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公開番号2025170955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-20
出願番号2024075827
出願日2024-05-08
発明の名称煙突管理システム
出願人フジモリ産業株式会社
代理人弁理士法人湧泉特許事務所
主分類E04H 12/28 20060101AFI20251113BHJP(建築物)
要約【課題】煙突の変状を早期に発見して劣化損傷が軽度なうちに対処を促すことができる煙突管理システムを提供する。
【解決手段】煙突管理システム9は、煙突3又は煙突3の周辺に設けられ、煙突3の健全度と相関する物理量を検知する物理量検知手段10と、物理量検知手段10の検知情報に基づいて健全度を解析する解析部22aを含む情報処理手段20と、解析部22aによる解析結果を含む解析情報を報知する報知手段30とを備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
煙突又は煙突の周辺に設けられ、前記煙突の健全度と相関する物理量を検知する物理量検知手段と、
前記物理量検知手段の検知情報に基づいて前記健全度を解析する解析部を含む情報処理手段と、
前記解析部による解析結果を含む解析情報を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする煙突管理システム。
続きを表示（約 430 文字）【請求項２】
前記物理量検知手段が、振動センサ、温度センサ、濃度センサ、漏水センサのうち少なくとも１つを含む請求項１に記載の煙突管理システム。
【請求項３】
前記振動センサが、加速度センサ又は音圧センサを含む請求項２に記載の煙突管理システム。
【請求項４】
前記温度センサ又は前記濃度センサが、前記煙突を囲む吹き抜けシャフトの頂部の開放口又は該開放口の周辺に設けられている請求項２に記載の煙突管理システム。
【請求項５】
前記漏水センサが、漏水検知帯を含む請求項２に記載の煙突管理システム。
【請求項６】
前記情報処理手段が、前記検知情報を蓄積するデータロガーを含む請求項１～５の何れか１項に記載の煙突管理システム。
【請求項７】
前記物理量検知手段には前記検知情報を前記情報処理手段へ伝送する伝送部が接続されている請求項１～５の何れか１項に記載の煙突管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、煙突を管理するシステムに関し、特に商業ビルなどの建物に設置された煙突に適した管理システムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
一般に、ボイラーや発電機等の排ガス発生を伴う設備が有る建物には、排ガスを放出するための煙突が設けられている。例えば、建物内に吹き抜けシャフトが設けられ、該吹き抜けシャフト内に煙突が収容されている（特許文献１等参照）。
【０００３】
特許文献２には、煙突内にカメラ付きの点検装置を吊り降ろして、煙突の内周部を点検するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２３－１０２０８５号公報
特開２０１５－２２４４４７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
煙突は長期間にわたって点検及び補修されずに供用されると劣化損傷が進む。その結果、例えば煙突の壁材の一部が剥がれ落ちたり、煙突の中途部から漏煙したり、漏水したり、煙突の周辺部材が焼損したりすることがあった。一方、特に建物内の煙突は目立たないために、劣化損傷が深刻な状況になるまで気付かないことがあった。
本発明は、かかる事情に鑑み、煙突の異常、劣化、損傷等の変状を早期に発見して変状が軽度なうちに対処を促すことができる煙突管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前記課題を解決するため、本発明は、煙突管理システムであって、
煙突又は煙突の周辺に設けられ、前記煙突の健全度と相関する物理量を検知する物理量検知手段と、
前記物理量検知手段の検知情報に基づいて前記健全度を解析する解析部を含む情報処理手段と、
前記解析部による解析結果を含む解析情報を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする。
【０００７】
好ましくは、前記物理量検知手段が、振動センサ、温度センサ、濃度センサ、漏水センサのうち少なくとも１つを含む。
好ましくは、前記振動センサが、加速度センサ又は音圧センサを含む。
好ましくは、前記温度センサ又は前記濃度センサが、前記煙突を囲む吹き抜けシャフトの頂部の開放口又は該開放口の周辺に設けられている。
好ましくは、前記漏水センサが、漏水検知帯を含む。
【０００８】
好ましくは、前記情報処理手段が、前記検知情報を蓄積するデータロガーを含む。
好ましくは、前記物理量検知手段には前記検知情報を前記情報処理手段へ伝送する伝送部が接続されている。
好ましくは、前記報知手段は、前記解析部による解析結果に応じて作動する発報手段又は前記解析部による解析情報を表示する表示手段を含む。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、煙突の変状を早期に発見でき、変状が軽度なうちに適切な対処を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
図１は、本発明の一実施形態に係る煙突管理システムが構築された煙突を含む建物の正面断面図である。
図２は、前記管理システムのブロック図である。
図３は、前記管理システムの動作を説明したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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