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公開番号2025150279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051086
出願日2024-03-27
発明の名称情報提供方法、情報提供装置、情報提供プログラム、及び情報提供システム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人佐野特許事務所
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20251002BHJP(計算;計数)
要約【課題】ターゲットユーザの利便性を保ちつつ、ターゲットユーザにとって所謂「偶然の出会い」が発生し易くなる情報提供を可能とする。
【解決手段】例示的な情報提供方法は、情報提供サービスエリアにおける情報を提供する情報提供方法であって、ターゲットユーザの特性に類似するユーザ特性を持つ特性類似ユーザの行動履歴に基づく定番情報を生成し、前記特性類似ユーザの行動履歴に基づき、前記ターゲットユーザの行動履歴に無い情報である類似特性特異情報を生成し、定番情報提供期間においては前記定番情報を優先提供し、類似特性特異情報提供期間においては前記類似特性特異情報を優先提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
情報提供サービスエリアにおける情報を提供する情報提供方法であって、
ターゲットユーザの特性に類似するユーザ特性を持つ特性類似ユーザの行動履歴に基づく定番情報を生成し、
前記特性類似ユーザの行動履歴に基づき、前記ターゲットユーザの行動履歴に無い情報である類似特性特異情報を生成し、
定番情報提供期間においては前記定番情報を優先提供し、
類似特性特異情報提供期間においては前記類似特性特異情報を優先提供する、情報提供方法。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
前記類似特性特異情報提供期間は、前記ターゲットユーザの前記情報提供サービスエリアへの訪問目的達成状況に基づき決定される、請求項１に記載の情報提供方法。
【請求項３】
複数の類似指標での各ユーザ間のユーザ特性の類似度評価を行う、請求項１に記載の情報提供方法。
【請求項４】
前記ターゲットユーザのコンテクストに応じて、前記複数の類似指標間での優先度を決定し、
決定した前記優先度を考慮して前記ユーザ特性の類似度評価を行う、請求項３に記載の情報提供方法。
【請求項５】
情報提供サービスエリアにおける情報を提供する情報提供装置であって、
ターゲットユーザの特性に類似するユーザ特性を持つ特性類似ユーザの行動履歴に基づく定番情報を生成し、
前記特性類似ユーザの行動履歴に基づき、前記ターゲットユーザの行動履歴に無い情報である類似特性特異情報を生成し、
定番情報提供期間においては前記定番情報を優先提供し、
類似特性特異情報提供期間においては前記類似特性特異情報を優先提供する、情報提供装置。
【請求項６】
情報提供サービスエリアにおける情報を提供する情報提供プログラムであって、
ターゲットユーザの特性に類似するユーザ特性を持つ特性類似ユーザの行動履歴に基づく定番情報を生成することと、
前記特性類似ユーザの行動履歴に基づき、前記ターゲットユーザの行動履歴に無い情報である類似特性特異情報を生成することと、
定番情報提供期間においては前記定番情報を優先提供することと、
類似特性特異情報提供期間においては前記類似特性特異情報を優先提供することと、
をコンピュータに実行させる、情報提供プログラム。
【請求項７】
端末装置と、
情報提供装置と、を備え、
前記端末装置は、ターゲットユーザの特性を前記情報提供装置に送信し、
前記情報提供装置は、情報提供サービスエリアにおける情報を提供する情報提供装置であって、ターゲットユーザの特性に類似するユーザ特性を持つ特性類似ユーザの行動履歴に基づく定番情報を生成し、前記特性類似ユーザの行動履歴に基づき、前記ターゲットユーザの行動履歴に無い情報である類似特性特異情報を生成し、定番情報提供期間においては前記定番情報を優先提供し、類似特性特異情報提供期間においては前記類似特性特異情報を優先提供する、情報提供システム。
【請求項８】
情報提供サービスエリアにおける情報を提供する情報提供方法であって、
ターゲットユーザの特性と類似度が第１類似度以上であるユーザ特性を持つ特性類似ユーザの行動履歴に基づく定番情報を生成し、
前記ターゲットユーザの特性と類似度が前記第１類似度より所定類似度以上低い第２類似度未満であるユーザ特性を持つ特性非類似ユーザの行動履歴に基づく別特性特異情報を生成し、
定番情報提供期間においては前記定番情報を優先提供し、
別特性特異情報提供期間においては前記別特性特異情報を優先提供する、情報提供方法。
【請求項９】
前記別特性特異情報提供期間は、前記ターゲットユーザの前記情報提供サービスエリアへの訪問目的達成状況に基づき決定される、請求項８に記載の情報提供方法。
【請求項１０】
複数の類似指標での各ユーザ間のユーザ特性の類似度評価を行う、請求項８に記載の情報提供方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、レコメンド情報（推薦情報）を提供する情報提供方法、情報提供装置、情報提供プログラム、及び情報提供システムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
ＥＣ（Electronic Commerce）サイトでは、大量のアイテムの中からユーザに合わせておすすめのアイテムを提示する推薦システム（レコメンドエンジン）がよく用いられている。推薦システムの手法としては、協調フィルタリングが広く用いられている。
【０００３】
協調フィルタリングは、レコメンド対象ユーザ（ターゲットユーザ）に対して、ユーザのアイテムへの評価値、購入アイテム・閲覧履歴が類似しているユーザ（参照ユーザ）の評価をもとにアイテムをレコメンドする手法である。
【０００４】
街の回遊を支援するサービスにおいて、協調フィルタリングを適用する場合、場所、店舗、施設などの訪問履歴や評価をもとにリコメンドが行われることになる。また、特許文献１で開示されている情報提供装置は、ユーザの心理的傾向を示すバイアス情報に基づいてレコメンド対象情報を決定し、レコメンド情報に対するユーザの行動に応じてバイアス情報を更新する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２２－２６６８７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかし、協調フィルタリングを適用した街の回遊を支援するサービスあるいは特許文献１で開示されている情報提供装置では、ターゲットユーザの訪問履歴が無い場所、店舗、施設などの新たな情報、所謂「偶然の出会い」が発生しがたい。そのため、ターゲットユーザが充分に満足しないという課題、また場所、店舗、施設などにとっては新規訪問者の獲得に繋がりにくいという課題がある。
【０００７】
本発明は、上記事情に鑑み、ターゲットユーザの利便性を保ちつつ、ターゲットユーザにとって所謂「偶然の出会い」が発生し易くなる情報提供を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
例示的な本発明の情報提供方法は、情報提供サービスエリアにおける情報を提供する情報提供方法であって、ターゲットユーザの特性に類似するユーザ特性を持つ特性類似ユーザの行動履歴に基づく定番情報を生成し、前記特性類似ユーザの行動履歴に基づき、前記ターゲットユーザの行動履歴に無い情報である類似特性特異情報を生成し、定番情報提供期間においては前記定番情報を優先提供し、類似特性特異情報提供期間においては前記類似特性特異情報を優先提供する。
【発明の効果】
【０００９】
例示的な本発明によれば、定番情報と類似特性特異情報の両方が適宜提供されるので、定番情報の提供によってターゲットユーザの利便性を保つことができ、類似特性特異情報の提供によってターゲットユーザにとって所謂「偶然の出会い」が発生し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施形態に係る情報提供システムの構成例を示す図
人物と端末装置との対応関係を定義するための図
実施形態に係る端末装置の概略ブロック図
実施形態に係る情報提供装置の概略ブロック図
情報提供制御部の機能ブロック図
情報提供装置の動作フローチャートを示す図
端末装置におけるユーザ情報入力画面の表示例を示す図
端末装置におけるチェックイン画面の表示例を示す図
ユーザ特性データベースの一例を示す図
ユーザ行動履歴データベースの一例を示す図
エリア来訪データテーブルの一例を示す図
定番情報テーブルの一例を示す図
類似特性特異情報テーブルの一例を示す図
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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