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公開番号2024036027
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022140724
出願日2022-09-05
発明の名称組立家屋
出願人川上産業株式会社
代理人個人,個人
主分類E04H 1/12 20060101AFI20240308BHJP(建築物)
要約【課題】簡素な構成で十分な構造強度を確保できる組立家屋を提供する。
【解決手段】天井2は、外縁部に沿って折曲片21A~21C,23A,23B,25A~25Cを有し、折曲片は側壁パネル4A~4Dの上縁部に重畳した状態で左右に複数の連結手段12により固定され、床3は、外縁部に沿って折曲片31A~31C,33A~33Cを有し、折曲片は側壁パネル4A~4Dの下縁部に重畳した状態で左右に複数の連結手段12により固定されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のパネル体が連結されて自立可能な立体構造を成す組立家屋であって、
前記パネル体は中空板材から成る天井、床、連接されて筒状体を成す複数の側壁パネルをそれぞれ構成し、
前記天井は、外縁部に沿って折曲片を有し、該折曲片は前記側壁パネルの上縁部に重畳した状態で左右に複数の連結手段により固定され、
前記床は、外縁部に沿って折曲片を有し、該折曲片は前記側壁パネルの下縁部に重畳した状態で左右に複数の連結手段により固定されていることを特徴とする組立家屋。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記中空板材は、表板と裏板との間に中空状の多数の気泡が均等配置されて成ることを特徴とする請求項1に記載の組立家屋。
【請求項3】
前記側壁パネルは左右に連接される複数のパネル体により構成され、隣接するパネル体の側部同士には上下に亘って重畳された中空板材から成るジョイント用パネルと連結手段により上下方向に複数箇所で固定されていることを特徴とする請求項1に記載の組立家屋。
【請求項4】
前記ジョイント用パネルは、上端が前記天井の折曲片の下端に当接し、下端が前記床パネルの折曲片の上端に当接していることを特徴とする請求項3に記載の組立家屋。
【請求項5】
前記組立家屋の室内を挟んで対向する前記側壁パネルの両面に、それぞれ排気口と給気口とが対向して形成されていることを特徴とする請求項3に記載の組立家屋。
【請求項6】
前記排気口と前記給気口とは、前記天井体の前記折曲片の近傍に複数並設され、前記排気口と前記給気口を挟んで前記ジョイント用パネルが配設されていることを特徴とする請求項5に記載の組立家屋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のパネル体を組み立てて立体構造を成す簡易的な組立家屋に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建物内や屋外等において、簡易な更衣室や緊急用の医療室等の設営を目的として、複数のパネル体を組み立てて立体空間を成す組立家屋がある。このような組立家屋は、特に合成樹脂製などの軽量のパネル体を用いる場合が多く、特別な知識を必要とせずに比較的容易に組み立てを行えるとともに、分解状態での持ち運びが簡単である。
【0003】
例えば特許文献1に開示されている組立家屋は、縦長のパネル体を幅方向に複数連接し、これらパネル体の両側部を縦方向に沿って連結金具により連結して筒状体を成すとともに、筒状体の天井側すなわちパネル体の上端部に亘って上端部金具を取り付けて立体構造を成す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-295907号公報(第2頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような組立家屋の利用用途は多岐にわたり、特許文献1のように人が所定時間以上滞在するもののように、特に高さが必要となるものは、立体構造が崩れるのを防止する必要があり、特許文献1では天井側に上端部金具を備えるとともに、上端部金具に十字の剛体である十字金具が固定されて天井部の強度が確保されている。これら上端部金具と十字金具のような剛体からなるフレーム構造を有することで、筒状に連接したパネル体の水平方向の変形を効果的に防止できる一方で、天井側の重量が増大してしまい、これを支えるために縦方向の柱が必要になる。引用文献1ではパネル体の両側縁が縦方向に延びる連結金具で連結されており、この剛体からなる連結金具が縦方向の柱として機能している。組立家屋は、持ち運びが簡単であることが当初の目的であるところ、引用文献1では上記したようにフレーム構造や柱が必要になることから、組立作業が煩雑化するとともに、その重量から持ち運びが難しいという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、簡素な構成で十分な構造強度を確保できる組立家屋を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の組立家屋は、
複数のパネル体が連結されて自立可能な立体構造を成す組立家屋であって、
前記パネル体は中空板材から成る天井、床、連接されて筒状体を成す複数の側壁パネルをそれぞれ構成し、
前記天井は、外縁部に沿って折曲片を有し、該折曲片は前記側壁パネルの上縁部に重畳した状態で左右に複数の連結手段により固定され、
前記床は、外縁部に沿って折曲片を有し、該折曲片は前記側壁パネルの下縁部に重畳した状態で左右に複数の連結手段により固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、天井の外縁部に沿う折曲片が側壁パネルの上縁部に固定されることで、折曲片が天井の外形に沿うフレームとして機能し強度を高めることができ、同様に床の外縁部に沿う折曲片が側壁パネルの下縁部に固定されることで、折曲片が床の外形に沿うフレームとして機能して強度が高められる。そのため、天井の荷重の増大を防ぎながら、これら天井と床との間に連結された側壁パネルが成す筒状体の変形を効果的に防止でき、立体構造を維持するのに十分な構造強度を確保することできる。加えて、天井の折曲片と床の折曲片を側壁にそれぞれだけの固定する簡素な構造で構造強度を確保した立体構造を成すことができる。
【0008】
前記中空板材は、表板と裏板との間に中空状の多数の気泡が均等配置されて成ることを特徴としている。
この特徴によれば、中空板材は縦方向と横方向のいずれの曲げ変形に対しても強いため、立体構造において脆弱部が偏在することがない。
【0009】
前記側壁パネルは左右に連接される複数のパネル体により構成され、隣接するパネル体の側部同士には上下に亘って重畳された中空板材から成るジョイント用パネルと連結手段により上下方向に複数箇所で固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、中空板材から成る軽量のジョイント用パネルが上下方向に複数本配設されることで、側壁パネルが成す筒状体の構造強度を高めることができる。
【0010】
前記ジョイント用パネルは、上端が前記天井の折曲片の下端に当接し、下端が前記床の折曲片の上端に当接していることを特徴としている。
この特徴によれば、天井側の荷重がジョイント用パネルを介して床側に支持されるため、天井側の荷重が側壁パネルに掛かり難く、側壁パネルが成す筒状体の変形を長期間に亘って効果的に抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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