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公開番号2024037118
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2022164021
出願日2022-10-12
発明の名称紙タバコフィルタおよびその製造方法および製造装置
出願人テヨンインダストリーコーポレーション,TAEYOUNG INDUSTRY CORPORATION
代理人個人
主分類A24D 3/02 20060101AFI20240311BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】製造精密性が改善される紙タバコフィルタ、その製造方法および製造装置を提供する。
【解決手段】紙トウ211を予め設定された引き出し速度で引き出し移送する供給部10;供給部の一側に配置され、紙トウが通過しながらクリンピングされるクリンピング突起21aが突設された一対のクリンピングローラ21を含むクリンピング部;クリンピングローラの一側に配置され、紙トウが幅方向間隔をおいて複数個の分紙部に分岐されるようにカッティングするカッティング部30;カッティング部の一側に配置され、分紙部の一つの表面に複数個のカプセルホールディング用エンボシング溝が形成されるよう外周に複数個のエンボシング突起が突設されたエンボシングローラ41を含むエンボシング形成部40;エンボシングローラの一側に配置され、エンボシング溝が形成された分紙部の一つの表面に長さ方向間隔をおいてカプセルを投入するカプセル投入部80を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
紙材質の紙トウを予め設定された引き出し速度で引き出しおよび移送する供給部；
前記紙トウの移送方向に対応する前記供給部の一側に配置されるものの、前記紙トウが通過しながらクリンピングされるように円周方向に沿って半経方向の外側に複数個のクリンピング突起が突設された一対のクリンピングローラを含むクリンピング部；
前記クリンピングローラの一側に配置されるものの、前記紙トウが幅方向間隔をおいて複数個の分紙部に分岐されるようにカッティングする複数個のカッティング刃を含むカッティング部；
前記カッティング部の一側に配置されるものの、前記分紙部のうち少なくともいずれか一つの表面に複数個のカプセルホールディング用エンボシング溝が陥没形成されるように外周に複数個のエンボシング突起が突設されたエンボシングローラを含むエンボシング形成部；および、
前記エンボシングローラの一側に配置されるものの、前記エンボシング溝が形成された前記分紙部のうち少なくともいずれか一つの表面に長さ方向間隔をおいて上側から下側に前記カプセルを投入するカプセル投入部を含む
ことを特徴とする紙タバコフィルタの製造装置。
続きを表示（約 1,900 文字）【請求項２】
前記エンボシングローラには外周に円周方向および幅方向に沿って複数個の前記エンボシング突起が突設され、
前記エンボシング形成部は前記エンボシングローラの下側に前記紙トウに対応する間隔をおいて離隔配置され、外面が弾性材質で備えられるエンボシング対向ローラを含む
請求項１に記載の紙タバコフィルタの製造装置。
【請求項３】
前記エンボシング対向ローラの前記エンボシング対向ローラが上下方向に沿って選択的に昇降されるように幅方向の両側に駆動連結された昇降駆動部をさらに含む
請求項２に記載の紙タバコフィルタの製造装置。
【請求項４】
前記エンボシングローラおよび前記カプセル投入部間に配置されるものの、幅方向間隔をおいて互いに離隔するものの前記紙トウの移送方向に沿って延長され、両端が下向き折り曲げ延長された複数個のフォーミングガイドを含む
請求項１に記載の紙タバコフィルタの製造装置。
【請求項５】
前記エンボシングローラおよび前記カプセル投入部間に配置されるものの、前記紙トウの移送方向に垂直な幅方向に沿って延びるものの両端が下向き折り曲げ延びる補助フォーミングガイドを含む
請求項４に記載の紙タバコフィルタの製造装置。
【請求項６】
前記カッティング部および前記エンボシングローラ間に配置されるものの、前記分紙部のうち少なくともいずれか一つが前記エンボシングローラに案内されるように備えられる第１ガイドローラと、
前記第１ガイドローラの下側に離隔配置されるものの、前記分紙部のうち残りが前記エンボシングローラと離隔して供給されるように備えられる第２ガイドローラを含む
請求項４に記載の紙タバコフィルタの製造装置。
【請求項７】
前記エンボシングローラおよび前記フォーミングガイドの間に配置されるものの、前記エンボシングローラから供給された前記分紙部を下側に案内し、前記第２ガイドローラから供給された前記分紙部を上側に案内する第３ガイドローラを含む
請求項６に記載の紙タバコフィルタの製造装置。
【請求項８】
紙材質の紙トウを供給する供給部から前記紙トウが予め設定された引き出し速度で引き出しおよび移送される第１段階；
前記紙トウの移送方向に対応する前記供給部の一側に配置されるものの、円周方向に沿って半経方向の外側に複数個のクリンピング突起が突設された一対のクリンピングローラの間に前記紙トウが通過しながらクリンピングされる第２段階；
前記クリンピングローラの一側に配置されるものの、複数個のカッティング刃を含むカッティング部によって前記紙トウが幅方向間隔をおいてカッティングされて複数個の分紙部に分岐される第３段階；
前記カッティング部の一側に配置されるものの、外周に複数個のエンボシング突起が突設されたエンボシングローラを含むエンボシング形成部によって前記分紙部のうち少なくともいずれか一つの表面に複数個のカプセルホールディング用エンボシング溝が陥没形成される第４段階；および、
前記エンボシングローラの一側に配置されるカプセル投入部によって前記エンボシング溝が形成された前記分紙部の表面に長さ方向間隔をおいて上側から下側に前記カプセルが投入される第５段階を含む
ことを特徴とする紙タバコフィルタの製造方法。
【請求項９】
前記第４段階で、前記エンボシングローラには外周に円周方向および幅方向に沿って複数個の前記エンボシング突起が突設され、
前記エンボシング形成部は前記エンボシングローラの下側に前記紙トウに対応する間隔をおいて離隔配置され、外面が弾性材質で備えられるエンボシング対向ローラを含むものの、
前記分紙部のうち少なくともいずれか一つが前記エンボシングローラおよび前記エンボシング対向ローラ間で通過する
請求項８に記載の紙タバコフィルタの製造方法。
【請求項１０】
紙材質で備えられて長さ方向に沿って延びる紙トウが幅方向に沿って複数個の分紙部に分岐されるものの、前記分紙部のうち下側の中央に配置されたいずれか一つの表面に長さ方向および幅方向に沿って複数個のカプセルホールディング用エンボシング溝が陥没形成され、前記分紙部のうち残りが幅方向の両側に配置されて形成されるロッド部；および、
前記エンボシング溝が陥没形成された前記分紙部のうちいずれか一つの表面に投入されて各前記分紙部によってくるまれるカプセルを含む
ことを特徴とする紙タバコフィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、紙タバコフィルタおよびその製造方法および製造装置に関し、より詳細には、製造精密性が改善される紙タバコフィルタおよびその製造方法および製造装置に関する。
続きを表示（約 2,300 文字）【背景技術】
【０００２】
一般的に、タバコはタバコ葉などの煙草を巻紙でくるみ、巻紙と煙草を焼いて発生するタバコの煙を吸入するもので、煙の有害性分を濾過し煙の風味を改善するために吸入部にフィルタが備えられる。
【０００３】
現在、市販されているフィルタは殆どがセルロースアセテート繊維を基盤として製造され、このようなセルロースアセテート基盤のフィルタは、環境の条件によって最大３年以上の分解期間が要求される。このため、捨てられたフィルタ自体またはフィルタ内に吸着された毒性物質が多くの環境問題を誘発した。
したがって、セルロースアセテート繊維に代わる多様な生分解性繊維が開発されているが、フィルタに製造するとき、煙の有害性分に対する濾過性能と風味を維持することが難しいため商用化に到達できないでいるのが実情である。
【０００４】
特に、とうもろこしデンプンなどの糖質を発酵させた乳酸に基づいて製造されるポリ乳酸（ＰＬＡ、ｐｏｌｙｌａｃｔｉｃａｃｉｄ）繊維は、高い生産性と低い価格、生分解性などで注目されているが、弾性および吸着性が低いため、従来のような延伸工程では十分な濾過性能のフィルタ製造が不可能な問題点があった。すなわち、ポリ乳酸繊維を基盤としてフィルタを製造する場合、高い倍率の延伸工程が要求されるが単糸の破断（ｂｒｅａｋａｇｅ）が多いため生産性が低い問題点があったし、低倍率の延伸されたポリ乳酸繊維の場合にはフィルタ製造時に濾過性能が低く、喫煙時に風味が低下する問題点があった。
【０００５】
また、香味増進用カプセルが備えられたタバコフィルタの場合、前記カプセルをタバコフィルタの表面に投入する過程で、前記カプセルが投入しようとする初期位置から転がり回転によって離脱することによって製品の品質が低下する問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
韓国登録特許第１０－０９６９５９６号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
前記のような問題点を解決するために、本発明は製造精密性が改善される紙タバコフィルタおよびその製造方法および製造装置を提供することを解決課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
前記の課題を解決するために、本発明は紙材質の紙トウを予め設定された引き出し速度で引き出しおよび移送する供給部；前記紙トウの移送方向に対応する前記供給部の一側に配置されるものの、前記紙トウが通過しながらクリンピングされるように円周方向に沿って半経方向の外側に複数個のクリンピング突起が突設された一対のクリンピングローラを含むクリンピング部；前記クリンピングローラの一側に配置されるものの、前記紙トウが幅方向間隔をおいて複数個の分紙部に分岐されるようにカッティングする複数個のカッティング刃を含むカッティング部；前記カッティング部の一側に配置されるものの、前記分紙部のうち少なくともいずれか一つの表面に複数個のカプセルホールディング用エンボシング溝が陥没形成されるように外周に複数個のエンボシング突起が突設されたエンボシングローラを含むエンボシング形成部；および前記エンボシングローラの一側に配置されるものの、前記エンボシング溝が形成された前記分紙部のうち少なくともいずれか一つの表面に長さ方向間隔をおいて上側から下側に前記カプセルを投入するカプセル投入部を含む紙タバコフィルタの製造装置を提供する。
【０００９】
一方、本発明は紙材質の紙トウを供給する供給部から前記紙トウが予め設定された引き出し速度で引き出しおよび移送される第１段階；前記紙トウの移送方向に対応する前記供給部の一側に配置されるものの、円周方向に沿って半経方向の外側に複数個のクリンピング突起が突設された一対のクリンピングローラの間に前記紙トウが通過しながらクリンピングされる第２段階；前記クリンピングローラの一側に配置されるものの、複数個のカッティング刃を含むカッティング部によって前記紙トウが幅方向間隔をおいてカッティングされて複数個の分紙部に分岐される第３段階；前記カッティング部の一側に配置されるものの、外周に複数個のエンボシング突起が突設されたエンボシングローラを含むエンボシング形成部によって前記分紙部のうち少なくともいずれか一つの表面に複数個のカプセルホールディング用エンボシング溝が陥没形成される第４段階；および前記エンボシングローラの一側に配置されるカプセル投入部によって前記エンボシング溝が形成された前記分紙部の表面に長さ方向間隔をおいて上側から下側に前記カプセルが投入される第５段階を含む紙タバコフィルタの製造方法を提供する。
【００１０】
また、本発明は紙材質で備えられて長さ方向に沿って延びる紙トウが幅方向に沿って複数個の分紙部に分岐されるものの、前記分紙部のうち下側の中央に配置されたいずれか一つの表面に長さ方向および幅方向に沿って複数個のカプセルホールディング用エンボシング溝が陥没形成され、前記分紙部のうち残りが幅方向の両側に配置されて形成されるロッド部；および前記エンボシング溝が陥没形成された前記分紙部のうちいずれか一つの表面に投入されて各前記分紙部によってくるまれるカプセルを含む紙タバコフィルタを提供する。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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