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公開番号2024056988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024024534,2020538590
出願日2024-02-21,2018-12-18
発明の名称漏れが低減されたエアロゾル発生装置
出願人フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A24F 40/485 20200101AFI20240416BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】液体エアロゾル形成基体または凝縮物の漏れを最小化するように構成されているエアロゾル発生装置を提供する。
【解決手段】エアロゾル発生装置10は、マウスピース18を画定する第一の端と、第二の端14と、第一の端と第二の端の間に画定されたくぼみ25とを有するハウジング12を備える。装置は、液体エアロゾル形成基体を保存するためのくぼみ内の貯蔵部22をさらに備え、アトマイザー24と、ハウジングのマウスピース内の弁26とをさらに備え、弁は下流側および上流側を有し、弁の上流側は親水性被覆、疎水性被覆または液体吸収性被覆のうちの一つ以上を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル発生装置であって、
マウスピースを画定する第一の端と、第二の端と、前記第一の端と前記第二の端の間に画定されたくぼみとを有するハウジングと、
液体エアロゾル形成基体を保存するための前記くぼみ内の貯蔵部と、
アトマイザーと、
前記ハウジングの前記マウスピース内の弁とを備え、前記弁が下流側および上流側を有し、前記弁の前記上流側が親水性被覆または疎水性被覆のうちの一つ以上を含む、エアロゾル発生装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記ハウジング内の空気吸込み口と、前記空気吸込み口から前記くぼみを通って前記マウスピースに延びる気流チャネルとを備え、前記弁が前記気流チャネル内にある、請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項3】
前記気流チャネルが前記アトマイザーを通過する、請求項2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項4】
前記弁が、前記弁の前記上流側から前記弁の前記下流側に液体が通過することを防止するように構成された一方向弁である、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項5】
前記弁が疎水性被覆を含み、前記エアロゾル発生装置が、前記被覆の前記疎水性材料によってはじかれた液体を受容するように構成された保存タンクをさらに備える、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項6】
前記弁が、ボール弁、ダックビル弁、ダイヤフラム、アンブレラバルブ、およびヒンジフラップのうちの一つである、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項7】
前記弁が、前記エアロゾル発生装置の前記マウスピースをユーザーが吸入することによって作動する、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項8】
前記弁が、前記ハウジング上のボタンを介して作動する、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項9】
前記弁が、前記マウスピース内の、前記ハウジングの前記第一の端に、または前記ハウジングの前記第一の端の近くに位置付けられている、請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項10】
前記アトマイザーがヒーターを備える、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル形成基体を加熱して吸入可能なエアロゾルを形成するためのエアロゾル発生装置に関する。特に、本発明は、液体エアロゾル形成基体または凝縮物の漏れを最小化するように構成されているエアロゾル発生装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ユーザーによる吸入のためのエアロゾルを発生するための装置は当技術分野で周知であり、典型的に液体を加熱して液体を気化しエアロゾルを生成する装置を含む。こうした装置は典型的に、液体エアロゾル形成基体または「eリキッド」の分量を保持するための液体貯蔵部分または貯蔵部と、eリキッドを加熱してエアロゾルを発生するためのヒーターとを含む。こうした装置はまた、エアロゾルを気流経路に沿って運び、かつユーザーに送達することができるように、ヒーターと連通する気流経路を含む。
【0003】
周知の装置によって発生したエアロゾルの質は、数多くの異なる因子を使用して評価することができる。因子としては、発生したエアロゾルの量、エアロゾル内の液滴の密度、エアロゾルの温度、およびエアロゾルの送達の速度が挙げられうる。周知の装置によって提供されるユーザー体験の質は、幾つかの異なる因子を使用して評価することができる。これらの因子には、発生したエアロゾルの質、ならびに装置からの液体漏れの頻度を含みうる。
【0004】
エアロゾル発生装置からの液体漏れは、貯蔵部自体からのeリキッド漏れでありうる。装置からの液体漏れは、ヒーター上に入射したがヒーターによって気化されなかったeリキッドでありうる。ヒーターによって気化された液体は、装置内で凝縮して大きい液滴を形成し、この液滴はその後装置から漏れうる。特に、大きい液滴は、ヒーターからの高温空気および蒸気が、装置ハウジングのより低温の内表面と出会う時に形成されうる。
【0005】
液体漏れを最小化するエアロゾル発生システムを提供することが望ましいであろう。使用中の液体漏れは、ユーザーに不良な味覚または不快な体験を提供する場合がある。使用と使用の間の液体漏れは、衣服などの物品を損傷する場合があるか、または装置の品質が低いというイメージを与えうる。ユーザー体験を改善するために液体漏れを最小化することが望ましいであろう。
【発明の概要】
【0006】
本発明の第一の態様によると、マウスピースを画定する第一の端と、第二の端と、および第一の端と第二の端の間に画定されたくぼみとを有するハウジングを備えるエアロゾル発生装置が提供されている。装置はまた、液体エアロゾル形成基体を保存するための、くぼみ内の貯蔵部と、アトマイザーとを備える。装置はさらに、ハウジングのマウスピース内に弁を備え、弁は下流側および上流側を有し、弁の上流側は親水性被覆、疎水性被覆または液体吸収性被覆のうちの一つ以上を含む。
【0007】
装置は、ハウジング内の空気吸込み口と、空気吸込み口からくぼみを通してマウスピースにわたる気流チャネルとを備えうる。弁は気流チャネル内にあってもよい。気流チャネルはアトマイザーを通過しうる。霧状にされた液体は、気流チャネルを通過する気流内に混入されうる。
【0008】
本明細書で使用される「エアロゾル発生装置」は、エアロゾル形成基体またはエアロゾル発生物品と相互作用してエアロゾルを発生する装置に関連する。エアロゾル発生装置は、電力供給源からエアロゾル形成基体またはエアロゾル発生物品にエネルギーを供給して、エアロゾルを発生させるために使用される一つ以上の構成要素を備えうる。エアロゾル発生装置は、外部電源またはエアロゾル発生装置の一部を形成する搭載型電源でありうる電源を備えうる。エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体またはエアロゾル発生物品と相互作用して、ユーザーによって直接的に吸入可能なエアロゾルを発生してもよい。
【0009】
本明細書で使用される「エアロゾル形成基体」という用語は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を有する基体に関する。揮発性化合物はエアロゾル形成基体の加熱によって放出されてもよい。エアロゾル形成基体は、担体または支持体に吸着、被覆、含浸またはその他の方法で装填される場合がある。適切なエアロゾル形成基体は、ニコチン、植物由来材料、均質化した植物由来材料、少なくとも一つのエアロゾル形成体、またはその他の添加剤もしくは成分(風味剤など)を含んでもよい。
【0010】
本明細書で使用される「下流」は、使用時に装置を通した気流の方向に関して、エアロゾル発生装置の構成要素または構成要素の部分の相対的な位置付けを説明するために使用される。弁の下流側は、気流の方向にユーザーの口に最も近くてもよく、弁の上流側は気流の方向にアトマイザーに最も近くてもよい。言い換えれば、アトマイザーからの空気は、使用時に弁の上流側に入射してもよく、弁の下流側からの空気は、使用時にユーザーの口の中に引き出されてもよい。エアロゾル発生物品は近位端を備えることができ、発生したエアロゾルがこれを通してエアロゾル発生装置を出て、ユーザーに送達される。近位端はまた、マウスピースと呼ばれることがある。使用時、ユーザーは、発生したエアロゾルを吸入するために近位端またはマウスピース端を吸ってもよい。エアロゾル発生装置は、近位端または口側端の反対側の遠位端を備える細長い装置でありうる。こうした実施形態において、近位端は下流端と呼ばれうる。同様に、本明細書で使用される「上流」は、エアロゾル発生装置の遠位端にあるエアロゾル発生装置の構成要素または構成要素の部分の相対位置を記述するために使用される。
(【0011】以降は省略されています)

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