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公開番号2023173433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-07
出願番号2022085686
出願日2022-05-26
発明の名称燃料敷設シート
出願人JMUディフェンスシステムズ株式会社,東洋紡エムシー株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類F42B 3/093 20060101AFI20231130BHJP(弾薬;爆破)
要約【課題】搬送しやすく、水中における燃料の間隔が所望の間隔になるように敷設することができる燃料敷設シートを得る。
【解決手段】液体燃料が充填される筒状のチューブ1と、チューブ1の水中進行を補助し、チューブ1の敷設間隔を保つシート状の敷設補助部材と、敷設補助部材を連結する連結器具と、チューブ1を敷設補助部材に固定する固定器具とを備え、チューブ1が水に流されないようにして敷設間隔を保持した状態で水中を進行させ、また、搬送を容易に行うことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体燃料が充填される筒状のチューブと、
前記チューブの水中進行を補助し、前記チューブの敷設間隔を保つシート状の敷設補助部材と、
前記敷設補助部材を連結する連結器具と、
前記チューブを前記敷設補助部材に固定する固定器具と
を備える燃料敷設シート。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記敷設補助部材は、樹脂製の網である請求項1に記載の燃料敷設シート。
【請求項3】
前記敷設補助部材は、前記チューブに前記液体燃料が充填される前は水面に浮かぶ材質である請求項1または請求項2に記載の燃料敷設シート。
【請求項4】
前記敷設補助部材は、孔が空いたフィルムシートである請求項1に記載の燃料敷設シート。
【請求項5】
前記敷設補助部材は、前記連結器具として面ファスナーを端部に有する請求項4に記載の燃料敷設シート。
【請求項6】
前記敷設補助部材は、対向する端部において設置される前記面ファスナーがそれぞれ異なる面に設置される請求項5に記載の燃料敷設シート。
【請求項7】
前記固定器具は、結束バンドである請求項2に記載の燃料敷設シート。
【請求項8】
前記連結器具は、カラビナである請求項2に記載の燃料敷設シート。
【請求項9】
前記連結器具は、カラビナである請求項4に記載の燃料敷設シート。
【請求項10】
前記チューブは、
樹脂製フィルムを材料とする筒状の外側フィルム部と、
前記外側フィルム部の内側全面に貼り付けられた金属膜からなる内側金属膜部とを有する請求項1または請求項2に記載の燃料敷設シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この技術は、障害物除去などを行う際に敷設する燃料敷設シートに係るものである。特に、水中の敷設に適したシートに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、障害物を除去する際、火薬などを爆発させて障害物を破砕して除去などを行う装置がある。この装置では、液体燃料を注入したスポンジを内蔵したマットを敷設し、液体燃料を注入して爆発させて、広範囲に障害物を除去する(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-142100号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した装置は障害物がある場所にマットを敷設するものであるが、障害物がある場所までマットを運ぶ際、マットの分解および組み立てなどができないので、運搬効率が悪くなる。また、上述した装置は、マットを地上に敷設することを想定したものであり、海などにおいて、水中または水底(海底)に敷設することは想定されていない。このため、広範囲で複数のマットを敷設しようとすると、マットが水に流されることで、マット間の間隔調整を行いづらくなる。
【0005】
以上のことから、搬送しやすく、水中における燃料の間隔が所望の間隔になるように敷設することができる燃料敷設シートを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示に係る燃料敷設シートは、液体燃料が充填される筒状のチューブと、チューブの水中進行を補助し、チューブの敷設間隔を保つシート状の敷設補助部材と、敷設補助部材を連結する連結器具と、チューブを敷設補助部材に固定する固定器具とを備えるものである。
【発明の効果】
【0007】
この燃料敷設シートによれば、敷設補助部材に固定器具でチューブを固定し、複数の敷設補助部材を連結器具で連結して組み合わせたシートを構成することができる。そして、敷設補助部材は、チューブが水に流されないようにして敷設間隔を保持した状態で沈降させることができる。このため、液体燃料が充填されたチューブの間隔を均一にするなど、水中において所望の間隔で配置することができる。また、敷設補助部材およびチューブを搬送し、使用場所などで組み合わせて燃料敷設シートを構成することができるので、搬送を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る燃料敷設シートの構成を示す図である。
実施の形態に係るチューブの構成を示す図である。
実施の形態2に係る燃料敷設シートの構成を示す図である。
実施の形態2に係る燃料敷設シートにおける多孔フィルム5の連結について説明する図である。
実施の形態1および実施の形態2に係る燃料敷設シートにおける実施例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施の形態に係る燃料敷設シートについて、添付図面などを参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。ここで、理解を容易にするために、方向を表す用語(たとえば「右」、「左」など)などを適宜用いるが、説明のためのものであって、これらの用語により本開示が限定されるものではない。そして、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る燃料敷設シートの構成を示す図である。図1において、実施の形態1における燃料敷設シート100は、チューブ1、ネット2、カラビナ3および結束バンド4をそれぞれ複数有する。ここで、以下の説明において、図1における上下方向を長さ方向とし、左右方向を幅方向として説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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