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公開番号2025147713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024048098
出願日2024-03-25
発明の名称情報処理プログラム及び情報処理装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250930BHJP(計算;計数)
要約【課題】仮想プリンタからOSへ送信される能力情報に基づく用紙サイズの誤った設定を防止する。
【解決手段】プリンタアプリケーション170は、プリンタ200に備えられた用紙トレイ、及び、当該用紙トレイに収納された被印刷用紙に関わるトレイ情報、用紙ステータス情報、トレイ用紙設定情報を取得するステップS120、ステップS205、ステップS220と、トレイ情報、用紙ステータス情報、トレイ用紙設定情報に応じて、プリンタ200の給紙環境に適合したアトリビュートを生成するステップS140及びステップS150と、生成したアトリビュートをCUPS160へ向けて出力するステップS160と、を実行するよう構成されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置と通信可能な印刷装置を用いた印刷制御を実行可能な情報処理プログラムであって、前記印刷装置は、用紙トレイに収納された被印刷用紙に対し印刷を行い、前記情報処理装置にはアプリケーションからの指令により印刷を行う印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記情報処理プログラムは前記印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録可能であり、
前記情報処理プログラムは、前記印刷ソフトウェアに前記仮想の印刷装置として登録されたとき、前記情報処理装置の演算部に対し、
前記印刷装置に備えられた前記用紙トレイ、及び、当該用紙トレイに収納された前記被印刷用紙、に関わる給紙環境情報を取得する環境情報取得処理と、
前記環境情報取得処理で取得された前記給紙環境情報に応じて、前記印刷装置の給紙環境に適合した有効能力情報を生成する能力情報生成処理と、
前記能力情報生成処理で生成した前記有効能力情報を前記印刷ソフトウェアへ向けて出力する能力情報出力処理と、
前記能力情報出力処理で出力した前記有効能力情報に対応した前記印刷ソフトウェアからの第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、
前記印刷データ取得処理で取得した前記第1印刷データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、
を実行するよう構成されている、情報処理プログラム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記給紙環境情報は、
前記印刷装置に備えられている前記用紙トレイを識別するためのトレイ識別情報と、
前記トレイ識別情報に対応付けられた前記用紙トレイに収納されている又は設定されている前記被印刷用紙のサイズを特定可能な用紙サイズ情報と、
を含む、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記演算部に対し、さらに、
前記環境情報取得処理で取得された前記給紙環境情報に基づき、前記印刷装置に備えられている複数の前記用紙トレイそれぞれに対応した複数の前記トレイ識別情報のいずれかへの手動選択設定、及び、前記複数のトレイ識別情報のうちいずれか1つの自動選択設定、の少なくとも一方を表す有効トレイリストを作成する有効トレイリスト作成処理と、
を実行させ、
前記有効能力情報は、
前記有効トレイリスト作成処理で作成された前記有効トレイリストに対応した、トレイ能力情報を含む、
よう構成されている、請求項2記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記演算部に対し、さらに、
前記環境情報取得処理で取得された前記給紙環境情報に基づき、前記用紙サイズ情報において前記被印刷用紙のサイズを特定しない未設定情報が含まれる場合は、前記用紙トレイに収納可能な前記被印刷用紙の全サイズを含み、前記用紙サイズ情報において前記未設定情報が含まれない場合は、前記トレイ識別情報に対応付けられた前記用紙トレイに対応する前記被印刷用紙の全サイズを含む、有効用紙リストを作成する有効用紙リスト作成処理と、
を実行させ、
前記有効能力情報は、
前記有効用紙リスト作成処理で作成された前記有効用紙リストに対応した、用紙能力情報を含む、
よう構成されている、請求項2記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記演算部に対し、さらに、
前記環境情報取得処理で取得された前記給紙環境情報に基づき、いずれかの前記用紙トレイにおける前記被印刷用紙の収納量が所定値未満であるか否かを判定する収納量判定処理と、
を実行させ、
前記収納量判定処理で前記所定値未満であると判定された場合、前記能力情報生成処理による前記有効能力情報の生成を実行させない、
よう構成されている、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記演算部に対し、さらに、
前記環境情報取得処理で取得された前記給紙環境情報に基づき、いずれかの前記用紙トレイにおける前記被印刷用紙の収納量が所定値未満であるか否かを判定する収納量判定処理と、
を実行させ、
前記収納量判定処理で前記所定値未満であると判定された場合、前記能力情報生成処理において、当該用紙トレイを特定した特定トレイ能力情報と、当該特定された用紙トレイでは前記収納量が前記所定値未満であることを表す特定用紙能力情報と、を含む前記有効能力情報の生成を実行させる、
よう構成されている、請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記演算部に対し、さらに、
前記有効トレイリスト作成処理で作成された前記有効トレイリストに、前記自動選択設定が含まれている場合で、前記環境情報取得処理で取得された前記給紙環境情報において、複数の前記用紙トレイにそれぞれ収納された前記被印刷用紙が共通のサイズであった場合には、当該自動選択設定を、対応する前記トレイ識別情報への前記手動選択設定へ変更する、有効トレイリスト変更処理と、
を実行させるよう構成されている、請求項3記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
印刷装置に対し通信可能な通信I/Fと、印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステム及び情報処理プログラムを備えた制御部と、を有する情報処理装置であって、前記印刷装置は、用紙トレイに収納された被印刷用紙に対し印刷を行い、前記情報処理プログラムは前記印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録されており、
前記制御部は、
前記印刷装置に備えられた前記用紙トレイ、及び、当該用紙トレイに収納された前記被印刷用紙、に関わる給紙環境情報を取得する環境情報取得処理と、
前記環境情報取得処理で取得された前記給紙環境情報に応じて、前記印刷装置の給紙環境に適合した有効能力情報を生成する能力情報生成処理と、
前記能力情報生成処理で生成した前記有効能力情報を前記印刷ソフトウェアへ向けて出力する能力情報出力処理と、
前記能力情報出力処理で出力した前記有効能力情報に対応した前記印刷ソフトウェアからの第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、
前記印刷データ取得処理で取得した前記第1印刷データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、
を実行するよう構成されている、情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に対し通信可能な情報処理装置で実行される情報処理プログラム及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、所定の印刷規格に従ってプリンタのベンダが提供するプリンタドライバを用いることなく印刷を行う、いわゆるドライバレスの印刷機能を有するオペレーティングシステム(OS)が一般的になりつつある。この場合、プリンタドライバのインストールを行うことなく印刷を行うことができる。
【0003】
このようなドライバレスのOS印刷機能を利用し、かつドライバレス未対応の印刷装置への対応あるいは通常のドライバレス印刷の機能を拡張するものとして、例えば特許文献1に記載のように、OSから印刷ジョブを受信し、受信した印刷ジョブを印刷装置に送信する仮想プリンタを情報処理装置内に作成したものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-110712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術では、仮想プリンタからOSのドライバレス印刷機能へと送信される能力情報が、接続される印刷装置において利用可能な全ての用紙サイズを含んでおり、これによってOSのドライバレス印刷機能に基づく印刷設定画面には当該全ての用紙サイズがユーザに対し選択可能に表示される。
【0006】
しかしながら、上記のようにして表示される用紙サイズが、実際には上記印刷装置の用紙トレイに収納されていないものを含む可能性があり得る。実際には上記印刷装置の用紙トレイに収納されていないサイズの用紙が選択されて印刷が実行される場合、ユーザは意図しない用紙の入れ替え或いは設定のし直しを強いられてしまうことがある。
【0007】
本発明の目的は、仮想プリンタからOSへ送信される能力情報に基づく用紙サイズの誤った設定を防止できる情報処理プログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本願発明の情報処理プログラムは、情報処理装置の演算部によって実行可能であり、前記情報処理装置と通信可能な印刷装置を用いた印刷制御を実行可能な情報処理プログラムであって、前記印刷装置は、用紙トレイに収納された被印刷用紙に対し印刷を行い、前記情報処理装置にはアプリケーションからの指令により印刷を行う印刷ソフトウェアを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記情報処理プログラムは前記印刷ソフトウェアに仮想の印刷装置として登録可能であり、前記情報処理プログラムは、前記印刷ソフトウェアに前記仮想の印刷装置として登録されたとき、前記情報処理装置の演算部に対し、前記印刷装置に備えられた前記用紙トレイ、及び、当該用紙トレイに収納された前記被印刷用紙、に関わる給紙環境情報を取得する環境情報取得処理と、前記環境情報取得処理で取得された前記給紙環境情報に応じて、前記印刷装置の給紙環境に適合した有効能力情報を生成する能力情報生成処理と、前記能力情報生成処理で生成した前記能力情報を前記印刷ソフトウェアへ向けて出力する能力情報出力処理と、前記能力情報出力処理で出力した前記有効能力情報に対応した前記印刷ソフトウェアからの第1印刷データを取得する印刷データ取得処理と、前記印刷データ取得処理で取得した前記第1印刷データに基づく第2印刷データを前記印刷装置へ向けて送信する印刷データ送信処理と、を実行するよう構成されている。
【0009】
本願発明の情報処理プログラムが演算部で実行されると、環境情報取得処理が実行される。環境情報取得処理では、印刷装置に備えられた用紙トレイ、及び、当該用紙トレイに収納された被印刷用紙、に関わる給紙環境情報が取得される。取得された給紙環境情報に応じ、能力情報生成処理において、印刷装置の給紙環境に適合した有効能力情報が生成される。これにより、生成される能力情報を、印刷装置に備えられた用紙トレイに実際に収納されている被印刷用紙のサイズに整合した有効なものとすることができる。この結果、ユーザが選択し設定する用紙サイズが、実際に印刷装置で印刷可能な用紙サイズと整合しない誤った設定となるのを防止することができる。その結果、ユーザが意図しない用紙の入れ替え或いは設定のし直しを強いられることを防止できる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、仮想プリンタからOSへ送信される能力情報に基づく用紙サイズの誤った設定を防止できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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