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公開番号2024037422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142286
出願日2022-09-07
発明の名称エアロゾル発生装置
出願人ニチコン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A24F 40/46 20200101AFI20240312BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】安価な構成で耐久性が高く、品質の高いエアロゾル発生装置を提供する。
【解決手段】
エアロゾル発生装置1は、加熱ブレード3と、加熱ブレード3に電流を供給するバッテリ4とを有し、加熱ブレード3は、PTC素子からなる板状の加熱部3aと、加熱部3aの一方面に対向して配置された第1金属板3bと、加熱部3aの他方面に対向して配置され、第1金属板3bとで加熱部3aを挟む第2金属板3cを有する。ここで、第1金属板3bのバッテリ4との接続箇所となる通電部3b2と、第2金属板3cのバッテリ4との接続箇所となる通電部3c2とを除いて、第1金属板3b、第2金属板3c、加熱部3aが被覆層9により被覆されている。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
加熱ブレードを有するエアロゾル発生装置において、
前記加熱ブレードは、
通電により発熱するPTC素子からなる板状の加熱部と、
前記加熱部の一方面に電気的に接続される第1金属板と、
前記加熱部の他方面に電気的に接続される第2金属板と、
前記加熱部を被覆する被覆部材とを備え、
前記第1金属板は、前記加熱部の前記一方面と対向して配置される第1対向部と、前記第1対向部から延在して電源の正極に接続される第1通電部とを有し、
前記第2金属板は、前記加熱部の前記他方面と対向して配置され、前記第1金属板の前記第1対向部とで前記加熱部を挟む第2対向部と、前記第2対向部から延在して前記電源の負極に接続される第2通電部とを有する
ことを特徴とするエアロゾル発生装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記被覆部材は、前記第1通電部と前記第2通電部とを露出させた状態で、前記加熱部を挟む前記第1対向部および前記第2対向部とともに前記加熱部を被覆する
ことを特徴とする請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項3】
前記加熱部の前記一方面と前記第1対向部とが金属ボールを介して電気的に接続され、
前記加熱部の前記他方面と前記第2対向部とが金属ボールを介して電気的に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載のエアロゾル発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル発生装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、たばこ材料などのエアロゾル生成物を加熱するための加熱部を備えたエアロゾル発生システムがある。例えば、特許文献1に記載のエアロゾル発生システムは、エアロゾルを発生させるための加熱器を備えている。加熱器は、ステンレス鋼などからなる筒状のチューブと、銅などの金属からなる金属線とを有し、金属線がチューブの略中心に挿入される。チューブは、その一端部が金属線に接続可能に加工され、チューブと金属線との接続箇所に抵抗部が形成される。これにより、チューブと金属線との間に電圧が印加されると、抵抗部とチューブとが熱を帯びエアロゾルを発生させる加熱部が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5801820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の加熱器では、チューブと金属線との間に電流を流し続けると発生熱が上昇し続けるため、例えば適温である300℃程度を維持するためにチューブと金属線との間の電圧のオンとオフを制御する温度制御用の回路が必要になる。また、チューブと金属線との接続箇所(チューブ長手方向端部)に抵抗部が接続されているため、チューブと抵抗部とで温度が異なり、加熱部の均熱性が低い。また、加熱部である抵抗部およびチューブと、エアロゾル生成基体とが直接触れるため、加熱部が破損するおそれがある。
【0005】
本発明は、上記した課題を鑑みてなされたものであり、安価な構成で耐久性が高く、品質の高いエアロゾル発生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するため、本発明にかかるエアロゾル発生装置は、加熱ブレードを有するエアロゾル発生装置において、前記加熱ブレードは、通電により発熱するPTC素子からなる板状の加熱部と、前記加熱部の一方面に電気的に接続される第1金属板と、前記加熱部の他方面に電気的に接続される第2金属板と、前記加熱部を被覆する被覆部材とを備え、前記第1金属板は、前記加熱部の前記一方面と対向して配置される第1対向部と、前記第1対向部から延在して電源の正極に接続される第1通電部とを有し、前記第2金属板は、前記加熱部の前記他方面と対向して配置され、前記第1金属板の前記第1対向部とで前記加熱部を挟む第2対向部と、前記第2対向部から延在して前記電源の負極に接続される第2通電部とを有することを特徴としている。
【0007】
この構成によれば、加熱部がPTC素子で形成されているため、従来のエアロゾル発生装置のように、加熱部の温度を所定の温度で維持するための温度制御回路が必要なく、安価なエアロゾル発生装置を提供できる。加熱部が第1金属板の第1対向部と、第2金属板の第2対向部とで挟まれることにより保護されるため、加熱部の耐久性が向上する。また、加熱部は被覆部材に被覆されているため、加熱部がエアロゾル生成基体に直接触れることがなく、加熱部が破損しにくい。また、加熱部がPTC素子で形成されているため、加熱部の均熱性が向上する。
【0008】
また、前記被覆部材は、前記第1通電部と前記第2通電部とを露出させた状態で、前記加熱部を挟む前記第1対向部および前記第2対向部とともに前記加熱部を被覆するようにしてもよい。
【0009】
この構成によれば、被覆部材が第1対向部および第2対向部とともに加熱部を被覆するため、加熱部の耐久性がさらに向上する。
【0010】
また、前記加熱部の前記一方面と前記第1対向部とが金属ボールを介して電気的に接続され、前記加熱部の前記他方面と前記第2対向部とが金属ボールを介して電気的に接続されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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