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公開番号2024054958
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161448
出願日2022-10-06
発明の名称昇降装置及び昇降装置を用いた施工方法
出願人島工業HD株式会社
代理人個人,個人
主分類E21D 5/10 20060101AFI20240411BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】作業性を向上させることができる昇降装置及び昇降装置を用いた施工方法を提供する。
【解決手段】昇降装置は、設置面に設置可能である基台と、基台から鉛直方向の上方に延設される複数の脚部と、複数の脚部のそれぞれに支持される支持部と、支持部からのワイヤーにより吊り下げた状態で支持されており、かつ、ライナープレートと連結可能である連結部と、を備える。連結部は、ワイヤーにより支持部から吊り下げられた状態で駆動部からの駆動力に応じてワイヤーの巻取りにより上昇し、駆動部からの駆動力に応じてワイヤーの巻出しにより降下する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
設置面に設置可能である基台と、
前記基台から鉛直方向の上方に延設される複数の脚部と、
前記複数の脚部のそれぞれに支持される支持部と、
前記支持部からのワイヤーにより吊り下げた状態で支持されており、かつ、ライナープレートと連結可能である連結部と、
を備え、
前記連結部は、前記ワイヤーにより前記支持部から吊り下げられた状態で駆動部からの駆動力に応じて前記ワイヤーの巻取りにより上昇し、前記駆動部からの駆動力に応じて前記ワイヤーの巻出しにより降下する、
昇降装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の昇降装置において、
前記連結部は、1本の前記ワイヤーを用いて前記支持部の複数箇所から吊り下げ可能である、
昇降装置。
【請求項3】
請求項1に記載の昇降装置において、
前記基台は、円環状であり、
前記支持部は、円環状であり、
前記支持部の外径は、前記基台の外径よりも短い、
昇降装置。
【請求項4】
請求項1に記載の昇降装置において、
前記基台は、円環状であり、
前記連結部は、円環状である連結枠を有し、
前記連結枠の外径は、前記基台の内径よりも短い、
昇降装置。
【請求項5】
請求項1に記載の昇降装置において、
前記複数の脚部の間に設けられる空間は、前記ライナープレートを構成する部材を前記基台内に挿脱可能な空間である、
昇降装置。
【請求項6】
請求項1~請求項5のうち何れか一項に記載の昇降装置において、
前記連結部は、円環状である連結枠と、前記ワイヤーを巻き掛ける第1プーリーと、を有し、
前記第1プーリーは、前記連結枠の前記鉛直方向の上方に収容され、かつ、前記鉛直方向に沿って前記ワイヤーを誘導する、
昇降装置。
【請求項7】
請求項1~請求項5のうち何れか一項に記載の昇降装置において、
前記支持部は、前記鉛直方向と交差する水平方向に沿って前記ワイヤーを誘導する第2プーリーと、前記鉛直方向に沿って前記ワイヤーを誘導する第3プーリーと、を有する、
昇降装置。
【請求項8】
請求項1~請求項5のうち何れか一項に記載の昇降装置において、
前記駆動部を備え、
前記駆動部は、電動ウインチを含む、
昇降装置。
【請求項9】
設置面に設置可能である基台と、前記基台から鉛直方向の上方に延設される複数の脚部と、前記複数の脚部のそれぞれに支持される支持部と、前記支持部からのワイヤーにより吊り下げた状態で支持されており、かつ、ライナープレートと連結可能である連結部と、を備える昇降装置を用いた施工方法であって、
前記ライナープレートの上端部に前記連結部を連結することと、
駆動部からの駆動力に応じて前記ワイヤーの巻取りにより前記連結部を上昇させることと、
前記駆動部からの駆動力に応じて前記ワイヤーの巻出しにより前記連結部を降下させることと、
を含む、
昇降装置を用いた施工方法。
【請求項10】
請求項9に記載の昇降装置を用いた施工方法において、
前記ライナープレートを設置した状態で前記ライナープレートの上端部から前記連結部を取り外すことと、
前記ライナープレートの上端部に新たなライナープレートを連結することと、
前記新たなライナープレートの上端部に前記連結部を連結することと、
前記駆動部からの駆動力に応じて前記ワイヤーの巻出しにより前記連結部を降下させることと、
を繰り返す、
昇降装置を用いた施工方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、昇降装置及び昇降装置を用いた施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば掘削される立坑の内壁面などにおいてライナープレートが土留部材として設置される。複数のライナープレート同士が鉛直方向に連結されることにより、立坑の内壁面において複数のライナープレートが鉛直方向に延設される。
【0003】
このような複数のライナープレートは、立坑の内部において連結される施工方法が一般的であったが、使用者の利便性が高いとは言い難かった。そこで、例えば、特許文献1に示すように、立坑の外部である地上において鉛直方向に連結された後に、クレーンで吊り下げた状態で立坑の内部に設置される施工方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-58189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような施工方法においては、鉛直方向に複数のライナープレートが連結されているため、ライナープレートを設置する際に例えばクレーンなどの重機が必要となる。このように、重機を設置する場合には、周囲にスペースが必要となってしまい、省スペース化を図ることにより、作業性を向上させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する昇降装置は、設置面に設置可能である基台と、前記基台から鉛直方向の上方に延設される複数の脚部と、前記複数の脚部のそれぞれに支持される支持部と、前記支持部からのワイヤーにより吊り下げた状態で支持されており、かつ、ライナープレートと連結可能である連結部と、を備え、前記連結部は、前記ワイヤーにより前記支持部から吊り下げられた状態で駆動部からの駆動力に応じて前記ワイヤーの巻取りにより上昇し、前記駆動部からの駆動力に応じて前記ワイヤーの巻出しにより降下する。
【0007】
上記課題を解決する昇降装置を用いた施工方法は、設置面に設置可能である基台と、前記基台から鉛直方向の上方に延設される複数の脚部と、前記複数の脚部のそれぞれに支持される支持部と、前記支持部からのワイヤーにより吊り下げた状態で支持されており、かつ、ライナープレートと連結可能である連結部と、を備える昇降装置を用いた施工方法であって、前記ライナープレートの上端部に前記連結部を連結することと、駆動部からの駆動力に応じて前記ワイヤーの巻取りにより前記連結部を上昇させることと、前記駆動部からの駆動力に応じて前記ワイヤーの巻出しにより前記連結部を降下させることと、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
昇降装置を示す斜視図である。
昇降装置を示す上面図である。
支持部を示す上面図である。
支持部を示す上面図である。
昇降装置を用いた下降工程を示すフローチャートである。
昇降装置を用いた施工方法を示す模式図である。
昇降装置を用いた施工方法を示す模式図である。
昇降装置を用いた施工方法を示す模式図である。
昇降装置を用いた上昇工程を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施形態]
以下、昇降装置及び昇降装置を用いた施工方法の一実施形態について説明する。以下の説明では、鉛直方向Zと交差する方向を径方向Xとし、鉛直方向Z及び径方向Xと交差する方向を周方向Yとする。径方向Xのうち外側に向かう方向を外径方向X1とし、径方向Xのうち内側に向かう方向を内径方向X2とする。鉛直方向Zのうち上方を上方Z1とし、鉛直方向Zのうち下方を下方Z2とする。径方向X及び周方向Yを含む方向を水平方向とする。
(【0011】以降は省略されています)

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