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公開番号2024029411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-06
出願番号2022131645
出願日2022-08-22
発明の名称オープンシールド機を用いた地下構造物の施工法
出願人個人,個人
代理人個人,個人
主分類E21D 9/06 20060101AFI20240228BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】低空頭部への構造物の築造が可能であり、場所打コンクリートにてコンクリート函体を製作するので構造物の形状が自由であり、また、コンクリート函体を工場製作するのではないのでコンクリート函体の搬入作業がなく、クレーン等の重機も不要であるオープンシールド機を用いた地下構造物の施工法を提供する。
【解決手段】自走式のオープンシールド機1を使用して、第1工程としてこのオープンシールド機を使用して地山を掘削、掘進させ、第2工程としてオープンシールド機1のテール部1f内に土留H鋼17、横矢板20を立込み込んで土留支保工16を組立て、以後、前記第1工程と第2工程の作業を繰り返し、掘進終了後、土留支保工16内の空間部に型枠を組み、場所打ちコンクリートでコンクリート函体を構築する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
使用するオープンシールド機は、機体をフロント部、ジャッキ部、テール部となる第1、第2、第3の分割体ブロックとし、フロント部とジャッキ部とを第1の推進・牽引ジャッキで連結し、ジャッキ部とテール部とを第2の推進・牽引ジャッキで連結し、フロント部は、ジャッキ部とテール部の自重と土圧による摩擦抵抗を反力にして前進させ、ジャッキ部は、前記第1の推進・牽引ジャッキと第2の推進・牽引ジャッキでフロント部とテール部に反力をとって伸長することで前進させ、テール部は、第2の推進・牽引ジャッキを作動してフロント部とジャッキ部の分割体ブロックを反力として第2の推進・牽引ジャッキで前方に牽引して前進させるものであり、
第1工程としてこのオープンシールド機を使用して地山を掘削、掘進させ、
第2工程としてオープンシールド機のテール部内に土留H鋼、横矢板を立込んで土留支保工を組立て、
以後、前記第1工程と第2工程の作業を繰り返し、
掘進終了後、土留支保工内の空間部に型枠を組み、場所打ちコンクリートでコンクリート函体を構築することを特徴としたオープンシールド機を用いた地下構造物の施工法。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
第1工程としてこのオープンシールド機を使用して地山を掘削、掘進させる場合に、掘削土砂はトロバケットで後方に搬出する請求項1記載のオープンシールド機を用いた地下構造物の施工法。
【請求項3】
土留支保工内の空間部に組む型枠は、コンクリート函体を構築とともに埋め殺す捨て型枠である請求項1または請求項2記載のオープンシールド機を用いた地下構造物の施工法。
【請求項4】
土留支保工は土留H鋼を矩形に枠組み、この矩形枠組を間隔を存して並列させ、継ボルトを有する鋼管内ばりで連結し、また、矩形枠組間に横矢板を配設した請求項1記載のオープンシールド機を用いた地下構造物の施工法。
【請求項5】
土留支保工組立後、オープンシールド機のテール部内に砕石を敷設し、その上にベースコンクリートを打設して、土留支保工底部を固定したコンクリート函体用基礎部を構築する請求項4記載のオープンシールド機を用いた地下構造物の施工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オープンシールド機を用いた地下構造物の施工法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
オープンシールド工法は、開削工法(オープン工法)とシールド工法の長所を生かした工法で、オープンシールド工法で使用するオープンシールド機について説明すると、下記特許文献にも示すが、基本的には左右の側壁板とこれら側壁板と同程度の長さでその間を連結する底板とからなる、前面、後面及び上面を開口したシールド機である。
特開2020-200735号
【0003】
図8、図9に示すように、機体を前後方向で複数に分割し、フロント部2としての前方の機体の後端にテール部5としての後方の機体の前端が嵌入して、相互の嵌合部で屈曲可能としている。
【0004】
フロント部2は主として掘削を行うもので、前端と上面を開放面としてあり、機体内で後部に後方へ向けて中折ジャッキを左右によせ、かつ上下複数段に配設する。
【0005】
これに対してテール部5はコンクリート函体4の設置を行うもので、機体内で前部に後方へ向けて推進ジャッキ(シールドジャッキ)3を左右によせ、かつ上下複数段に配設した。
【0006】
図中9は、フロント部2の前端に設けた可動分割刃口として掘削時に側部の地山崩壊を防止する為のもので、シールド機先端から前方へ伸長させるスライド土留板である。
【0007】
図中10はこのスライド土留板9を動かすスライドジャッキである。
【0008】
前記可動分割刃口としてのスライド土留板9は、先端の刃口を上下の水平方向に複数に分割し、前記スライドジャッキ10で左右の側壁板から前方に突出するスライドボックスによるもので、引き戸形式でオープンシールド機の側壁板の先端部を戸袋としてのボックス収納部に形成してこれに出し入れ自在に収容される。
【0009】
前記フロント部2とテール部5との結合による中折れ部は、方向・勾配修正、曲線施工時に使用する。中折れ部に配設した中折ジャッキによりオープンシールド機1のフロント部2とテール部5を曲げることができる。
【0010】
前記隔壁は、オープンシールド機1前面の掘削部と油圧機器収納部を仕切る為のもので、掘削土砂を押して圧密し、地下水の高い場所や軟弱土の施工の際に役立つ。
(【0011】以降は省略されています)

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