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公開番号2023170779
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2022082799
出願日2022-05-20
発明の名称油圧システム
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類F15B 11/02 20060101AFI20231124BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】減圧する弁で発生するサージ圧を抑えることが可能な油圧システムを提供する。
【解決手段】油圧ポンプ104と、アクチュエータに油圧を供給する切換弁140、142、144と、油圧ポンプ104と切換弁の間に並列に配置された複数の電磁弁SOL1、SOL2と、一次側管路110に接続されたアキュムレータ120と、二次側管路130に接続された圧力スイッチPS1、PS2とを備え、複数の電磁弁SOL1、SOL2は閉じる設定圧が異なっていて、二次側管路130の圧力が定格圧力に向かって上昇するに従って段階的に閉じる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
油圧ポンプと、
アクチュエータに油圧を供給する切換弁と、
前記油圧ポンプと前記切換弁の間に並列に配置された複数の電磁弁と、
前記複数の電磁弁の前記油圧ポンプ側である一次側管路に接続されたアキュムレータと、
前記複数の電磁弁の前記切換弁側である二次側管路に接続された圧力検知部とを備え、
前記複数の電磁弁は前記圧力検知部が検知した圧力によって開閉制御され、
前記複数の電磁弁は閉じる設定圧が異なっていて、前記二次側管路の圧力が定格圧力に向かって上昇するに従って段階的に閉じることを特徴とする油圧システム。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記複数の電磁弁は流量が異なっていて、
流量が大きい電磁弁ほど閉じる設定圧が低く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の油圧システム。
【請求項3】
前記二次側管路には、前記二次側管路の圧力が定格圧力より高い所定の圧力のときに油をタンクに逃がすリリーフ弁が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の油圧システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ポンプから吐出した作動油をアクチュエータに供給する油圧システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、油圧ポンプから吐出した作動油をアクチュエータに供給する油圧システムが知られている。特に、アキュムレータと減圧弁を用いて、アクチュエータの油圧シリンダが動作しても油圧を安定させ、かつ油圧ポンプの容量を抑えた油圧システムが知られている。
【0003】
特許文献1(特許5782483)には、一次側管路に接続する油圧ポンプと、一次回路に接続するとともに油圧ポンプから吐出される作動油に蓄えるアキュムレータと、アキュムレータからの作動油を導入する一次側管路及び導入した作動油をアクチェータに向けて排出する二次側管路のそれぞれを接続するとともに、二次側管路における作動油の圧力を一次側管路管路より低い圧力に調整するノンリーク型減圧弁を備え、二次側管路は、一次側管路に対しノンリーク型減圧弁のみを介し接続されていて、油圧ポンプは、アクチェータに対し二次管路を介してのみ接続されていることを特徴とする油圧ユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5782483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1にかかる技術においては、ノンリーク型減圧弁の油圧ポンプ側を一次側管路とし、切換弁側(アクチュエータ側)を二次側管路として、二次側管路と一次側管路とをノンリーク型減圧弁のみを介して接続している。この回路では、初期状態(切換弁を開く前)はノンリーク型減圧弁が閉じている。切換弁が作動すると二次側管路の圧力が下がることでノンリーク型減圧弁が開き、作動油が流れる。
【0006】
シリンダ等(アクチュエータ)がストロークエンドに到達すると二次側管路の圧力が上昇し、ノンリーク型減圧弁の定格圧力を超えるとノンリーク型減圧弁が閉じる。このときノンリーク型減圧弁は応答遅れを有していることから、一次側管路の高圧の作動油が二次側管路に流れるため、二次側管路の圧力が定格圧力より高くなる場合がある。これをサージ圧と称する。
【0007】
ノンリーク型減圧弁にはサージ圧を逃がす回路がないため、二次側管路にサージ圧が保持されてしまう。すると次にシリンダが動作したときに二次側管路の圧力が定格圧力(意図した圧力)より高くなっていることから、シリンダが過剰な力で動作してしまい、ワークの変形を招いたり、加工精度が低下したりするおそれがある。
【0008】
そこで本発明は、減圧する弁で発生するサージ圧を抑えることが可能な油圧システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を鑑みて、本発明の代表的な構成は、油圧ポンプと、アクチュエータに油圧を供給する切換弁と、油圧ポンプと切換弁の間に並列に配置された複数の電磁弁と、複数の電磁弁の油圧ポンプ側である一次側管路に接続されたアキュムレータと、複数の電磁弁の切換弁側である二次側管路に接続された圧力検知部とを備え、複数の電磁弁は圧力検知部が検知した圧力によって開閉制御され、複数の電磁弁は閉じる設定圧が異なっていて、二次側管路の圧力が定格圧力に向かって上昇するに従って段階的に閉じることを特徴とする。
【0010】
複数の電磁弁は流量が異なっていて、流量が大きい電磁弁ほど閉じる設定圧が低く設定されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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