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公開番号2025147597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-07
出願番号2024047925
出願日2024-03-25
発明の名称カメラシステム
出願人株式会社国際電気
代理人個人,個人
主分類H04N 23/60 20230101AFI20250930BHJP(電気通信技術)
要約【課題】IP伝送を撮像装置とCCUとの間の通信に用い、各種の信号が適切に伝送されるカメラシステムを単純な構成で実現する。
【解決手段】カメラシステム1においては、撮像装置10側とカメラコントロールユニット50がIP伝送によってネットワークNを介して接続される。撮像装置本体20とCCU本体60の間でやりとりされる信号は、(1)遅延時間に対する制限は緩いがIP伝送の際の劣化が小さいことが要求される信号、(2)IP伝送の際の劣化に対する制限は緩いが遅延時間が短いことが要求される信号、の2種類に大別することができる。送信される側の信号である映像信号、連絡用音声信号は、IP伝送のために共にエンコーダに入力してエンコードされる。ここでは、このコーデックとして、処理の際の遅延時間は比較的長いが劣化が小さな第1のコーデックと、劣化は比較的大きいが処理の際の遅延時間が短い第2のコーデックの2種類が設定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像によって映像信号を生成する撮像装置と、当該撮像装置とIP伝送を用いた通信によって接続される制御装置とを具備するカメラシステムであって、
前記IP伝送を用いて前記撮像装置と前記制御装置の間で前記映像信号を含む複数種類の信号がやりとりされ、
前記IP伝送の際に適用される符号化方式として、第1の符号化方式と、前記IP伝送の際の処理時間が前記第1の符号化方式よりも短く、前記IP伝送に際しての劣化が前記第1の符号化方式よりも大きな第2の符号化方式が前記信号に応じて使い分けられたことを特徴とするカメラシステム。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記映像信号に対して前記第1の符号化方式が用いられ、前記撮像装置側から前記制御装置側に送信される前記映像信号以外の信号に対して前記第2の符号化方式が用いられたことを特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
【請求項3】
前記制御装置から前記撮像装置側に送信され前記撮像装置側で出力されるリターン映像信号に対して前記第2の符号化方式が用いられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像を行う撮像装置と、この撮像装置と通信によって接続された制御装置とが用いられたカメラシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
デジタル・ハイビジョン放送(4K、8K等)のテレビ中継等において撮像のために用いられる撮像装置は、実際にはカメラコントロールユニット(CCU)と接続されたカメラシステム(システムカメラ)として用いられる。この場合、撮像装置によって得られた映像信号等は撮像装置からCCU側に伝送され、撮像装置を制御するための制御信号はCCU側から撮像装置側に伝送される。この際、単一のCCUに対して互いに異なる箇所に設置された複数の撮像装置が接続されることもある。
【0003】
このような場合には、例えば、CCUは、ある一つの撮像装置の操作において使用するためにファインダー等で表示させる映像(リターン映像)を、前記の制御信号と同様に、この撮像装置側に送信する場合もある。リターン映像としては、例えば他の撮像装置で得られた映像の解像度を低下させた映像を用いる場合もある。また、カメラマンに対する音声指示等もこのリターン映像信号に含まれるものとする。
【0004】
特許文献1には、このようなカメラシステムにおける動作を確実に行わせるために、撮像装置とCCUとの間の通信経路が複数設けられ、状況に応じてこの切替が行われる。この際、このカメラシステムにおいて最も重要な信号である映像信号が適切にCCU側に送信されるような構成とされる。この場合の通信経路としては、光複合ケーブルを用いた有線通信と、無線LANを用いた無線通信の2種類がある。このうち、無線通信においては、IP(Internet Protocol)信号を用いたIP伝送が用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-115285号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年は、特にIP伝送は、通信技術の進歩によって特に有効となっている。特に、IP伝送を用いた場合には、IP網が敷設されている地域内であれば、撮像装置とCCUとの間の距離によらず、無線通信によって安定して伝送を行うことができる、大容量のデータを伝送できる、等のメリットがある。上記の動作を無線通信のみによって安定して行わせることも可能となっている。
【0007】
一方、IP伝送においては、送信側で伝送する信号をエンコード(符号化)してIP信号として送信し、受信側では受信したIP信号をデコード(復号)することによって信号がやりとりされるため、撮像装置側とCCU側でこうした処理を行う回路が必要となる。この際の符号化の方式(コーデック)としては、様々なものがあり、伝送される信号や目的に応じてこの方式は適宜設定される。
【0008】
上記のようなカメラシステムにおいては、例えば撮像装置側から伝送される映像信号と、CCU側から伝送されるリターン映像信号とでは、コーデックに要求される特性が大きく異なる。例えば、映像信号に対しては、その伝送に際して多少の遅延が発生しても、信号の劣化のない(高画質が得られる)ことが最優先とされる。これに対して、リターン映像信号や制御信号はリアルタイムで行われる撮像装置の制御のために用いられるため、これらの信号に対しては多少の劣化が発生しても、遅延がないことが最優先とされる。このため、例えば映像信号とリターン映像信号に対して共通のコーデックを用いた場合には、リターン映像信号に遅延が生ずる、あるいは映像信号に劣化が生ずる、等の問題が発生した。あるいは、各用途(あるいはコーデック)に対応した異なる機材を組み合わせてカメラシステムを構築することが複雑となった。
【0009】
このため、IP伝送を撮像装置とCCUとの間の通信に用い、各種の信号が適切に伝送されるカメラシステムを単純な構成で実現することが望まれた。
【0010】
本発明は、このような状況に鑑みなされたもので、上記課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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