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公開番号2024049626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155968
出願日2022-09-29
発明の名称ボイラ
出願人三浦工業株式会社
代理人個人
主分類F22B 35/04 20060101AFI20240403BHJP(蒸気発生)
要約【課題】燃焼開始後において供給される蒸気の乾き度が過度に低くなってしまうことを防止するボイラを提供することである。
【解決手段】蒸気を生成するボイラ本体2と、前記ボイラ本体2からの蒸気を気水分離するセパレータ9と、前記セパレータ9の下部と前記ボイラ本体2の下部とを接続する降水管7と、前記降水管7に設けられる弁7aと、ボイラの停止状態又は待機状態から燃焼要求があったときに、前記弁7aを制御することで前記セパレータ9に流れる給水を制限する制御部5とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
蒸気を生成するボイラ本体と、
前記ボイラ本体からの蒸気を気水分離するセパレータと、
前記セパレータの下部と前記ボイラ本体の下部とを接続する降水管と、
前記降水管に設けられる弁と、
ボイラの停止状態又は待機状態から燃焼要求があったときに、前記弁を制御することで前記セパレータに流れる給水を制限する制御部とを備える、ボイラ。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記燃焼要求に応じて前記ボイラ本体への給水が開始された後において所定条件が成立したときに、前記セパレータに流れる給水を制限する制御を終了する、請求項1に記載のボイラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ボイラに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、ボイラが停止状態又は待機状態にあるときから、給水開始をする際に、水管過熱を防止するために、缶内水位を所定水位まで引き上げてから燃焼を開始するボイラがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-296408
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のボイラにおいては、ボイラが停止状態又は待機状態にあるときから、燃焼開始するために給水を開始すると、缶内水位とともに降水管を介してセパレータ内の水位も上昇することとなる。そのため、燃焼開始後において缶内水位が乾き度限界水位にまで低下するまでの間は、ボイラ本体からセパレータに持ち出された飽和水を当該セパレータで十分に分離しきれなくなり、乾き度の低い蒸気が供給されてしまう虞がある。
【0005】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、燃焼開始後において供給される蒸気の乾き度が過度に低くなってしまうことを防止するボイラを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うボイラは、蒸気を生成するボイラ本体と、前記ボイラ本体からの蒸気を気水分離するセパレータと、前記セパレータの下部と前記ボイラ本体の下部とを接続する降水管と、前記降水管に設けられる弁と、ボイラの停止状態又は待機状態から燃焼要求があったときに、前記弁を制御することで前記セパレータに流れる給水を制限する制御部とを備える。
【0007】
上記の構成によれば、燃焼要求があったときに、降水管に設けられる弁を制御することで、セパレータ内へ余剰な給水がされることを制限することによりセパレータ内の水位が高くなり過ぎることを防止できる。これにより、燃焼開始後においてもボイラ本体からセパレータに持ち出された飽和水を分離できる。その結果、燃焼開始後において供給される蒸気の乾き度が過度に低くなることを抑止できる。
【0008】
好ましくは、前記制御部は、前記燃焼要求に応じて前記ボイラ本体への給水が開始された後において所定条件が成立したときに、前記セパレータに流れる給水を制限する制御を終了する。
【0009】
上記の構成によれば、燃焼要求に応じてボイラ本体への給水が開始された後において所定条件が成立すれば、セパレータに流れる給水の制限を終了する。これにより、ボイラの通常運転を開始し、降水管を介して水を循環させることができるようになるため、質の高い蒸気を供給することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ボイラの概略構成を模式的に示す図である。
給水開始時制御処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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