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公開番号2023166246
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-21
出願番号2022077169
出願日2022-05-09
発明の名称給湯器
出願人株式会社パロマ
代理人個人,個人
主分類F23L 17/12 20060101AFI20231114BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】異なるタイプの給排気管も接続可能とする。
【解決手段】給湯器1は、ファン15の駆動に伴って筐体2内に空気を吸引するための外筒40と、外筒40内に同軸で配置され、燃焼装置10を通過した燃焼排ガスを排出するための内筒41とを筐体2の上面から上方へ突出させてなる接続部14とを含んでなり、接続部14には、外筒40に対応する第1給気管と、内筒41に対応する第1排気管とを同軸で備える第1給排気管と、外筒40に対応し、第1給気管の外径よりも大きい内径を有する第2給気管と、内筒41に対応する第2排気管とを同軸で備える第2給排気管とが選択的に接続可能となっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ファンを備えた燃焼装置を収容する筐体と、
前記ファンの駆動に伴って前記筐体内に空気を吸引するための外筒と、前記外筒内に同軸で配置され、前記燃焼装置を通過した燃焼排ガスを排出するための内筒とを前記筐体の上面から上方へ突出させてなる接続部とを含んでなり、前記接続部に、外側の給気管と内側の排気管とを同軸で備えてなる外部の給排気管が接続可能な給湯器であって、
前記接続部には、前記外筒に対応する第1給気管と、前記内筒に対応する第1排気管とを同軸で備える第1給排気管と、
前記外筒に対応し、前記第1給気管の外径よりも大きい内径を有する第2給気管と、前記内筒に対応する第2排気管とを同軸で備える第2給排気管とが選択的に接続可能で、
前記接続部には、前記第1給気管が前記外筒に内挿されると共に、前記第1排気管が前記内筒に内挿されることで前記第1給排気管が接続可能であり、前記第2給気管が前記外筒に外嵌されると共に、前記第2排気管が前記内筒に内挿されることで前記第2給排気管が接続可能であることを特徴とする給湯器。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記第2排気管の下部の外径は、前記第1排気管の下部の外径よりも小径となっており、
前記外筒には、前記第1給気管の内挿位置を規制する第1給気管規制部が内面に、前記第2給気管の外嵌位置を規制する第2給気管規制部が外面に、それぞれ上下に隔てて設けられる一方、
前記内筒には、前記第1排気管の内挿位置を規制する第1排気管規制部と、前記第1排気管規制部よりも下方位置で前記第2排気管の内挿位置を規制する第2排気管規制部とが設けられて、
前記内筒の内周面には、内挿された前記第1排気管の外周面に当接する第1シール部材と、内挿された前記第2排気管の外周面に当接する第2シール部材とがそれぞれ上下に隔てて設けられており、
前記第1給排気管が前記接続部に接続されると、前記外筒に内挿された前記第1給気管が前記第1給気管規制部により内挿が規制され、前記内筒に内挿された前記第1排気管が第1排気管規制部により内挿が規制されると共に、前記第1シール部材が前記第1排気管の外周面に当接する一方、
前記第2給排気管が前記接続部に接続されると、前記外筒に外嵌された前記第2給気管が前記第2給気管規制部により外嵌が規制され、前記内筒に内挿された前記第2排気管が前記第2排気管規制部により内挿が規制されると共に、前記第2シール部材が前記第2排気管の外周面に当接することを特徴とする請求項1に記載の給湯器。
【請求項3】
前記第1排気管規制部は、下方へ向かうに従って先細りとなり、前記第1排気管の下端の外径よりも小径で、且つ前記第2排気管の外径よりも大径となるテーパ部であることを特徴とする請求項2に記載の給湯器。
【請求項4】
前記外筒の内面と前記内筒の外面との間には、両筒を同軸で連結する連結部材が架設されており、前記連結部材における前記外筒の内面との接続部分の上端が、前記第1給気管規制部と兼用されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の給湯器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、器具内に設けたファンを駆動させることで、器具内に燃焼用空気を吸引してバーナへ供給し、熱交換器を通過した燃焼排ガスを外部へ排出させる強制給排気式の給湯器に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
給湯器は、バーナや熱交換器、ファン等の燃焼装置を筐体に収容してなり、燃焼装置の上部には、上向きに突出する内筒と、内筒を同軸で囲む外筒とを備えた接続部が形成されている。この接続部には、上下方向に延びる排気管と、排気管を同軸で囲む給気管とを備えた別体の給排気管が接続される。給排気管は、排気管が内筒と連通し、給気管が外筒と連通した状態で建物の外部へ配設されている(例えば特許文献1参照)。
よって、筐体内部のファンが駆動すると、給排気管の給気管から外気が吸引され、外筒を介して器具内に入り、燃焼用空気としてバーナに供給される。バーナの燃焼により生じた燃焼排ガスは、熱交換器を通過して熱交換した後、内筒を介して給排気管の排気管を通り、屋外に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実公平7-22593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の強制給排気式の給湯器においては、特定の径を有する1種類の給排気管のみに接続部が対応しており、径が異なる別のタイプの給排気管を接続することができなかった。
【0005】
そこで、本開示は、径が異なる2つのタイプの給排気管が接続可能となる給湯器を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本開示は、ファンを備えた燃焼装置を収容する筐体と、
前記ファンの駆動に伴って前記筐体内に空気を吸引するための外筒と、前記外筒内に同軸で配置され、前記燃焼装置を通過した燃焼排ガスを排出するための内筒とを前記筐体の上面から上方へ突出させてなる接続部とを含んでなり、前記接続部に、外側の給気管と内側の排気管とを同軸で備えてなる外部の給排気管が接続可能な給湯器である。
そして、前記接続部には、前記外筒に対応する第1給気管と、前記内筒に対応する第1排気管とを同軸で備える第1給排気管と、
前記外筒に対応し、前記第1給気管の外径よりも大きい内径を有する第2給気管と、前記内筒に対応する第2排気管とを同軸で備える第2給排気管とが選択的に接続可能で、
前記接続部には、前記第1給気管が前記外筒に内挿されると共に、前記第1排気管が前記内筒に内挿されることで前記第1給排気管が接続可能であり、前記第2給気管が前記外筒に外嵌されると共に、前記第2排気管が前記内筒に内挿されることで前記第2給排気管が接続可能であることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記第2排気管の下部の外径は、前記第1排気管の下部の外径よりも小径となっており、
前記外筒には、前記第1給気管の内挿位置を規制する第1給気管規制部が内面に、前記第2給気管の外嵌位置を規制する第2給気管規制部が外面に、それぞれ上下に隔てて設けられる一方、
前記内筒には、前記第1排気管の内挿位置を規制する第1排気管規制部と、前記第1排気管規制部よりも下方位置で前記第2排気管の内挿位置を規制する第2排気管規制部とが設けられて、
前記内筒の内周面には、内挿された前記第1排気管の外周面に当接する第1シール部材と、内挿された前記第2排気管の外周面に当接する第2シール部材とがそれぞれ上下に隔てて設けられている。
そして、前記第1給排気管が前記接続部に接続されると、前記外筒に内挿された前記第1給気管が前記第1給気管規制部により内挿が規制され、前記内筒に内挿された前記第1排気管が第1排気管規制部により内挿が規制されると共に、前記第1シール部材が前記第1排気管の外周面に当接する一方、
前記第2給排気管が前記接続部に接続されると、前記外筒に外嵌された前記第2給気管が前記第2給気管規制部により外嵌が規制され、前記内筒に内挿された前記第2排気管が前記第2排気管規制部により内挿が規制されると共に、前記第2シール部材が前記第2排気管の外周面に当接することを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記第1排気管規制部は、下方へ向かうに従って先細りとなり、前記第1排気管の下端の外径よりも小径で、且つ前記第2排気管の外径よりも大径となるテーパ部であることを特徴とする。
本開示の別の態様は、上記構成において、前記外筒の内面と前記内筒の外面との間には、両筒を同軸で連結する連結部材が架設されており、前記連結部材における前記外筒の内面との接続部分の上端が、前記第1給気管規制部と兼用されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、接続部には、第1給気管が外筒に内挿されると共に、第1排気管が内筒に内挿されることで第1給排気管が接続可能であり、第2給気管が外筒に外嵌されると共に、第2排気管が内筒に内挿されることで第2給排気管が接続可能である。よって、径が異なる2つのタイプの第1、第2給排気管が何れも接続部に接続可能となる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、外筒及び内筒に規制部を設けたことで、接続部に対して第1、第2給排気管を適正な位置で接続可能となる。また、内筒と第1、第2排気管との間を確実にシールでき、燃焼排ガスの漏れを防止可能となる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、第1排気管規制部を、第1排気管の下端外径よりも小径で、第2排気管の外径よりも大径のテーパ部としたことで、第1排気管より下方に長い第2排気管の通過を許容しつつ、第1排気管の適正な位置決めが可能となる。
本開示の別の態様によれば、上記効果に加えて、連結部材における外筒の内面との接続部分が第1給気管規制部と兼用されているので、連結部材を利用して第1給気管の差し込みを規制でき、部品点数を削減した合理的な構成となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
フロントカバーを取り外した給湯器の正面図である。
排気フードの後方からの斜視図である。
排気フードの平面図である。
(A)は図3のA-A線部分断面、(B)は図3のB-B線部分断面、(C)は図3のC-C線部分断面をそれぞれ示す。
排気フード及び接続部の前方からの斜視図である。
排気フード及び接続部の側面図である。
接続部部分の平面図である。
図7のD-D線部分断面図である。
第1給排気管を接続した状態を示す図7のD-D線断面に相当する部分断面図である。
第2給排気管を接続した状態を示す図7のD-D線断面に相当する部分断面図である。
図9のE-E線断面図である。
図10のF-F線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、給湯器の一例を示す正面図で、フロントカバーを取り外した状態で示している。
給湯器1は、正面視矩形状の筐体2を有している。筐体2は、前面を開口し、前後に深底となる箱本体3と、箱本体3の前面を閉塞し、箱本体3より浅底となる図示しないフロントカバーとからなる。箱本体3は、背板4、左右の側板5,5、天板6、底板7を備えている。背板4の前面には、取付板8が取り付けられている。背板4の後面で上下には、壁面等の鉛直面に取り付けるためのブラケット9,9がそれぞれ取り付けられている。
箱本体3内には、下からバーナユニット11、熱交換器12、排気フード13を備えた燃焼装置10が設置されている。排気フード13の上側には、後述する給排気管との接続部14が設けられている。バーナユニット11の下部には、ファンモータを有するファン15が設けられている。ファン15の前方には、図示しないコントローラが設けられている。
【0010】
バーナユニット11は、下ケーシング16内に図示しない複数のバーナを収容している。下ケーシング16の前面には、燃料ガスをバーナへ供給するためのノズル台17が設けられている。
熱交換器12は、下ケーシング16の上側に連結される上ケーシング18を有している。上ケーシング18内には、蛇行状に配設される伝熱管19が設けられている。伝熱管19の上流端は、給水管20に接続され、下流端は、出湯管21に接続されている。給水管20及び出湯管21は、底板7の下側で外部配管と接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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