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公開番号
2025147217
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-06
出願番号
2025132173,2025502293
出願日
2025-08-07,2024-02-14
発明の名称
複合部材、接合体、および、保持装置
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C04B
35/582 20060101AFI20250926BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】 複合部材において、熱伝導性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】 複合材料からなる複合部材は、複合材料が、窒化アルミニウムと炭化珪素とを含み、窒化アルミニウムの含有量が炭化珪素の含有量よりも大きい。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複合材料からなる複合部材であって、
前記複合材料は、窒化アルミニウムと炭化珪素とを含み、
窒化アルミニウムの含有量が炭化珪素の含有量よりも大きい、
ことを特徴とする複合部材。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の複合部材は、さらに、
前記複合材料としてチタン化合物を含む、
ことを特徴とする複合部材。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の複合部材であって、
窒化アルミニウムの含有量は、10質量%以上50質量%以下である、
ことを特徴とする複合部材。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の複合部材であって、
炭化珪素の含有量は、1質量%以上30質量%以下である、
ことを特徴とする複合部材。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の複合部材であって、
熱伝導率は、80W/(m・K)以上である、
ことを特徴とする複合部材。
【請求項6】
接合体であって、
請求項1または請求項2に記載の複合部材と、
前記複合部材と接合されるセラミック材と、を備える、
ことを特徴とする接合体。
【請求項7】
請求項6に記載の接合体であって、
前記複合部材の熱膨張係数と前記セラミック材の熱膨張係数との差は、0.3×10
-6
/K以内である、
ことを特徴とする接合体。
【請求項8】
請求項6に記載の接合体であって、
前記セラミック材は、アルミナから形成されている、
ことを特徴とする接合体。
【請求項9】
請求項6に記載の接合体であって、
前記複合部材と前記セラミック材とは、金属接合によって接合されている、
ことを特徴とする接合体。
【請求項10】
保持装置であって、
請求項6に記載の接合体を備えており、
前記セラミック材は、チャック電極を有しており、
前記複合部材は、冷却機能を有する、
ことを特徴とする保持装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合部材、接合体、および、保持装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、複数材料からなる複合部材が知られている。例えば、特許文献1,2には、炭化珪素を主要な構成相とし、珪化チタンやチタンシリコンカーバイドなどを含む複合部材が開示されている。また、特許文献3には、珪化チタンを主要な構成相とし、炭化珪素や炭化チタンなどを含む複合部材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6182082号公報
特許第5666748号公報
特開2021-116218号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1~3のような先行技術によっても、複合部材において、熱伝導性を向上させつつ、熱膨張係数を増大させる技術については、なお、改善の余地があった。例えば、特許文献1,2に記載の複合部材は、炭化珪素を粒子として含んでおり、特許文献3に記載の複合部材は、珪化チタンを粒子として含んでいる。このため、複合部材の内部には、伝熱抵抗となる隙間が粒子間に形成されやすく、熱伝導性が低くなるおそれがあった。
【0005】
本発明は、複合部材において、熱伝導性を向上させつつ、熱膨張係数を増大させる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本発明の一形態によれば、複合材料からなる複合部材が提供される。この複合部材では、前記複合材料は、窒化アルミニウムと炭化珪素とを含み、窒化アルミニウムの含有量が炭化珪素の含有量よりも大きい。
【0008】
この構成によれば、複合部材では、窒化アルミニウムの含有量は、炭化珪素の含有量よりも大きい。これにより、複合部材の内部において、炭化珪素の粒子の間に窒化アルミニウムの固溶体が形成されやすくなるため、炭化珪素を主要な構成相とする複合部材に比べ、固溶体となっている窒化アルミニウムを介して熱が伝わりやすくなる。したがって、複合部材の熱伝導率が大きくなるため、複合部材の熱伝導性を向上させることができる。また、炭化珪素を主要な構成相とする複合部材に比べ、熱膨張係数が大きい窒化アルミニウム含有量が多いため、複合部材の熱膨張係数を増大させることができる。
【0009】
(2)上記形態の複合部材において、前記複合材料としてチタン化合物を含んでもよい。この構成によれば、複合部材は、チタン化合物を含むため、窒化アルミニウムと炭化珪素とから形成される複合部材の熱膨張係数を制御することができる。これにより、例えば、高温となる他の部材と複合部材とを接合させて、複合部材を放熱部材として利用する場合、熱膨張の違いによって、他の部材が複合部材から剥離することを抑制できる。これにより、複合部材は、他の部材の熱を効率的に逃がす(抜熱する)ことができるとともに、他の部材との接合状態を維持することができる。
【0010】
(3)上記形態の複合部材において、窒化アルミニウムの含有量は、10質量%以上50質量%以下であってもよい。この構成によれば、複合部材は、熱膨張係数等の特性を比較的制御しやすい窒化アルミニウムを一定量含む。これにより、複合部材の熱膨張係数を容易に制御することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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