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公開番号2024057105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024037000,2023001599
出願日2024-03-11,2018-08-08
発明の名称エアロゾル発生システム用のカートリッジ
出願人フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A24F 40/42 20200101AFI20240416BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】エアロゾル発生システム用のカートリッジを提供する。
【解決手段】カートリッジ(100)が、口側端の開口部(110)および空気吸込み口(150)を有するハウジング(105)と、ハウジング内にあり、かつ液体エアロゾル形成基体(131)を収容するように構成される貯蔵区画(135)と、空気吸込み口から口側端の開口部へと延びる気流通路(140)と、ハウジング内にあり、かつ第一の表面と第一の表面の反対側の第二の表面とを有し、第二の表面が貯蔵区画と流体連通している流体透過性エアロゾル発生要素(121)と、シール部分(320)およびシール部分と接続しているタブ部分(330)を有し、シール部分が流体透過性エアロゾル発生要素の第一の表面の外側の気流通路内に位置付けられ、かつタブ部分がハウジングから空気吸込み口を通して外向きに延びる取り外し可能なシール(310)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル発生システム用のカートリッジであって、
口側端の開口部および空気吸込み口を有するハウジングと、
前記ハウジング内にあり、かつ液体エアロゾル形成基体を収容するように構成された貯蔵区画と、
前記空気吸込み口から前記口側端の開口部へと延びる気流通路と、
前記ハウジング内にあり、かつ第一の表面と前記第一の表面の反対側の第二の表面とを有し、前記第二の表面が前記貯蔵区画と流体連通している、流体透過性エアロゾル発生要素と、
シール部分と前記シール部分と接続しているタブ部分とを有する取り外し可能なシールであって、前記シール部分が前記流体透過性エアロゾル発生要素の前記第一の表面の外側の気流通路内に位置付けられ、かつ前記タブ部分が前記ハウジングから前記空気吸込み口を通して外向きに延びる、取り外し可能なシールと、を備えるカートリッジ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記タブ部分に引っ張り力を加えることによる、前記第一の表面の外側からの前記シール部分の除去により、前記気流通路と前記第一の表面が流体連通することになる、請求項1に記載のカートリッジ。
【請求項3】
前記取り外し可能なシールが、前記引っ張り力が前記タブ部分に加えられるまで、前記取り外し可能なシールを前記気流通路の外側に保持するための保持手段を備える、請求項2に記載のカートリッジ。
【請求項4】
前記取り外し可能なシールが前記気流通路から前記空気吸込み口を通して取り外し可能である、請求項1~3のいずれか一項に記載のカートリッジ。
【請求項5】
前記タブ部分が可撓性であり、かつ前記空気吸込み口において曲がるように構成され、そのため前記ハウジングの外部プロファイルと適合する、請求項1~4のいずれか一項に記載のカートリッジ。
【請求項6】
前記シール部分が、前記流体透過性エアロゾル発生要素と前記気流通路との間に気密シールを提供するように配設される、請求項1~5のいずれか一項に記載のカートリッジ。
【請求項7】
前記貯蔵区画が、コネクターによって相互に接続された第一の区画および第二の区画を備え、これにより前記第一の区画内の液体は前記コネクターの液体通路を通して前記第二の区画へと通ることができ、かつ前記流体透過性エアロゾル発生要素の前記第一の表面が前記第一の区画に面し、前記第二の表面が前記第二の区画に面し、また前記第二の表面が前記第二の区画と流体連通して、これにより前記第一の区画内の液体エアロゾル形成基体が、前記第二の区画を通してのみ前記流体透過性エアロゾル発生要素に到達することができる、請求項1~6のいずれか一項に記載のカートリッジ。
【請求項8】
前記コネクターおよび前記流体透過性エアロゾル発生要素の前記第一の表面が、前記気流通路の少なくとも一部を画定する、請求項7に記載のカートリッジ。
【請求項9】
前記気流通路が、前記空気吸込み口から前記口側端の開口部まで延び、かつ前記第一の区画と前記第二の区画との間に延びる、請求項7または請求項8に記載のカートリッジ。
【請求項10】
前記第一の区画が、前記流体透過性エアロゾル発生要素と前記口側端の開口部との間に位置付けられる、請求項7~9のいずれか一項に記載のカートリッジ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体エアロゾル形成基体を加熱してエアロゾルを発生するように構成されたエアロゾル発生システム用のカートリッジに関する。特に本発明は、電子的に動作する喫煙システムなどの、手持ち式エアロゾル発生システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
数多くの手持ち式エアロゾル発生システムでは、電気ヒーターは、液体エアロゾル形成基体を気化してエアロゾルを発生させるために使用される。液体基体は通常、ユーザーがこれを通して発生したエアロゾルを吸い込む口側端と、口側端の反対側の接続端とを有する交換可能なカートリッジ内に含有される。一実施例では、電気ヒーターは、制御回路および電源を収容する制御ユニットへと接続するための接続端に提供される流体透過性メッシュである。液体は、ヒーター要素とカートリッジの口側端との間の貯蔵区画内に保持される。こうした交換可能なカートリッジは、電源などのシステムの他の部品を破棄することなく、ユーザーが消費された液体基体を交換することを可能にし、またヒーターの電源への単純な接続を可能にする。しかしながら、使用時に、ヒーターおよび貯蔵区画の向きのせいで、液体基体は重力の影響下でヒーター要素を通して漏れる場合がある。
【0003】
漏れを減少させるために、液体バルクを貯蔵するための上方部分、および毛細管材料を収容するより小さい下方部分へと分割された貯蔵区画を備えるカートリッジが開発されてきた。上方部分および下方部分は、液体が上方部分から下方部分へと通り、ヒーター要素が二つの部分の間に位置し、かつ毛細管材料と接触することを可能にするように接続される。これは、上向きの毛細管運動によってヒーター要素へと引き出される前に、重力の補助を用いて、上方部分から毛細管材料へと液体基体を下向きに送達することを可能にする。このカートリッジ設計は、毛細管材料が液体基体で飽和されることを確実にし、それでもなお使用中の漏れの問題を軽減する。
【0004】
しかしながら、その複雑な設計に起因して、このような先行技術のカートリッジは、射出成形などの従来の技法による経済的な大量生産が困難である。加えて、搬送中および貯蔵中にカートリッジからの液体の漏れをさらに防止することが望ましいことになる。
【発明の概要】
【0005】
本発明の第一の態様では、エアロゾル発生システム用のカートリッジが提供され、このカートリッジは、口側端の開口部および空気吸込み口を有するハウジングと、ハウジング内にあり、かつ液体エアロゾル形成基体を収容するように構成される貯蔵区画と、空気吸込み口から口側端の開口部へと延びる気流通路と、ハウジング内にあり、かつ第一の表面と第一の表面の反対側の第二の表面とを有し、第二の表面が貯蔵区画と流体連通している流体透過性エアロゾル発生要素と、シール部分およびシール部分と接続しているタブ部分を有し、シール部分がエアロゾル発生要素の第一の表面の外側の気流通路内に位置付けられ、かつタブ部分がハウジングから空気吸込み口を通して外向きに延びる取り外し可能なシールと、を備える。
【0006】
エアロゾル発生要素はヒーター要素であってもよい。エアロゾル発生要素はメッシュヒーターであってもよい。メッシュヒーターは、貯蔵区画内に貯蔵された液体エアロゾル形成基体をその第二の表面からその第一の表面へとメッシュヒーター内の隙間を通過させることを可能にしうる。別の方法として、エアロゾル発生要素は振動要素であってもよい。
【0007】
取り外し可能なシールは、カートリッジの搬送中および貯蔵中に、気流通路内でエアロゾル発生要素の第一の表面の外側に位置付けられる。本明細書では、貯蔵は、長期貯蔵(例えば、倉庫および販売場所での貯蔵)、および最初の使用前の貯蔵を指す可能性がある。シール部分は、エアロゾル発生要素と気流通路との間の流体連通を遮断するように機能する。これは、第一の表面を直接密封すること、または前記第一の表面(例えば、ハウジングの内壁など)に隣接したハウジングのセクションを封鎖することによって達成されうる。第一の表面と気流通路との間の流体連通を封鎖することにより、搬送中および貯蔵中、液体エアロゾル形成基体の漏れおよび蒸発を除去、または少なくとも低減することができる。
【0008】
タブ部分は、ユーザーによってアクセス可能な取り外し可能なシールの一部を形成する。すなわち、取り外し可能なシールのシール部分が気流通路内の第一の表面の外側に位置付けられる時、タブ部分はハウジングの外部表面を越えて延びる。
【0009】
空気吸込み口を通してシール部分を引き抜くことで、より短い取り外し可能なシールを使用することが可能になる。
【0010】
随意に、気流通路内に位置付けられる時、シール部分は気流通路内に気密シールを形成する。例えば、シール部分は、気流通路の気流を防止するために、気流通路を横切って延びて気密閉鎖を形成してもよい。これは、気流通路内にダストおよび汚れがたまるのを防止する。随意に、シール部分は口側端の開口部から空気吸込み口へと延びる。随意に、シール部分は、気流通路の寸法と一致するように構成され、そのため気流通路を完全に閉鎖する。
(【0011】以降は省略されています)

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