TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025161555
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024064849
出願日
2024-04-12
発明の名称
ごみバンカの清掃方法
出願人
GOLDEN通商株式会社
代理人
個人
主分類
F23G
5/44 20060101AFI20251017BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】
ごみバンカのごみを除去し効率的に内部の清掃を行うことができるごみバンカの清掃方法の提供。
【解決手段】
ごみバンカ1の清掃方法は、天井クレーン2を壁面13の近傍に位置させるステップと、ゴンドラ5を天井クレーン2に固定するステップと、天井クレーン2を停止した状態でゴンドラ5を上下動させながら壁面を清掃するステップと、天井クレーン2からゴンドラ5を取り外すステップと、を有する。天井クレーン2を移動させるときは、ゴンドラ5をごみバンカ1の底面12に置きゴンドラ5と天井クレーン12との固定を解除するステップと、天井クレーン2を移動させるステップと、ゴンドラ5を移動後の天井クレーン2の下に移動させるステップと、底面12に置かれたゴンドラ5を天井クレーン2に再び固定するステップと、を実行する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
天井クレーンが設置されたごみバンカの清掃方法であって、
前記ごみバンカのごみを排出するステップと、
前記天井クレーンを前記ごみバンカの壁面の近傍に位置させるステップと、
作業員が乗り込み可能であって上下動可能なゴンドラを前記天井クレーンに固定するステップと、
前記天井クレーンを停止した状態で前記ゴンドラを上下動させながら前記壁面を清掃するステップと、
前記天井クレーンから前記ゴンドラを取り外すステップと、を有し、
前記天井クレーンを移動させるときは、
前記ゴンドラを前記ごみバンカの底面に置き前記ゴンドラと前記天井クレーンとの固定を解除するステップと、
前記天井クレーンを移動させるステップと、
前記ゴンドラを移動後の前記天井クレーンの下に移動させるステップと、
前記底面に置かれた前記ゴンドラを前記天井クレーンに再び固定するステップと、を実行することを特徴とするごみバンカの清掃方法。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記ゴンドラは、ゴンドラワイヤによって上下動可能であって作業員が乗り込み可能なデッキを有し、
前記ゴンドラワイヤと前記デッキとは、着脱可能に構成され、
前記ゴンドラワイヤと前記デッキとを離間させることで前記天井クレーンと前記ゴンドラとの固定を解除することを特徴とする請求項1に記載のごみバンカの清掃方法。
【請求項3】
天井クレーンが設置されたごみバンカの清掃方法であって、
前記ごみバンカのごみを排出するステップと、
前記天井クレーンを前記ごみバンカの壁面の近傍に位置させるステップと、
作業員が乗り込み可能なデッキを有しゴンドラワイヤによって上下動可能なゴンドラを前記天井クレーンに固定するステップと、
前記天井クレーンを停止した状態で前記ゴンドラを上下動させながら前記壁面を清掃するステップと、
前記天井クレーンから前記ゴンドラを取り外すステップと、を有し、
前記天井クレーンを移動させるときは、
前記デッキを前記ごみバンカの底面に置き前記ゴンドラワイヤを弛ませるステップと、
前記天井クレーンを移動させるステップと、
前記ゴンドラワイヤを巻き取ることにより、前記デッキを移動後の前記天井クレーンの下に移動させるステップと、を実行することを特徴とするごみバンカの清掃方法。
【請求項4】
前記天井クレーンは、前記ごみを排出するバケットを有するクレーン部と、前記クレーン部を所定方向に横行可能に保持し前記所定方向と直交する直交方向に走行可能なガーターと、を有し、
前記ゴンドラは、前記ガーターに少なくとも2か所で固定されることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載のごみバンカの清掃方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はごみバンカの清掃方法に関し、特にごみを貯めるごみバンカの清掃方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
焼却炉におけるごみバンカは、焼却対象のごみを焼却前に一時的に蓄える施設であってごみ焼却施設などの焼却設備内に配置される。ごみバンカは、長期間にわたって大量のごみが蓄積及び貯蔵されるため、ごみに含まれる水分で底面にごみが堆積し硬化する。これによりごみバンカの貯蔵可能量が減少するとともに壁面のひび割れといった設備の劣化が懸念されるため、ごみバンカ内のごみをすべて除去して壁面及び底面を露出させて洗浄する定期的な清掃及びメンテナンスが必要となる。
【0003】
流動床型ごみ焼却炉に付設されたごみバンカは、回収したごみが投入されるごみ投入部と、粉砕機でごみを砕く粉砕ごみ貯留部と、粉砕ごみ貯留部から斜めに傾斜した傾斜面で繋がるごみ取出し部と、の3つに区画される(特許文献1)。粉砕ごみ貯留部では、粉砕機を設置したシュートを内装するとともにシュートの底部からごみ取り出し部にかけて所要の傾斜面となしているため、ごみを破砕後すぐ燃焼させることでごみの均質化を図ることができる。
【0004】
他のごみ処理システムでは、ごみ袋を投入するバンカと、バンカ内に設けられたごみ袋を搬送するコンベヤと、ごみの破袋機と、から主に構成される。バンカに投入されたごみは、コンベヤによってごみラインに直送され、粉砕、乾燥等の工程を経て焼却炉に供給される。供給されるごみは乾燥及び粉細した後に燃焼されるため、焼却炉の燃焼速度の向上、完全燃焼による排ガス、ダイオキシン等の有害物質発生低減、焼却炉の悪臭防止等を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-71736号公報
特開2002-301400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載のごみ処理システムでは、ごみバンカのメンテナンスについては何ら考慮されていない。ごみバンカには天井クレーンが搭載されており、天井クレーンでごみバンカからごみを排出するが、底面や壁面近傍のごみは長期間不動となる。これは、天井クレーンを壁面や底面に接近させると両者が接触し、壁面又は天井クレーンが損傷する虞があるためである。
【0007】
壁面や底面近傍のごみは上に積み重ねられたごみの重量により圧縮され、水分等により硬化する。ごみバンカは、壁面及び底面周辺の不動ごみの堆積によって容量が小さくなるとともに壁面等に水分が侵入し劣化が早まるため、定期的な清掃作業によるメンテナンスが必要となる。
【0008】
ごみバンカは、深さがあるとともに壁面の高い位置までごみが体積しているため、従来は作業員がスコップや電動工具などを用いて底面12のごみ10を除去した後、図13に示すように、壁面に足場201を組み壁面13の清掃作業を行っていた。
【0009】
また、ごみバンカ1の形状に応じて、図14に示すように作業員30がゴンドラ202に乗り壁面13の清掃作業を行っていた。具体的には、壁面の突起220Aにゴンドラ202の固定部221を引っ掛けることでゴンドラ202を壁面13に固定していた。従来のゴンドラ202による清掃では、壁面13と作業員30との距離が近いため高圧洗浄の洗浄液が壁面13から反射して作業員30にかかり作業環境が悪かった。また、壁面の突起220Aに固定部221を引っ掛けているため、ゴンドラ202が壁面13から離れて高圧洗浄を行うことは難しかった。固定部221が設けられていない壁13は、平滑な壁であるためゴンドラ202を吊るすことができない。従って、設置に時間とコストがかかる足場201によって高圧洗浄を行うしか方法がなかった。
【0010】
ごみバンカが設置されるごみ焼却施設は、常時稼働していて長期間にわたって停止することが難しく、事業者から清掃期間の短縮が求められていた。以上のような経緯から、ごみバンカの底面や壁面の大量で膨大なごみを効率的に除去しごみバンカ内を清掃する方法が求められていた。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
GOLDEN通商株式会社
ごみバンカの清掃方法
8日前
個人
煙突煤払い掃除機
3か月前
個人
燃焼炉の操業方法
2か月前
個人
ウッドガスストーブ
1か月前
コーキ株式会社
煙突
1か月前
個人
形見の製造方法
1か月前
株式会社トヨトミ
石油燃焼器
25日前
株式会社豊田自動織機
耐熱部材
1か月前
株式会社パロマ
燃焼装置
3か月前
株式会社トヨトミ
固体燃料燃焼器
5か月前
株式会社オメガ
熱風発生装置
5か月前
株式会社サイトウ工研
焚き火台
22日前
三浦工業株式会社
ボイラ
4か月前
三浦工業株式会社
ボイラ
7か月前
株式会社フクハラ
充填物処理方法
4か月前
個人
回転キルンを利用した燻炭製造方法
4か月前
東京パイプ株式会社
着火器具
3か月前
株式会社タクマ
付着物除去システム
4か月前
大陽日酸株式会社
バーナ
5か月前
リンナイ株式会社
燃焼装置
4か月前
三浦工業株式会社
燃焼システム
22日前
大陽日酸株式会社
バーナ
5か月前
大陽日酸株式会社
バーナ
5か月前
株式会社アドバンテック
燃焼装置
1か月前
株式会社アドバンテック
燃焼装置
1か月前
大阪瓦斯株式会社
燃焼装置
24日前
三浦工業株式会社
水素燃焼ボイラ
1か月前
山形化成工業株式会社
手持ち式着火用具
2か月前
リンナイ株式会社
予混合装置
6か月前
株式会社アドバンテック
燃焼装置
1か月前
三菱重工業株式会社
清掃装置
1か月前
大陽日酸株式会社
燃焼バーナ
2か月前
個人
可燃性ガス燃焼装置
4か月前
株式会社日本サーモエナー
ガスバーナ
3か月前
中外炉工業株式会社
リジェネバーナ装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
燃焼ノズル
3か月前
続きを見る
他の特許を見る