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公開番号2024038445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2024006545,2020571850
出願日2024-01-19,2018-07-19
発明の名称磁気コネクター
出願人フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A24F 40/40 20200101AFI20240312BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】エアロゾル発生装置と充電ユニットの間の電気的接続を改善するための手段を提供する。
【解決手段】エアロゾル発生装置と、再充電可能電源を再充電するためにエアロゾル発生装置に電力を供給する充電ユニットと、電気コネクターとを備えるエアロゾル発生システムであって、電気コネクターは第一のコネクター部分240’と、第二のコネクター部分250’を含み、第一のコネクター部分は第一の磁性素子210’を、第二のコネクター部分は第二の磁性素子220’を含む。第一および第二のコネクター部分は、第一の接続位置に位置付け可能で、第二のコネクター部分の弾性接点は拡張位置にあり、第一のコネクター部分は弾性接点と接触して配置され、第一の磁性素子および第二の磁性素子は相互に磁気的に引き寄せられ、第一の磁性素子と第二の磁性素子との間の磁気引力の力は、弾性接点を拡張位置から陥凹位置まで移動させるのに必要な力よりも大きい。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル発生システムであって、
エアロゾル形成基体を受け、前記エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生させるためのエアロゾル発生装置であって、再充電可能電源を含む、エアロゾル発生装置と、
前記再充電可能電源を再充電するために、前記エアロゾル発生装置に電力を供給するために前記エアロゾル発生装置に電気的に接続可能な充電ユニットと、
電気コネクターであって、
複数の電気接点、および
第一の磁性素子を含む、第一のコネクター部分、および、
前記第一のコネクター部分に取り外し可能に電気的に接続可能な第二のコネクター部分であって、
複数の電気接点であって、前記複数の電気接点のうちの少なくとも一つが、拡張位置と陥凹位置との間で動作可能であり、かつ前記拡張位置に戻るように付勢される弾性接点である、複数の電気接点、および、
第二の磁性素子を含む、第二のコネクター部分を含む、電気コネクターと、を備え、
前記エアロゾル発生装置が前記第一のコネクター部分および前記第二のコネクター部分のうちの一方を含み、前記充電ユニットが前記第一のコネクター部分および前記第二のコネクター部分のうちの他方を含み、
前記第一のコネクター部分および前記第二のコネクター部分が、第一の接続位置に位置付け可能であり、
前記第二のコネクター部分の前記少なくとも一つの弾性接点が、前記拡張位置にあり、
前記第一のコネクター部分が、前記少なくとも一つの弾性接点と接触して配置され、
前記第一の磁性素子および前記第二の磁性素子が相互に磁気的に引き寄せられ、
前記第一の磁性素子と前記第二の磁性素子との間の磁気引力の力が、前記少なくとも一つの弾性接点を前記拡張位置から前記陥凹位置まで移動させるのに必要な力よりも大きい、エアロゾル発生システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一の磁性素子と前記第二の磁性素子との間の前記磁気引力の力が、前記第一のコネクター部分および前記第二のコネクター部分が前記第一の接続位置にある時に、少なくとも0.15ニュートンである、請求項1に記載のエアロゾル発生システム。
【請求項3】
前記第一の磁性素子と前記第二の磁性素子との間の前記磁気引力の力が、前記第一のコネクター部分および前記第二のコネクター部分が前記第一の位置にある時に、約0.2ニュートン~約10ニュートンである、請求項1に記載のエアロゾル発生システム。
【請求項4】
前記拡張位置と前記陥凹位置との間の、前記少なくとも一つの弾性接点の移動の長さが、約0.3mm~約0.7mmである、請求項1~3のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
【請求項5】
前記第一のコネクター部分および前記第二のコネクター部分が、第二の接続位置にさらに位置付け可能であり、
前記第一のコネクター部分の前記複数の電気接点のうちの少なくとも一つが、前記第二のコネクター部分の前記複数の電気接点のうちの少なくとも一つに電気的に接続可能であり、
前記第一の磁性素子および前記第二の磁性素子が、相互に磁気的に引き寄せられ、
前記第二のコネクターの前記少なくとも一つの弾性接点が、前記陥凹位置にある、請求項1~4のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
【請求項6】
前記第一のコネクター部分および前記第二のコネクター部分が、前記第二の接続位置に位置付けられた時、
前記陥凹位置にある前記少なくとも一つの弾性接点が、前記第一のコネクター部分に付勢力をかけ、
前記第一の磁性素子と前記第二の磁性素子との間の前記磁気引力の力が、前記少なくとも一つの弾性接点によって前記第一のコネクター部分に加えられる付勢力よりも大きい、請求項5に記載のエアロゾル発生システム。
【請求項7】
前記磁性素子と前記第二の磁性素子との間の前記磁気引力の力が、前記第一のコネクター部分および前記第二のコネクターが前記第二の接続位置にある時に、少なくとも1ニュートンである、請求項5または6に記載のエアロゾル発生システム。
【請求項8】
前記第一の磁性素子と前記第二の磁性素子との間の前記磁気引力の力が、前記第一のコネクター部分および前記第二のコネクター部分が前記第二の接続位置にある時に、約1.5ニュートン~約4ニュートンである、請求項5~7のいずれか一項に記載のエアロゾル発生システム。
【請求項9】
前記第一のコネクター部分の前記複数の電気接点のうちの少なくとも一つが、前記第一の磁性素子から形成される、請求項1~8のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
【請求項10】
前記第一の磁性素子が永久磁石を含む、請求項1~9のいずれかに記載のエアロゾル発生システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は電気的に作動するエアロゾル発生システムに関連する。詳細には、本発明は、エアロゾル発生装置と充電ユニットとを備える電気的に作動するエアロゾル発生システムに関連する。本発明はまた、電気的に作動するエアロゾル発生システム用の電気コネクターに関連する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
電気的に作動するエアロゾル発生システムは一般に、エアロゾル形成基体およびアトマイザーを備え、アトマイザーは、エアロゾル形成基体を霧状にしてユーザーによる吸入のためのエアロゾルを形成するように動作する。通常、電気的に作動するエアロゾル発生システムはまた、電力をアトマイザーに供給するための電力供給源を含むエアロゾル発生装置も備える。アトマイザーは電気ヒーターとしうる。
【0003】
一部のシステムでは、エアロゾル発生装置は、捲縮したたばこシートの集合体などの固体エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品を受けるように構成される。これらのシステムにおいて、装置は典型的にアトマイザーを備え、アトマイザーは、物品が装置の中に受容されている時にエアロゾル形成基体を加熱するように配設されている。物品はまた、従来の紙巻たばこと類似したロッドの形態のエアロゾル形成基体と一緒に包まれているフィルターを備えうる。その他のシステムにおいて、装置は、アトマイザーおよび液体エアロゾル形成基体を備えるカートリッジを受容するように構成されている。こうしたカートリッジは、カトマイザーとも称される。カトマイザーで使用される共通のタイプのアトマイザーは、液体エアロゾル形成基体に浸された細長い芯の周りに巻かれたヒーターワイヤーコイルを含む。
【0004】
一部の電気的に作動するエアロゾル発生システムは、電気的に作動するエアロゾル発生装置の電力供給源を再充電するための充電ユニットを含む。充電ユニットは、ハウジングと、ハウジング内に収容された再充電可能な電力供給源と、電気的に作動するエアロゾル発生装置を受けるためのくぼみとを備えうる。通常、充電ユニットは携帯型であり、装置の動作時間を延ばすためにユーザーによって装置と共に持ち運ばれうる。
【0005】
ユーザーがエアロゾル発生装置と充電ユニットを電気的に接続できる速度および容易さを改善することが望ましい。また、装置および充電ユニットの任意の配向における、そしてユーザーの通常の移動によって生じる振動中のエアロゾル発生装置と充電ユニットとの間の電気的接続を可能にする、電気的に作動するエアロゾル発生システム用の電気コネクターを提供することが望ましい。さらに、エアロゾル発生装置と充電ユニットの間の電気的接続を改善するための手段を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0006】
本発明の第一の態様によれば、エアロゾル形成基体を受け、エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生させるためのエアロゾル発生装置であって、再充電可能電源を含む、エアロゾル発生装置と、再充電可能電源を再充電するために、エアロゾル発生装置に電力を供給するためにエアロゾル発生装置に電気的に接続可能な充電ユニットと、電気コネクターとを備えるエアロゾル発生システムが提供されている。電気コネクターは、第一のコネクター部分と、第一のコネクター部分に取り外し可能に電気的に接続可能な第二のコネクター部分とを含む。第一のコネクター部分は、複数の電気接点と第一の磁性素子とを含む。第二のコネクター部分は、複数の電気接点であって、複数の電気接点のうちの少なくとも一つは、拡張位置と陥凹位置との間で動作可能であり、かつ拡張位置に戻るように付勢される弾性接点である、複数の電気接点と、第二の磁性素子とを含む。エアロゾル発生装置が第一のコネクター部分および第二のコネクター部分のうちの一方を含み、充電ユニットが第一のコネクター部分および第二のコネクター部分のうちの他方を含む。第一のコネクター部分および第二のコネクター部分は、第一の接続位置に位置付け可能であり、ここで、第二のコネクター部分の少なくとも一つの弾性接点は拡張位置にあり、第一のコネクター部分は少なくとも一つの弾性接点と接触して配置され、第一の磁性素子および第二の磁性素子は相互に磁気的に引き寄せられ、第一の磁性素子と第二の磁性素子との間の磁気引力の力は、少なくとも一つの弾性接点を拡張位置から陥凹位置まで移動させるのに必要な力よりも大きい。
【0007】
第二のコネクター部分の少なくとも一つの弾性接点は、第一のコネクター部分および第二のコネクター部分が、拡張位置と陥凹位置との間の、少なくとも一つの弾性接点の移動の長さに沿った位置の範囲に電気的接続を維持することを可能にする。拡張位置と陥凹位置との間の、少なくとも一つの弾性接点の移動の長さは、任意の適切な距離でありうる。拡張位置と陥凹位置との間の、少なくとも一つの弾性接点の移動の長さは、少なくとも0.1ミリメートル、少なくとも0.2ミリメートル、または少なくとも0.3ミリメートルであってもよい。拡張位置と陥凹位置との間の少なくとも一つの弾性接点の移動の長さは、約0.1ミリメートル~約1.5ミリメートル、約0.2ミリメートル~約1ミリメートル、または約0.3mm~約0.7mmであってもよい。
【0008】
第二のコネクター部分の少なくとも一つの弾性接点は、拡張位置に戻るように付勢される。少なくとも一つの弾性接点が、第一のコネクター部分によって拡張位置から陥凹位置に向かって押し下げられると、少なくとも一つの弾性接点が第一の部分に拡張位置の方向に付勢力をかける。第一の磁性素子および第二の磁性素子は、少なくとも一つの弾性接点の付勢力と反対方向に作用する磁気引力の力を第一のコネクター部分と第二のコネクター部分との間に提供するように配置される。第一の接続部分および第二の接続部分が第一の接続位置にある時、第一の磁性素子と第二の磁性素子との間の磁気引力の力は、少なくとも一つの弾性接点を拡張位置から陥凹位置まで移動させるのに必要な力よりも大きい。有利なことに、こうした磁気引力の力は、第一のコネクター部分および第二のコネクター部分が第一の接続位置にある時の少なくとも一つの弾性接点の付勢力を克服し、第一のコネクター部分および第二のコネクター部分を一緒に引き寄せることができる。言い換えれば、第一のコネクター部分および第二のコネクター部分が第一の接続位置にある時、第一のコネクター部分および第二のコネクター部分は、磁気引力の力によって相互に向かって引き寄せられる傾向があり、第二のコネクター部分の少なくとも一つの弾性接点は、第一のコネクター部分によって拡張位置から陥凹位置まで押し下げられる。
【0009】
有利なことに、ユーザーがエアロゾル発生装置と充電ユニットを電気的に係合するよう移動させる時の、第一の磁性素子と第二の磁性素子との間の磁気引力の力は、第一のコネクター部分および第二のコネクター部分が第一の接続位置で係合すると、少なくとも一つの弾性接点が拡張位置から陥凹位置に向かって押し下げられるため、ユーザーが少なくとも一つの弾性接点の付勢力からの抵抗を経験しないようなものである。言い換えれば、第一の接続位置における第一の磁性素子と第二の磁性素子との間の磁気引力の力は、ユーザーがエアロゾル発生装置を充電ユニットと電気的に係合させることからの少なくとも一つの弾性接点の付勢力を隠すまたはマスクするのに十分に大きい。
【0010】
第一のコネクター部分および第二のコネクター部分が第一の接続位置にある時、第一の磁性素子と第二の磁性素子との間の磁気引力の力は、任意の適切な大きさでありうる。第一のコネクター部分および第二のコネクター部分が第一の接続位置にある時、第一の磁性素子と第二の磁性素子との間の磁気引力の力は、少なくとも0.1ニュートン、少なくとも0.15ニュートンまたは少なくとも0.2ニュートン、少なくとも0.5ニュートン、少なくとも1ニュートンまたは少なくとも1.5ニュートンでありうる。第一のコネクター部分および第二のコネクター部分が第一の接続位置にある時、第一の磁性素子と第二の磁性素子との間の磁気引力の力は、少なくとも0.15ニュートンでありうる。第一のコネクター部分および第二のコネクター部分が第一の接続位置にある時、第一の磁性素子と第二の磁性素子との間の磁気引力の力は、約0.1ニュートン~約10ニュートン、約0.5ニュートン~約5ニュートン、または約1.5ニュートン~約4.0ニュートンでありうる。
(【0011】以降は省略されています)

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