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公開番号2025155721
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024200839
出願日2024-11-18
発明の名称端末及び通信方法
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04W 52/02 20090101AFI20251006BHJP(電気通信技術)
要約【課題】LP-WUSとセルDTX/DRXとの両方が設定される端末における動作を明確にし、適切にLP-WUSモニタリング及びセルDTX/DRXの動作を実行できる。
【解決手段】端末は、第1のセルにおいて低電力用ウェイクアップ信号を基地局から受信する受信部と、当該端末に前記低電力用ウェイクアップ信号に関する情報を設定する制御部と、を備え、前記制御部は、当該端末に、セルDTX (Discontinuous Transmission)/DRX (Discontinuous Reception)を、前記第1のセルを含む一又は複数のセルのそれぞれ又は前記第1のセルに対して、設定する又は設定しない。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
第１のセルにおいて低電力用ウェイクアップ信号を基地局から受信する受信部と、
当該端末に前記低電力用ウェイクアップ信号に関する情報を設定する制御部と、を備え、
前記制御部は、当該端末に、セルDTX (Discontinuous Transmission)/DRX (Discontinuous Reception)を、前記第１のセルを含む一又は複数のセルのそれぞれ又は前記第１のセルに対して、設定する又は設定しない、端末。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
当該端末にC-DRX (Connected-DRX)が設定される、請求項１に記載の端末。
【請求項３】
当該端末にC-DRX (Connected-DRX)が設定されないとき、前記制御部は、当該端末に、前記セルDTX/DRXを、前記低電力用ウェイクアップ信号に関連付けられたセルのそれぞれに対して、設定する又は設定せず、
前記低電力用ウェイクアップ信号に関連付けられたセルは、前記低電力用ウェイクアップ信号に関連付けられたセルグループ内又はMAC (Media Access Control)エンティティにおける全てのセルである、請求項１に記載の端末。
【請求項４】
前記低電力用ウェイクアップ信号のモニタリング機会は、前記セルDTX/DRXのアクティブ期間と少なくとも部分的に重複するか、
前記セルDTX／DRXの周期が前記低電力用ウェイクアップ信号のモニタリング周期の整数倍であるか又は
前記低電力用ウェイクアップ信号のモニタリング周期が前記セルDTX／DRXの周期の整数倍である、請求項１に記載の端末。
【請求項５】
前記低電力用ウェイクアップ信号により物理ダウンリンク制御チャネルのモニタリングがトリガされた場合、前記制御部は、セルの前記セルDTXの非アクティブ期間中に、前記セル内の前記物理ダウンリンク制御チャネルにおいて、DCIフォーマット2_6、DCIフォーマット2_7、DCIフォーマット2_8又はDCIフォーマット2_9のうちの少なくとも一つをモニタする、請求項１に記載の端末。
【請求項６】
端末により実行される通信方法であって、
第１のセルにおいて低電力用ウェイクアップ信号を基地局から受信するステップと、
当該端末に前記低電力用ウェイクアップ信号に関する情報を設定するステップと、
当該端末に、セルDTX (Discontinuous Transmission)/DRX (Discontinuous Reception)を、前記第1のセルを含む一又は複数のセルのそれぞれ又は前記第1のセルに対して、設定する又は設定しないステップと、を備える通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、無線通信システムにおける端末及び通信方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
3GPP（登録商標）（3rd Generation Partnership Project）システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化及び無線区間における更なる低遅延化等を実現するための技術が検討されている（例えば、非特許文献１及び非特許文献２）。さらに、3GPP Rel-19では、無線通信システムにおける低電力化のため低電力ウェイクアップ信号(LP(Low Power)-WUS(Wake Up Signal)/LP-WUR(Wake Up Receiver))の技術が議論されている。
【０００３】
省電力のための技術として、基地局及び端末の間欠送受信を制御するセルDTX (Discontinuous Transmission)/DRX (Discontinuous Reception)がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００４】
3GPP TS 38.300 V18.3.0(2024-09)
3GPP TS 38.401 V18.3.0(2024-09)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来、LP-WUSとセルDTX/DRXとを同時に使用する場合における動作が明確にされておらず、端末が適切にLP-WUSモニタリング及びセルDTX/DRXに基づく動作を実行できないおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本実施形態における端末は、第１のセルにおいて低電力用ウェイクアップ信号を基地局から受信する受信部と、当該端末に前記低電力用ウェイクアップ信号に関する情報を設定する制御部と、を備え、前記制御部は、当該端末に、セルDTX/DRXを、前記第1のセルを含む一又は複数のセルのそれぞれ又は前記第1のセルに対して、設定する又は設定しない。
【発明の効果】
【０００７】
本実施形態によれば、LP-WUSとセルDTX/DRXとの両方が設定される端末における動作を明確にし、適切にLP-WUSモニタリング及びセルDTX/DRXの動作を実行できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本実施形態における無線通信システムを説明するための図である。
従来のセルDTX/DRXの動作を示す図である。
実施例１におけるセルDTX/DRXの設定方法の一例を示す図である。
実施例１におけるセルDTX/DRXの設定方法の一例を示す図である。
実施例２におけるセルDTX/DRXとLP-WUSモニタリング機会との時間方向における関係の一例を示す図である。
実施例２におけるセルDTX/DRXとLP-WUSモニタリング機会との時間方向における関係の一例を示す図である。
実施例３におけるPDCCHモニタリングの方法の一例を示す図である。
実施例３におけるPDCCHモニタリングの方法の一例を示す図である。
本実施形態における基地局の機能構成の一例を示す図である。
本実施形態における端末の機能構成の一例を示す図である。
本実施形態における基地局又は端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態における車両の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して本実施形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
【００１０】
本実施形態の無線通信システムは、既存技術を用いて動作する。既存技術は、例えば、3GPP規格のような通信規格に基づく無線通信技術である。既存技術は、例えばNR（New Radio）であるが、既存のNRに限られない。本明細書で使用する用語「NR」は、特に断らない限り、NR（5G）以降の方式(例えば、6G)を含む広い意味を有するものとする。
（【００１１】以降は省略されています）

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