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公開番号2024033217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022136678
出願日2022-08-30
発明の名称誘導加熱部材
出願人Future Technology株式会社
代理人
主分類A24F 40/465 20200101AFI20240306BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】エアロゾル吸引カートリッジ14のコストを削減し、資源及び環境保護にも有効であり、衛生面においても安全である、誘導加熱部材1を提供する。
【解決手段】誘導加熱装置で使用される誘導加熱部材1であって、エアロゾルを発生する充填物よりなる、略円柱形状のエアロゾル吸引カートリッジ14と着脱自在に形成されており、使用者がエアロゾルを吸引するためのマウスピース部材12と、交番磁界に反応して発熱をするサセプタ11と、マウスピース部材12とサセプタ11を接続するための接手部13と、を備える、ことを特徴とする、誘導部材1である。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
誘導加熱装置で使用される誘導加熱部材であって、
前記誘導加熱部材は、エアロゾルを発生する充填物よりなる、略円柱形状のエアロゾル吸引カートリッジと着脱自在に形成されている、
ことを特徴とする、誘導加熱部材。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記誘導加熱部材は、使用者がエアロゾルを吸引するためのマウスピース部材と、交番磁界に反応して発熱をするサセプタと、前記マウスピース部材と前記サセプタを接続するための接手部と、を備える、
ことを特徴とする、請求項1に記載の誘導加熱部材。
【請求項3】
前記エアロゾル吸引カートリッジは、その一端に連結され、使用者のエアロゾル吸引に供されるマウスピース部材を備え、
前記誘導加熱部材は、シール部材と、交番磁界に反応して発熱をするサセプタと、を備え、
前記シール部材は、前記エアロゾル吸引カートリッジの反マウスピース部材側の一端に対して取り付け可能な大きさと形状に形成されている、
ことを特徴とする、請求項1に記載の誘導加熱部材。
【請求項4】
前記誘導加熱部材は、誘導加熱装置の前記サセプタを加熱するための誘導加熱装置に設置されている、
ことを特徴とする、請求項3に記載の誘導加熱部材。
【請求項5】
前記サセプタは、その表面に保護膜が形成されている、
ことを特徴とする、請求項2または3のいずれか一項に記載の誘導加熱部材。
【請求項6】
前記サセプタを内包可能な収納部を有する、
ことを特徴とする、請求項2または3のいずれか一項に記載の誘導加熱部材の収納容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル吸引用カートリッジ用に装着して使用される誘導加熱部材に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むタバコカートリッジを加熱して、気化したタバコ成分を吸引する方式のタバコ製品が広く知られている。また、嗜好の多様化や健康志向から、タバコ成分を含まない植物の芳香や味わいを、タバコ同様に火炎を用いずに楽しむためのカートリッジ製品を使用したエアロゾル吸引用カートリッジも知られ始めている。
【0003】
このようなエアロゾル吸引用カートリッジは、充填物が集積されたエアロゾル形成基材を加熱することで、エアロゾルを発生させる。エアロゾル形成基材の加熱方法として、(1)加熱装置内部に設置された加熱ブレードに、エアロゾル吸引用カートリッジを挿入して、加熱ブレードを電気的に加熱することで充填物を加熱する方式(加熱式)と(例えば特許文献1参照)、(2)エアロゾル形成基材の内部に予め強磁性体を主成分とした部品である誘導加熱部材を設け、誘導加熱装置で発生させた交番磁界により、誘導加熱部材の内部にヒステリシス損及びジュール熱を発生させて加熱(誘導加熱)することで、充填物を加熱する方式(誘導加熱式)が知られている(例えば特許文献2参照)。
【0004】
ここで、誘導加熱部材には、ニッケルのような希少金属が使用されているが、現状では誘導加熱部材はエアロゾル吸引用カートリッジとともに使い捨てであり、エアロゾル吸引用カートリッジのコスト増を招くとともに、環境保護・資源保護の点からも問題であった。
【0005】
また、加熱式用のエアロゾル吸引用カートリッジは、誘導加熱式の加熱装置では使用することができないため、使用者はその嗜好に合わせたエアロゾル吸引用カートリッジを必ずしも選択できるとは限らないといった問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2015-519915号公報
特開2021-175399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記事情に鑑み、エアロゾル吸引カートリッジのコストを削減し、資源及び環境保護にも有効であり、衛生面においても安全である、誘導加熱部材を提供することを目的とする。
【0008】
また、誘導加熱方式でないエアロゾル吸引カートリッジを、誘導加熱装置で加熱して使用することができるための誘導加熱部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、誘導加熱装置で使用される誘導加熱部材であって、前記誘導加熱部材は、エアロゾルを発生する充填物よりなる、略円柱形状のエアロゾル吸引カートリッジと着脱自在に形成されている、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の誘導加熱部材であって、前記誘導加熱部材は、使用者がエアロゾルを吸引するためのマウスピース部材と、交番磁界に反応して発熱をするサセプタと、前記マウスピース部材と前記サセプタを接続するための接手部と、を備える、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の誘導加熱部材であって、前記エアロゾル吸引カートリッジは、その一端に連結され、使用者のエアロゾル吸引に供されるマウスピース部材を備え、前記誘導加熱部材は、シール部材と、交番磁界に反応して発熱をするサセプタと、を備え、前記シール部材は、前記エアロゾル吸引カートリッジの反マウスピース部材側の一端に対して取り付け可能な大きさと形状に形成されている、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の誘導加熱部材であって、前記誘導加熱部材は、誘導加熱装置の前記サセプタを加熱するための誘導加熱装置に設置されている、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2または3のいずれか一項に記載の誘導加熱部材であって、前記サセプタは、その表面に保護膜が形成されている、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2または3のいずれか一項に記載の誘導加熱部材の収納容器であって、前記サセプタを内包可能な収納部を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1から3に記載の発明によれば、誘導加熱部材がエアロゾル吸引カートリッジに着脱自在であるので、繰り返し利用が可能である。そのため、エアロゾル吸引カートリッジのコストを削減することが可能であり、また、資源及び環境保護にも有効である。
(【0011】以降は省略されています)

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