基準値及び対象値との関係を示す図である。
本開示の実施例における正規化画像の評価結果の一例を示す図である。
本開示の実施例における正規化画像の評価結果の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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