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公開番号2024030986
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134257
出願日2022-08-25
発明の名称喫煙器具
出願人Future Technology株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類A24F 40/46 20200101AFI20240229BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】喫煙の嗜好の多様化に対応できる喫煙器具を提供する。
【解決手段】エアロゾル形成基材(91)を加熱する加熱体(40)を備えた喫煙器具(1)であって、エアロゾル形成基材をそれぞれ1本ずつ収納可能な第1収納部(21)および第2収納部(22)を有し、加熱体は、第1収納部に設けられた第1加熱体(41)と、第2収納部に設けられた第2加熱体(42)と、を有し、第1加熱体と第2加熱体は、互いに加熱方式が異なっている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル形成基材を加熱する加熱体を備えた喫煙器具であって、
前記エアロゾル形成基材をそれぞれ1本ずつ収納可能な第1収納部および第2収納部を有し、
前記加熱体は、前記第1収納部に設けられた第1加熱体と、前記第2収納部に設けられた第2加熱体と、を有し、
前記第1加熱体と第2加熱体は、互いに加熱方式が異なっていることを特徴とする喫煙器具。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の喫煙器具において、
前記第1収納部と前記第2収納部とは、所定方向に所定間隔を空けて設けられ、
前記第1収納部は、前記エアロゾル形成基材を挿入可能な第1挿入口を有し、
前記第2収納部は、前記エアロゾル形成基材を挿入可能な第2挿入口を有し、
前記第1挿入口と前記第2挿入口は、前記喫煙器具の一端部に位置しており、
前記第1挿入口と前記第2挿入口とを選択的に閉鎖可能な閉鎖部材をさらに備えたことを特徴とする喫煙器具。
【請求項3】
請求項2に記載の喫煙器具において、
前記第1加熱体および前記第2加熱体の通電を制御する制御部をさらに備え、
前記閉鎖部材が前記第1挿入口を閉鎖する位置にある場合には、前記制御部は、前記第2加熱体が通電するように制御する一方、前記第1加熱体が通電しないように制御し、
前記閉鎖部材が前記第2挿入口を閉鎖する位置にある場合には、前記制御部は、前記第1加熱体が通電するように制御する一方、前記第2加熱体が通電しないように制御することを特徴とする喫煙器具。
【請求項4】
請求項3に記載の喫煙器具において、
前記第1収納部と前記第2収納部との間での熱の伝達を遮る遮熱部材をさらに備え、
前記制御部は、前記遮熱部材の温度に基づいて、前記第1加熱体および前記第2加熱体の通電を制御することを特徴とする喫煙器具。
【請求項5】
請求項4に記載の喫煙器具において、
前記喫煙器具の外周は、金属製の材料で構成されており、前記遮熱部材と接続されていることを特徴とする喫煙器具。
【請求項6】
請求項1に記載の喫煙器具において、
前記第1収納部と前記第2収納部とは、上下方向に所定間隔を空けて設けられ、
前記第1収納部は、前記エアロゾル形成基材を挿入可能な第1挿入口を有し、
前記第2収納部は、前記エアロゾル形成基材を挿入可能な第2挿入口を有し、
前記第1挿入口は前記喫煙器具の一端部に位置する一方、前記第2挿入口は前記喫煙器具の他端部に位置し、
前記第1挿入口を閉鎖可能な第1閉鎖部材と、
前記第2挿入口を閉鎖可能な第2閉鎖部材と、
前記第1閉鎖部材と前記第2閉鎖部材とを連動させる連動部材と、をさらに備え、
前記連動部材は、前記第1挿入口と前記第2挿入口とを選択的に閉鎖可能に構成されていることを特徴とする喫煙器具。
【請求項7】
請求項6に記載の喫煙器具において、
前記第1加熱体および前記第2加熱体の通電を制御する制御部をさらに備え、
前記第1収納部が前記第2収納部よりも上方に位置する場合には、前記制御部は、前記第1加熱体が通電するように制御する一方、前記第2加熱体が通電しないように制御し、
前記第2収納部が前記第1収納部よりも上方に位置する場合には、前記制御部は、前記第2加熱体が通電するように制御する一方、前記第1加熱体が通電しないように制御することを特徴とする喫煙器具。
【請求項8】
請求項5または7に記載の喫煙器具において、
前記第1加熱体は、円筒状に形成され、前記エアロゾル形成基材の外周部を加熱し、
前記第2加熱体は、先端が尖った棒状に形成され、前記エアロゾル形成基材の中心部を加熱することを特徴とする喫煙器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、喫煙器具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むタバコカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引する方式のタバコ製品が広く知られている。また、嗜好の多様化から、タバコ成分を含まない植物の芳香や味わいを、タバコ同様に火炎を用いずに楽しむためのカートリッジ製品も知られ始めている。
【0003】
このようなカートリッジ製品は、加熱式の喫煙器具に挿入されて使用される。この種の喫煙器具には、カートリッジ製品に充填されたエアロゾル形成基材を加熱する例えばブレード形状の加熱体が設けられている(例えば、特許文献1参照)。喫煙器具の挿入口からカートリッジ製品が挿入されると、加熱体がカートリッジ製品のエアロゾル形成基材に挿入された状態となる。この状態でユーザが喫煙器具のスイッチを入れると、加熱体が発熱してエアロゾル形成基材が加熱されることでエアロゾルが生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2018-504130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
昨今、様々な喫煙器具が登場しており、喫煙の嗜好が多様化している。特許文献1に記載の喫煙器具では、ブレード形状の加熱体でエアロゾル形成基材を加熱することしかできないため、喫煙の嗜好の多様化に対応できない。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、その目的は、喫煙の嗜好の多様化に対応できる喫煙器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、エアロゾル形成基材を加熱する加熱体を備えた喫煙器具であって、前記エアロゾル形成基材をそれぞれ1本ずつ収納可能な第1収納部および第2収納部を有し、前記加熱体は、前記第1収納部に設けられた第1加熱体と、前記第2収納部に設けられた第2加熱体と、を有し、前記第1加熱体と第2加熱体は、互いに加熱方式が異なっていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、喫煙の嗜好の多様化に対応できる。なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)は第1実施形態に係る喫煙器具の正面図、(b)は喫煙器具の内部構造を説明する断面図、(c)は喫煙器具の上面図である。
喫煙器具が備えている蓋部材の斜視図である。
(a)は蓋部材のスライドを説明するための喫煙器具の上面図、(b)は(a)のIIIb-IIIb断面図、(c)は(a)のIIIc-IIIc断面図である。
喫煙器具の電気的構成を示すブロック図である。
(a),(b)は喫煙器具の使用方法を説明するための断面図である。
(a)は第2実施形態に係る喫煙器具の正面図、(b)は喫煙器具の内部構造を説明する断面図、(c)は喫煙器具の上面図、(d)は喫煙器具の下面図である。
喫煙器具が備えている第1蓋部材の斜視図である。
(a)~(c)は第1蓋部材と第2蓋部材を連動させる連動部材を説明するための平面図である。
喫煙器具の電気的構成を示すブロック図である。
(a),(b)は喫煙器具の使用方法を説明するための断面図である。
(a)~(c)は変形例1-1に係る喫煙器具の上面図である。
(a)~(c)は変形例1-2に係る喫煙器具の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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