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公開番号2025152175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024053953
出願日2024-03-28
発明の名称情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法
出願人東芝ライテック株式会社,株式会社東芝
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06F 16/58 20190101AFI20251002BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のカメラを備える施設において紛失物を紛失した紛失地点を特定すること。
【解決手段】本発明に係る情報処理装置は、記憶部と、受付部と、設定部と、検索部と、特定部とを具備する。記憶部は、複数のカメラそれぞれで施設の異なる撮像領域を撮像した撮像データを記憶する。受付部は、施設において紛失主が紛失した紛失物の検索要求を受け付ける。設定部は、受付部によって受け付けられた検索要求に基づき、紛失主と紛失物とを類似画像検索の検索条件として設定する。検索部は、設定部によって設定された検索条件に基づき、記憶部に記憶された撮像データに対する類似画像検索によって、紛失主および紛失物が撮像された撮像データから紛失主が単体で撮像された撮像データへと切り替わる切替ポイントを検索する。特定部は、検索部によって検索された切替ポイントを撮像したカメラの撮像領域に基づき、紛失物の紛失地点を特定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
複数のカメラそれぞれで施設の異なる撮像領域を撮像した撮像データを記憶する記憶部と；
前記施設において紛失主が紛失した紛失物の検索要求を受け付ける受付部と；
前記受付部によって受け付けられた前記検索要求に基づき、前記紛失主と前記紛失物とを類似画像検索の検索条件として設定する設定部と；
前記設定部によって設定された前記検索条件に基づき、前記記憶部に記憶された前記撮像データに対する類似画像検索によって、前記紛失主および前記紛失物が撮像された前記撮像データから前記紛失主が単体で撮像された前記撮像データへと切り替わる切替ポイントを検索する検索部と；
前記検索部によって検索された前記切替ポイントを撮像した前記カメラの前記撮像領域に基づき、前記紛失物の紛失地点を特定する特定部と；
を具備する情報処理装置。
続きを表示（約 1,400 文字）【請求項２】
前記検索部は、
前記撮像データから前記紛失主の移動軌跡を求め、前記移動軌跡の前記撮像データを対象として、前記切替ポイントを検索する
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記検索部は、
前記紛失主が前記紛失物を所持した状態で複数の前記撮像領域から逸脱した後に、前記紛失主が単体で撮像された前記撮像データを検出した場合に、前記紛失主が前記撮像領域から逸脱した逸脱領域を前記切替ポイントとする
請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記受付部は、
前記紛失主および前記紛失物それぞれの画像データを検索対象とする前記検索要求を受け付ける
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記受付部は、
前記紛失物が拾得された場合に、前記紛失物を紛失した前記紛失主の検索要求を受け付けることが可能であり、
前記検索部は、
前記紛失物を拾得された時点よりも前に前記紛失物の拾得時点が撮像された前記撮像データを対象として前記紛失主の検索を行う
請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
施設に設置され、それぞれ異なる撮像領域を撮像可能な複数のカメラと；
前記複数のカメラによって撮像された撮像データを解析する情報処理装置と；
を具備し、
前記情報処理装置は、
複数のカメラそれぞれで施設の異なる撮像領域を撮像した撮像データを記憶する記憶部と；
前記施設において紛失主が紛失した紛失物の検索要求を受け付ける受付部と；
前記受付部によって受け付けられた前記検索要求に基づき、前記紛失主と前記紛失物とを類似画像検索の検索条件として設定する設定部と；
前記設定部によって設定された前記検索条件に基づき、前記記憶部に記憶された前記撮像データに対する類似画像検索によって、前記紛失主および前記紛失物が撮像された前記撮像データから前記紛失主が単体で撮像された前記撮像データへと切り替わる切替ポイントを検索する検索部と；
前記検索部によって検索された前記切替ポイントを撮像した前記カメラの前記撮像領域に基づき、前記紛失物の紛失地点を特定する特定部と；
を具備する情報処理システム。
【請求項７】
複数のカメラそれぞれで施設の異なる撮像領域を撮像した撮像データを記憶する記憶工程と；
前記施設において紛失主が紛失した紛失物の検索要求を受け付ける受付工程と；
前記受付工程によって受け付けられた前記検索要求に基づき、前記紛失主と前記紛失物とを類似画像検索の検索条件として設定する設定工程と；
前記設定工程によって設定された前記検索条件に基づき、前記記憶工程で記憶された前記撮像データに対する類似画像検索によって、前記紛失主および前記紛失物が撮像された前記撮像データから前記紛失主が単体で撮像された前記撮像データへと切り替わる切替ポイントを検索する検索工程と；
前記検索工程によって検索された前記切替ポイントを撮像した前記カメラの前記撮像領域に基づき、前記紛失物の紛失地点を特定する特定工程と；
をコンピュータに実行させる情報処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、撮像データから紛失物を検出する技術がある。例えば、特許文献１には、一定期間移動していない物体を紛失物として検出し、紛失物を検出する直前の撮像データに写る人物を紛失主として特定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－８８０７２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来技術では、複数のカメラを備える施設において紛失物を紛失した紛失地点を特定することについては考慮されていなかった。
【０００５】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数のカメラを備える施設において紛失物を紛失した紛失地点を特定することができる情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、記憶部と、受付部と、設定部と、検索部と、特定部とを具備する。記憶部は、複数のカメラそれぞれで施設の異なる撮像領域を撮像した撮像データを記憶する。受付部は、施設において紛失主が紛失した紛失物の検索要求を受け付ける。設定部は、受付部によって受け付けられた検索要求に基づき、紛失主と紛失物とを類似画像検索の検索条件として設定する。検索部は、設定部によって設定された検索条件に基づき、記憶部に記憶された撮像データに対する類似画像検索によって、紛失主および紛失物が撮像された撮像データから紛失主が単体で撮像された撮像データへと切り替わる切替ポイントを検索する。特定部は、検索部によって検索された切替ポイントを撮像したカメラの撮像領域に基づき、紛失物の紛失地点を特定する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、複数のカメラを備える施設において紛失物を紛失した紛失地点を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。
図２は、実施形態に係る撮像領域の模式図である。
図３は、実施形態に係る情報処理装置のブロック図である。
図４は、実施形態に係る撮像データ記憶部に格納される情報の一例を示す図である。
図５は、実施形態に係るカメラ情報記憶部に格納される情報の一例を示す図である。
図６は、実施形態に係る検索部による処理の説明図である。
図７は、実施形態に係る検索部による処理の説明図である。
図８は、実施形態に係る検索部による処理の説明図である。
図９は、実施形態に係る検索部による処理の説明図である。
図１０は、実施形態に係る紛失主の検索処理の説明図である。
図１１は、実施形態に係る紛失主の検索処理の説明図である。
図１２は、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に説明する実施形態に係る情報処理装置１は、複数のカメラそれぞれで施設の異なる撮像領域を撮像した撮像データを記憶する記憶部３４と、施設において紛失主が紛失した紛失物の検索要求を受け付ける受付部３５２と、受付部３５２によって受け付けられた検索要求に基づき、紛失主と紛失物とを類似画像検索の検索条件として設定する設定部３５３と、設定部３５３によって設定された検索条件に基づき、記憶部３４に記憶された撮像データに対する類似画像検索によって、紛失主および前記紛失物が撮像された撮像データから紛失主が単体で撮像された撮像データへと切り替わる切替ポイントを検索する検索部３５４と、検索部３５４によって検索された切替ポイントを撮像したカメラの撮像領域に基づき、紛失物の紛失地点を特定する特定部３５５とを具備する。
【００１０】
また、以下で説明する実施形態に係る情報処理装置１において、検索部３５４は、撮像データから紛失主の移動軌跡を求め、移動軌跡の撮像データを対象として、切替ポイントを検索する。
（【００１１】以降は省略されています）

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