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公開番号2024057080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024030941,2020563945
出願日2024-03-01,2019-05-14
発明の名称自己診断を含むエアロゾル発生器具
出願人フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A24F 40/53 20200101AFI20240416BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】エアロゾル発生器具の自己診断または自己診断プロセスを開始するための迅速で簡単かつ便利なやり方をユーザーに提供する。
【解決手段】自己診断のためのエアロゾル発生器具100は、ユーザーが自己診断を開始し、そして次に例えばインジケーター162を使用して診断表示を提供することを可能にする。エアロゾル発生器具は、エアロゾル発生装置102およびホスト装置101を含んでもよい。ホスト装置は、自己診断手順を開始するための一つ以上のユーザー選択可能スイッチ152と、診断表示を描写または表示するための一つ以上のインジケーター162とを含んでもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
エアロゾル発生器具の使用方法であって、
ユーザーがエアロゾル発生器具の診断を開始することを可能にすることと、
前記ユーザーによるエアロゾル発生器具の診断の開始に応答して前記エアロゾル発生器具の自己診断手順を遂行することと、
少なくとも前記自己診断手順に基づいて診断表示を前記ユーザーに提供することと、を含む、方法。
続きを表示（約 1,700 文字）【請求項２】
非一時的コンピュータ可読媒体上に保存されたプログラムコードを有する非一時的コンピュータ可読媒体を備えるエアロゾル発生器具とともに使用するためのコンピュータプログラム製品であって、前記プログラム製品がコンピュータ上で実行された時に、前記プログラムコードが、
ユーザーがエアロゾル発生器具の診断を開始することを可能にし、
前記ユーザーによるエアロゾル発生器具の診断の開始に応答して前記エアロゾル発生器具の自己診断手順を遂行し、かつ
少なくとも前記自己診断手順に基づいて診断表示を前記ユーザーに提供するように構成された、コンピュータプログラム製品。
【請求項３】
エアロゾル発生器具であって、
一つ以上のプロセッサを備えるコントローラーを備え、前記コントローラーが、
ユーザーが診断を開始することを可能にし、
前記ユーザーによる診断の開始に応答して前記エアロゾル発生器具の自己診断手順を遂行し、かつ
少なくとも前記自己診断手順に基づいて診断表示を前記ユーザーに提供するように構成された、エアロゾル発生器具。
【請求項４】
前記エアロゾル発生器具が、
エアロゾルを発生するためにエアロゾル発生物品を使用するためのエアロゾル発生装置であって、前記エアロゾル発生装置が電源を備える、エアロゾル発生装置と、
前記エアロゾル発生装置の前記電源を少なくとも再充電するために前記エアロゾル発生装置に動作可能に連結されるインターフェースを備えるホスト装置であって、前記コントローラーと、前記ユーザーが診断を開始することを可能にするためにユーザー選択可能スイッチとを備えるホスト装置と、を備える、請求項１～３のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム、またはエアロゾル発生器具。
【請求項５】
前記エアロゾル発生器具が、エアロゾルを発生させるためにエアロゾル発生物品を使用するためのエアロゾル発生装置を備え、前記エアロゾル発生装置が前記コントローラーと、ユーザーが診断を開始することを可能にするためにユーザー選択可能スイッチとを備える、請求項１～３のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、またはエアロゾル発生器具。
【請求項６】
前記ホスト装置および前記エアロゾル発生器具のうちの一方または両方が、前記ユーザーに対して前記診断表示を表示するための少なくとも一つのインジケーターをさらに備える、請求項４～５のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、またはエアロゾル発生器具。
【請求項７】
前記少なくとも一つのインジケーターが、前記ユーザーに前記診断表示を表示するために、選択されたパターンを点滅させることと、選択された色を描写することとのうちの一つ以上を行うように構成されている、請求項６に記載の方法、コンピュータプログラム製品、またはエアロゾル発生器具。
【請求項８】
ユーザーがエアロゾル発生器具の診断を開始することを可能にすることが、選択されたパターンによる前記ユーザー選択可能スイッチのユーザー選択に応答してエアロゾル発生器具の前記診断を開始することを含む、請求項４～７のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、またはエアロゾル発生器具。
【請求項９】
前記ユーザー選択可能スイッチが、押圧可能なボタンを備える。請求項４～８のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生器具。
【請求項１０】
ユーザーがエアロゾル発生器具の診断を開始することを可能にすることが、前記エアロゾル発生器具から分離されたユーザーインターフェース装置から診断開始メッセージを受信することを含む、請求項１～３のいずれか一項に記載の方法、コンピュータプログラム製品、およびエアロゾル発生器具。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、エアロゾル発生器具の自己診断または自己診断プロセスで使用するシステム、器具、装置、コンピュータプログラム製品、および方法に関する。診断はユーザーによって開始されてもよく、自己診断が遂行されてもよく、そしてその後、自己診断の結果を表示する診断表示がユーザーに表示されてもよい。
続きを表示（約 2,700 文字）【背景技術】
【０００２】
エアロゾル発生器具は様々な異なる理由に起因して故障する場合があり、ユーザーは、故障および故障に対する可能な修復を見極めるために、自分の故障しているエアロゾル発生器具を専門店または修理業者に持ち込む、また送ることが必要になる場合がある。言い換えれば、現状ではエアロゾル発生器具に対する診断を実行するために、ユーザーは「販売場所」に行き、自分のエアロゾル発生器具を検査してもらう必要がある場合がある。こうしたユーザーは、自分の故障しているエアロゾル発生器具を専門店または修理業者に持ち込む、または送るという時間がかかるプロセスを回避することを望む場合がある。
【０００３】
加えて、一部のエアロゾル発生器具の故障は、他のものよりも簡単に修復される場合がある。例えば、一部のエアロゾル発生器具の故障は、単にユーザーの誤りに起因する場合があり、これは口頭での指導および視覚的な実演のうちの一方または両方を通して素早くかつ簡単に是正される場合がある。故障が判定されると、ユーザーは自分の故障しているエアロゾル発生器具を専門店または修理業者に持ち込むまたは送るという時間がかかるプロセスを用いずに、故障を自身で、または他者の支援を得て修復することを望む場合がある。
【０００４】
さらに、時にはエアロゾル発生器具は、保証期間内または保証期間外に故障する場合があり、保証期間内では、ある特定の修理は製造者によって負担される場合がある。ユーザーは、例えばユーザーが、新しいエアロゾル発生器具を購入するかどうか、または保証期間中である自分のエアロゾル発生器具を修理または交換するために製造者とやりとりをするかどうかを決めるのに役立てるために、自分のエアロゾル発生器具が保証期間内または保証期間外のいずれであるかを判定することを望む場合がある。
【０００５】
なおさらに、エアロゾル発生器具の保証状況は、便利ではない、またはユーザーによって事実上追跡できない様々な基準に基づく場合がある。例えば、エアロゾル発生器具の保証は、例えば吸煙または吸入の量、使用済みのエアロゾル発生物品の数、ホスト装置の充電の量または充電サイクル、エアロゾル発生装置の充電の量または充電サイクル、購入からの時間、製造からの時間、および最後の修理以降の時間などの使用データに基づく場合がある。こうした使用データは、ユーザーには容易に入手できない場合がある。さらに、保証の要件は、ユーザーによって直ちにまたは簡単に理解できない場合もある。
【０００６】
加えて、エアロゾル発生器具は、ユーザーによって開始できない様々な診断プロセスを含む場合がある。その代わりに、こうした様々な診断プロセスは、特化した機器および特化した知識のうちの一方または両方を含む専門店または修理業者によってのみ遂行される場合がある。
【０００７】
なおまたさらに、エアロゾル発生器具（例えば、エアロゾル発生物品を使用してエアロゾルを発生するのに使用するエアロゾル発生装置、およびとりわけエアロゾル発生装置を充電するのに使用するホスト装置を含む）は、ユーザーによって簡単に携行されるように、比較的小さい場合がある。小さいサイズのエアロゾル発生器具は、エアロゾル発生器具が限られた量の表示装置および入力装置を含むことを余儀なくする場合があり、また電池のサイズを制限する場合がある。それ故に、小さいサイズのエアロゾル発生器具は、ユーザーがエアロゾル発生器具から自己診断データまたは保証データなどのデータを得ることを困難にする場合がある。さらに、より大きい表示装置またはより多くの表示装置は、より多くの電力を必要とする場合があり、これは、特に電池のサイズが制限されている時に、エアロゾル発生器具のための充電と充電との間の使用量を制限する可能性がある。
【０００８】
より具体的には、エアロゾル発生器具は、物理的に非常に小さい必要がありうる。例えば、エアロゾル発生器具は、従来の可燃性紙巻たばこの喫煙者による幅広く受け入れられるように、従来の紙巻たばこに類似した感覚を与えるために、従来の紙巻たばこの一部分のみとサイズが類似している場合がある。さらに、例えばエアロゾル発生器具を携行するユーザーの利便性のためだけに、エアロゾル発生器具は、より小さいサイズであってもよい。従って、ソフトウェアを埋め込むことができるハードウェアは非常にコンパクトである必要があり、かつこれはユーザーインターフェース装置またはディスプレイ装置のために非常に限られたスペースを提供する。通常、一つ以上のユーザー選択可能スイッチ（例えば、押圧可能ボタン、接触スイッチまたは静電容量スイッチなどの非押圧可能ボタンなど）および一つ以上のインジケーター（例えば、発光ダイオード（ＬＥＤ）などのライト、液晶表示など）以外のユーザーインターフェース機能のためのスペースはない。
【０００９】
それ故に、エアロゾル発生器具の故障の後に続くプロセスは、ユーザーにとって厄介かつ困難である場合がある。例えば、ユーザーにとって、自分のエアロゾル発生器具を専門店または修理業者に持ち込む、または送ることは、特にユーザーが自分で遂行または実行することができる修復である場合に、不便で時間がかかり、煩雑かつ厄介である場合がある。加えて、診断およびその後の修復、または修正は、故障しているエアロゾル発生器具を修理業者に預ける場合、または故障しているエアロゾル発生器具を修理業者に送る場合、時宜にかなっていない場合がある。さらに、例えば保証情報は、ユーザーによって容易に入手可能ではない、または簡単に識別できない場合がある。
【００１０】
なおさらに、例えばユーザーは、自分のエアロゾル発生器具の診断を遂行するために必要な特化した機器も知識も有しない場合がある。最後に、エアロゾル発生器具は、自己診断データまたは保証情報を提供するために、数多くの表示装置または大きい表示装置を含まない場合がある。加えて、限られた量の入力装置は、ユーザーが、使用可能である場合がある任意の自己診断を遂行する、または実行するのを困難にする場合がある。また、例えばより大きい表示は、過大な電力を消費する場合もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
（【００１１】以降は省略されています）

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