TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024041287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146008
出願日2022-09-14
発明の名称エアロゾル形成基材とその製造方法、設置治具
出願人Future Technology株式会社
代理人
主分類A24F 40/70 20200101AFI20240319BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】誘導加熱部材が包装部材の円筒中の充填物の適正な位置に挿入されており、これにより誘導加熱部材が安定的に高い効率で発熱をすることができるエアロゾル形成基材とその製造方法を提供する。
【解決手段】誘導加熱装置向けのエアロゾル吸引カートリッジ10に使用されるエアロゾル形成基材1の製造方法であって、円筒形の包装部材13の内部に充填物14を充填する充填工程と、円柱形状の設置治具11に取付けられた誘導加熱部材12を、包装部材13の円筒の高さ方向に沿い、なおかつ径方向の中心軸に対して対称に、充填物に挿入する挿入工程と、を含む、ことを特徴とする、エアロゾル形成基材1の製造方法である。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基材の製造方法であって、
円筒形の包装部材の内部に充填物を充填する充填工程と、
円柱形状の設置治具に取付けられた誘導加熱部材を、前記包装部材の円筒の高さ方向に沿い、なおかつ径方向の中心軸に対して対称に、前記充填物に挿入する挿入工程と、を含む、
ことを特徴とする、エアロゾル形成基材の製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記設置治具が、加熱することでエアロゾルを発生する素材を含む材料から形成される、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル形成基材の製造方法。
【請求項3】
エアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基材の製造方法であって、
円筒形の包装部材の内部に充填物を充填する充填工程と、
前記充填物に誘導加熱部材設置用の型を形成する型成型工程と、
誘導加熱部材を、前記包装部材の円筒の高さ方向に沿い、なおかつ径方向の中心軸に対して対称に、前記充填物に挿入する挿入工程と、
を含むことを特徴とする、エアロゾル形成基材の製造方法。
【請求項4】
前記充填工程と前記挿入工程の間または前記挿入工程の後に充填物を所定の温度と時間で乾燥させる乾燥工程と、
を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のエアロゾル形成基材の製造方法。
【請求項5】
エアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基材の製造方法であって、
誘導加熱部材を、二つの半円柱形状の固形充填物部材で挟み込み一体化することで、前記誘導加熱部材を内包した充填物を形成する形成工程と、
前記充填物を円筒形の包装部材に挿入する挿入工程と、を含み、
前記誘導加熱部材は、前記包装部材の円筒の高さ方向に沿い、なおかつ径方向の中心軸に対して対称に配置されている、
ことを特徴とする、エアロゾル形成基材の製造方法。
【請求項6】
エアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基材であって、
円筒形の包装部材と、
前記包装部材の円筒の内部に、円柱形状に収納された充填物と、
前記充填物の内部に、前記包装部材の円筒の高さ方向に沿い、なおかつ径方向の中心軸に対して対称に配置された誘導加熱部材と、を備え、
前記充填物は、二つ以上の固形充填物部材を接合してなり、
前記誘導加熱部材は、前記充填物から露出していない、
ことを特徴とする、エアロゾル形成基材。
【請求項7】
エアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基材であって、
円筒形の包装部材と、
前記包装部材の円筒の内部に、円柱形状に収納された充填物と、
前記充填物の内部に、前記包装部材の円筒の高さ方向に沿い、なおかつ径方向の中心軸に対して対称に配置された誘導加熱部材と、
前記包装部材の開口の一端取付けられた円柱形状のシール部材と、を備え、
前記シール部材の素材は、加熱することでエアロゾルを発生する素材を含み、
前記誘導加熱部材は、前記充填物から露出していない、
ことを特徴とする、エアロゾル形成基材。
【請求項8】
エアロゾル形成基材の製造に使用される設置治具であって、
前記設置治具は円柱形状をしており、その素材は、加熱することでエアロゾルを発生する素材を含み、
円状の面に誘導加熱部材を取付けて使用する、
ことを特徴とする、設置治具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導加熱式向けのエアロゾル吸引カートリッジに使用されるエアロゾル形成基材とその製造方法、設置治具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むタバコカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引する方式のタバコ製品が広く知られている。また、嗜好の多様化から、タバコ成分を含まない植物の芳香や味わいを、タバコ同様に火炎を用いずに楽しむためのカートリッジ製品を使用したエアロゾル吸引カートリッジも知られ始めている。
【0003】
このようなエアロゾル吸引カートリッジは、充填物が集積されたエアロゾル形成基材を加熱することで、エアロゾルを発生させる。エアロゾル形成基材の加熱方法として、(1)加熱装置内部に設置された加熱ブレードに、エアロゾル吸引カートリッジを挿入して、加熱ブレードを電気的に加熱することで充填物を加熱する方式(加熱式)と(例えば特許文献1参照)の他に、(2)エアロゾル形成基材の内部に予め強磁性体を主成分とした部品である誘導加熱部材を設け、誘導加熱装置で発生させた交番磁界により、誘導加熱部材内部にヒステリシス損及びジュール熱を発生させて加熱(誘導加熱)することで、充填物を加熱する方式(誘導加熱式)が知られている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
図12は、従来のエアロゾル形成基材101を使用した誘導加熱式向けのエアロゾル吸引カートリッジ100の概略の側面断面図である。エアロゾル吸引カートリッジ100は、円筒形の包装部材103に、加熱することでエアロゾルを発生させる充填剤104が収納されたエアロゾル形成基材101と、支持部材105と、フィルタ106から構成されている。
【0005】
エアロゾル吸引カートリッジ100は、全体として細長い円柱形状をしており、加熱することでエアロゾルを発生する充填物104が充填された円柱形状の充填物104の集積体であるエアロゾル形成基材101と、エアロゾル形成基材101が動くことを防止するための支持部材105と、エアロゾル形成基材101からの気流を通すことのできるフィルタ106と、フィルタ106の反対側の端に配置され、充填物104の漏洩防止のために設置されるシール部材108とが、長手方向に沿って配列されており、シート状の外装部材107で略円柱形状に巻かれることで一体的に形成されている。ここで、外装部材107は、紙等の柔軟な素材で形成されており、シール部材108や支持部材105は、紙、プラスチックまたはシリコーン等の素材から形成されている。
【0006】
エアロゾル形成基材101は、中央に開口が形成されている円筒形状の包装部材103の内部に、円柱形状の充填物104が収納されており、さらに充填物104には、誘導加熱に供する誘導加熱部材102が挿入されている。ここで、誘導加熱部材102の長さは、包装部材103の高さ方向の長さ、すなわちエアロゾル形成基材101の長さと略同じであり、支持部材105やシール部材108と熱的・物理的に接触している構造となっている。
【0007】
ここで誘導加熱においては、交番磁界と誘導加熱部材102の位置関係が発熱の効率に大きく影響する。すなわち、誘導加熱部材102に対して交番磁界が幾何学的に均等に作用する位置関係が好適とされる。
【0008】
しかしながら、従来のエアロゾル形成基材101のような構造の場合、誘導加熱部材102で発生した熱がシール部材108や支持部材105を加熱して焼損する恐れがあり、エアロゾル吸引カートリッジ100の品質を損なっていた。
【0009】
また、シール部材108が占有する空間は、エアロゾルの発生源とならず、エアロゾル形成基材101の長さを制限するものであるため、使用者の使用感を低下させる要因となっていた。
【0010】
さらに、従来は専ら製造時に製造作業者の感覚で誘導加熱部材102を充填物104に挿入しており、誘導加熱部材102を充填物104の適正な位置に挿入することが困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
液体組成物
18日前
個人
加熱式喫煙具用取り外し具
20日前
ニチコン株式会社
エアロゾル発生装置
1か月前
Future Technology株式会社
誘導加熱部材
1か月前
Future Technology株式会社
エアロゾル形成基材
21日前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
1か月前
Future Technology株式会社
喫煙器具
1か月前
dotBravo株式会社
シガレット除去装置及びシガレット除去具
1か月前
Future Technology株式会社
エアロゾル形成基材とその製造方法、設置治具
1か月前
Future Technology株式会社
エアロゾル形成基材とその製造方法及び製造装置
11日前
Future Technology株式会社
エアロゾル吸引カートリッジのシール部材及びシール構造
4日前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引器
6日前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
6日前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
1か月前
Future Technology株式会社
電子タバコカートリッジ
1か月前
日本たばこ産業株式会社
吸引装置、方法、及びプログラム
1か月前
日本たばこ産業株式会社
加熱デバイスおよび加熱システム
1か月前
日本たばこ産業株式会社
加熱式たばこ、加熱式たばこ製品
17日前
イーエム-テック・カンパニー・リミテッド
殺菌機能付きエアロゾル発生装置
1か月前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ及びその製造方法
1か月前
日本たばこ産業株式会社
端末装置、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
13日前
日本たばこ産業株式会社
たばこ製品用の香味成分含有溶液の製造方法及び製造装置
19日前
アール・ジエイ・レイノルズ・タバコ・カンパニー
着脱式カートリッジ付喫煙品
1か月前
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
エアロゾル発生物品
17日前
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
磁気コネクター
1か月前
ジェイティー インターナショナル エスエイ
エアロゾル発生装置及びそのための加熱チャンバ
1か月前
テヨン インダストリー コーポレーション
紙タバコフィルタおよびその製造方法および製造装置
1か月前
ジェイティー インターナショナル エスエイ
エアロゾル発生装置及びそのための加熱チャンバ
27日前
ケーティー アンド ジー コーポレイション
シガレット及びシガレット用エアロゾル生成装置
1か月前
深せん麦克韋爾科技有限公司
ハウジング及びアトマイザー
21日前
ジェイティー インターナショナル エスエイ
点灯式ステータスインジケータを備えるエアロゾル発生装置
13日前
深せん麦克韋爾科技有限公司
エアロゾル生成装置とそのエアロゾル生成製品及びレセプター
27日前
日本たばこ産業株式会社
エアロゾル生成装置の本体ユニット、エアロゾル生成装置、及び、非燃焼式吸引器
1か月前
ジェイティー インターナショナル エスエイ
点灯式ステータスインジケータを備えるエアロゾル発生装置
13日前
モドラル・ブランズ・インコーポレイテッド
複数相送達組成物及びそのような組成物を組み込んだ製品
13日前
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
加熱被覆を有するエアロゾル発生装置
17日前
続きを見る