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公開番号2024024418
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022127225
出願日2022-08-09
発明の名称エアロゾル吸引用カートリッジ
出願人Future Technology株式会社
代理人
主分類A24F 40/465 20200101AFI20240215BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】エアロゾル形成基材の充填物の充填密度を下げなくとも、エアロゾルの通気性を向上させることが可能なエアロゾル吸引用カートリッジを提供することである。
【解決手段】誘導加熱装置で使用される、全体として円柱形状であるエアロゾル吸引用カートリッジ1であって、エアロゾルを発生する充填物よりなる、エアロゾル形成基材11と、エアロゾル形成基材11の反対側に位置する、エアロゾルを吸入するためのマウスピース17と、エアロゾル形成基材11とマウスピース17を包装する外装部材13と、エアロゾル形成基材11の充填物の内部に配置された誘導加熱部材14と、誘導加熱部材14と平行に配置された通気路15と、を備える、ことを特徴とする、エアロゾル吸引用カートリッジ1である。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
誘導加熱装置で使用される、全体として円柱形状であるエアロゾル吸引用カートリッジであって、
エアロゾルを発生する充填物よりなる、エアロゾル形成基材と、
前記円柱形状において、前記エアロゾル形成基材の反対側に位置する、前記エアロゾルを吸入するためのマウスピースと、
前記エアロゾル形成基材と前記マウスピースを包装する外装部材と、
前記エアロゾル形成基材の充填物の内部に配置された誘導加熱部材と、前記誘導加熱部材と平行に配置された通気路と、を備える、
ことを特徴とする、エアロゾル吸引用カートリッジ。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記通気路は、前記エアロゾル形成基材の全体または一部に渡って設置されている、
ことを特徴とする、
請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジ。
【請求項3】
前記通気路は、剛性をもつ管状の物体であって、その表面に1個以上の貫通孔が形成されている、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジ。
【請求項4】
前記通気路は、紙、プラスチックなどの合成樹脂、天然樹脂シリコン、セラミックまたは金属を含む素材よりなる、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジ。
【請求項5】
前記誘導加熱部材と、前記通気路は、前記充填物を介して隣接している、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジ。
【請求項6】
前記通気路は、前記エアロゾル形成基材の内部に複数配置されている、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジ。
【請求項7】
前記誘導加熱部材は、前記エアロゾル形成基材の内部に複数配置されている、
ことを特徴とする、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導加熱装置に装着して使用されるエアロゾル吸引用カートリッジに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、火炎を用いることなく、タバコ葉や茶葉などの充填物が集積されたエアロゾル形成基材を加熱してエアロゾルを発生させ、これを吸引する方式のエアロゾル吸引用カートリッジが広く知られている。
【0003】
エアロゾル形成基材の加熱方法として、エアロゾル形成基材の内部に予め強磁性体を主成分とした部品である誘導加熱部材を設け、誘導加熱装置で発生させた交番磁界により、誘導加熱部材内部にヒステリシス損及びジュール熱を発生させて加熱(誘導加熱)することで、充填物を加熱する方式(誘導加熱式)が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
従来のエアロゾル吸引用カートリッジ100の構成は、図8に示したように、誘導加熱部材104を内包したエアロゾル発生源である充填物を、内装部材102で梱包したエアロゾル形成基材101と、エアロゾル形成基材101の両端に設置され、充填物がエアロゾル形成基材101の内部で位置がずれたり、こぼれたりすることを防止するための支持部材105及びシール部材108と、支持部材105に隣接してエアロゾルを冷却するための冷却部材106と、冷却部材106に隣接し、使用者がエアロゾルを吸入するマウスピース107が直線状に配列され、外装部材13で梱包されることで、全体として円柱形状に形成されている。
【0005】
エアロゾル吸引用カートリッジ100を構成する部品は、専らそれぞれが各自の機能を有し、それらが上記の形態に組み立てられることで、エアロゾル吸引用カートリッジ100を形成し、その機能を形成している。そのため、機能の追加や向上がされるときはこれに伴い部品点数も増加し、これによる製造コストの増加が問題となっている。
【0006】
また、エアロゾル形成基材101とマウスピース107の間に部品が介在することで通気性が阻害され、これにより使用者の使用感を低下させるという問題があった。一方で、少しでも通気性を良くするために充填物の充填密度を下げると、エアロゾルの濃度が低下するので、これもまた使用感の低下を招くという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-175399号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記事情に鑑み、エアロゾル形成基材の充填物の充填密度を下げずに、エアロゾルの通気性を向上させることが可能なエアロゾル吸引用カートリッジを提供することである。
【0009】
また、機能を低下させることなく、製造コストを下げることが可能なエアロゾル吸引用カートリッジを提供することである。特に、エアロゾル形成基材とマウスピースの間の部品を減らすことで、さらに通気性の向上が可能なエアロゾル吸引用カートリッジを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、誘導加熱装置で使用される、全体として円柱形状であるエアロゾル吸引用カートリッジであって、エアロゾルを発生する充填物よりなる、エアロゾル形成基材と、前記円柱形状において、前記エアロゾル形成基材の反対側に位置する、前記エアロゾルを吸入するためのマウスピースと、前記エアロゾル形成基材と前記マウスピースを包装する外装部材と、前記エアロゾル形成基材の充填物の内部に配置された誘導加熱部材と、前記誘導加熱部材と平行に配置された通気路と、を備える、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジであって、前記通気路は、前記エアロゾル形成基材の全体または一部に渡って設置されている、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジであって、前記通気路は、剛性をもつ管状の物体であって、その表面に1個以上の貫通孔が形成されている、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジであって、前記通気路は、前記通気路は、紙、プラスチックなどの合成樹脂、天然樹脂シリコン、セラミックまたは金属を含む素材よりなる、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジであって、前記誘導加熱部材と、前記通気路は、前記充填物を介して隣接している、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジであって、前記通気路は、前記エアロゾル形成基材の内部に複数配置されている、ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のエアロゾル吸引用カートリッジであって、前記誘導加熱部材は、前記エアロゾル形成基材の内部に複数配置されている、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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