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公開番号
2024046270
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-03
出願番号
2022151565
出願日
2022-09-22
発明の名称
落下衝撃緩和構造
出願人
株式会社小松製作所
,
リコーエレメックス株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F42C
11/00 20060101AFI20240327BHJP(弾薬;爆破)
要約
【課題】傾いて落下した際も衝撃緩和効果を有し省スペースかつ簡易形状の落下衝撃緩和構造を提供する。
【解決手段】内部に構成品110を収容する衝突物100の落下による衝突で構成品110に加わる衝撃を緩和する落下衝撃緩和構造は、衝突物100の底面101から衝突物100の外方へ突き出る突起1を備えている。突起1は、底面101の重心103からずれた位置に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内部に構成品を収容する収容体の落下による衝突で前記構成品に加わる衝撃を緩和する落下衝撃緩和構造であって、
前記収容体の底面から前記収容体の外方へ突き出る突起を備え、
前記突起は、前記底面の重心からずれた位置に配置されている、落下衝撃緩和構造。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記突起の先端部は、前記突起の基部よりも剛性が小さい、請求項1に記載の落下衝撃緩和構造。
【請求項3】
前記先端部は、前記基部よりも径が小さい、請求項2に記載の落下衝撃緩和構造。
【請求項4】
前記突起の先端部は球面形状を有する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の落下衝撃緩和構造。
【請求項5】
前記収容体と別体に構成されたピンが前記収容体に取り付けられることで前記突起を成す、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の落下衝撃緩和構造。
【請求項6】
前記底面に、前記底面の一部分が窪む凹部が形成されており、
前記ピンは、前記凹部に取り付けられる取付部を有する、請求項5に記載の落下衝撃緩和構造。
【請求項7】
前記突起の基部は、前記取付部よりも径が大きく、前記底面に面接触している、請求項6に記載の落下衝撃緩和構造。
【請求項8】
平坦面上に、前記底面を前記平坦面に向けて前記収容体を載置したとき、前記突起が前記平坦面に接触し、前記底面と前記平坦面とは20°以上の角度を成す、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の落下衝撃緩和構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、落下衝撃緩和構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2014-210572号公報(特許文献1)には、衝突時に親機が持つ力学的エネルギを、衝撃吸収ばねのポテンシャルエネルギに変換し、そのエネルギを再び子機の力学的エネルギに変換する、衝撃緩和システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-210572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記文献に記載のシステムは、傾いて衝突した際は、衝撃緩和効果が低減してしまう。
【0005】
本開示では、傾いて落下した際も衝撃緩和効果を有し、省スペースかつ簡易形状の、落下衝撃緩和構造が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従うと、内部に構成品を収容する収容体の落下による衝突で構成品に加わる衝撃を緩和する、落下衝撃緩和構造が提案される。落下衝撃緩和構造は、収容体の底面から収容体の外方へ突き出る突起を備えている。突起は、底面の重心からずれた位置に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、傾いて落下した際も衝撃緩和効果を有し、省スペースかつ簡易形状の、落下衝撃緩和構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
落下衝撃緩和構造が適用される衝突物の側面図である。
段付きピンの斜視図である。
段付きピンを衝突物に取り付けた状態を示す断面図である。
衝突物および落下衝撃緩和構造の底面図である。
衝突物の落下時の挙動を示す側面図である。
衝突物を平坦面上に載置した状態を示す側面図である。
落下衝撃緩和構造の効果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について図に基づいて説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。実施形態から任意の構成が抽出され、それらが任意に組み合わされることも、当初から予定されている。
【0010】
図1は、落下衝撃緩和構造が適用される衝突物100の側面図である。衝突物100は、円筒状の外形形状を有している。衝突物100は、底面101を有している。底面101は、円筒状の衝突物100の外表面のうち、一方の端面である。底面101は、平面形状を有している。底面101は、重心103を有している。底面101は真円形状を有していてもよく、その場合重心103は、その真円形状の中心にある。底面101が楕円形状であれば、重心103はその楕円の長軸と短軸との交点にある。この場合、衝突物100は楕円柱となる。底面101が矩形状であれば、重心103は対角線の交点にある。さらに底面101が多角形であっても、その重心103を求めればよい。これらの場合、衝突物100は、角筒柱になる。また衝突物100は、円錐台でも、角錐台でもよく、任意の形状の組み合わせでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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