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公開番号2024048258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154193
出願日2022-09-27
発明の名称肌落ち防護ガード
出願人株式会社奥村組
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類E21D 19/00 20060101AFI20240401BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】作業員の確実な防護を図ることができると共に、設置及び移動の作業が簡易な肌落ち防護ガードを提供する。
【解決手段】肌落ち防護ガード100は、人間の体の幅を超える幅を有し、鉛直方向に延びる平板部11と、平板部11の上端部から連続して凸状に湾曲して延びる湾曲部12とを有する防護板本体10を備える。肌落ち防護ガード100は、さらに、防護板本体10の下端から所定の高さまでに亘って、防護板本体10の何れか一方の側端部から湾曲部12が湾曲する方向に向かって延びる側部防護板20を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人間の体の幅を超える幅を有し、鉛直方向に延びる第1の防護板と、前記第1の防護板の上端部から連続して凸状に湾曲して延びる第2の防護板とを備えることを特徴とする肌落ち防護ガード。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記第1の防護板の下端から所定の高さまでに亘って、前記第1の防護板の何れか一方の側端部から前記第2の防護板が湾曲する方向に向かって延びる第3の防護板を備えることを特徴とする請求項1に記載の肌落ち防護ガード。
【請求項3】
前記第1の防護板の前記第2の防護板が湾曲する内側の面に設けられた少なくとも1つの取手を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の肌落ち防護ガード。
【請求項4】
前記第1の防護板、前記第2の防護板及び前記第3の防護板は、それぞれ、発泡樹脂板を繊維強化樹脂板にて挟み込んだものからなることを特徴とする請求項2に記載の肌落ち防護ガード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル切羽における肌落ち防護ガードに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
山岳トンネル施工においては、爆薬を用いた発破などにより切羽面を切り崩し、発生したずり(岩石屑)をトンネル外に搬送してトンネルを掘り進める。切り崩した不安定なトンネル掘削面は、コンクリートを吹付けるなどして補強した後、支保工を設置し、コンクリート覆工する。
【0003】
発破のために爆薬を装填する作業、トンネル掘削面などに浮き出た岩片や岩塊などを鉄棒などで落下させる浮石落し作業(コソク作業)、トンネル掘削面にコンクリートを吹付ける作業、支保工を建て込む作業などを行う際には、作業員はトンネル掘削面に接近して作業する。
【0004】
その際、トンネル掘削面からの落石(肌落ち)が発生し、作業員が危険に晒されるおそれがある。従来から、支保工を利用して肌落ちから作業員を防護する装置は存在するが、支保工の設置前には存在しない。そのため、支保工の設置前は、ドリルジャンボに屋根状の防護具を取り付けるなどして作業員を防護していたが、作業員の安全性や防護具が重量物であるために取扱性に課題があった。
【0005】
そこで、特許文献1には、「へ」の字形の左右1対の支柱間に複数の横架杆を横架した支持枠に対してネットを張架した防護ネットが開示されている。この防護ネットは、支柱の上下端はそれぞれ先鋭に形成されており、上端の先鋭部をトンネル掘削面の側壁面に、下端の先鋭部をトンネル掘削面の床面に突き刺すことにより、設置している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実用新案登録第3133043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1に記載の防護ネットにおいては、トンネル掘削面の側壁面や天井面から落下してネットをすり抜ける土砂などから作業員を防護することができない。また、設置する際に、上下端の先鋭部をトンネル掘削面に突き刺す必要があるので、設置場所を移動する毎に突き刺し、抜き出しの作業を行う必要があり、設置及び移動の作業が煩雑である。
【0008】
本発明は、以上の点に鑑み、作業員の確実な防護を図ることができると共に、設置及び移動が簡易な肌落ち防護ガードを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の肌落ち防護ガードは、人間の体の幅を超える幅を有し、鉛直方向に延びる第1の防護板と、前記第1の防護板の上端部から連続して凸状に湾曲して延びる第2の防護板とを備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の肌落ち防護ガードによれば、第1の防護板の下端部がトンネル掘削面の床面に接地した状態で、第2の防護板の上端部がトンネル掘削面の側壁面に当接するように立て掛けるだけで設置することができる。そのため、設置及び移動の作業が容易である。また、第2の防護板により、トンネル掘削面の側壁面や天井面から落下する土砂などからも作業員の防護を図ることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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