特許ウォッチ

公開番号2025144646
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2024044394
出願日2024-03-21
発明の名称アカウント管理装置、アカウント管理方法、プログラム及び学習支援システム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類G06Q 50/20 20120101AFI20250926BHJP(計算;計数)
要約【課題】マッチングされた2人のユーザの情報を第三者が把握可能とする。
【解決手段】サーバ装置(アカウント管理装置)の制御部は、学習者が使用する第1アカウントと、第1の問題を学習者に教示する教示者が使用する第2アカウントと、をマッチングさせる。制御部は、第1アカウントと第2アカウントとがマッチングされた場合に、第1アカウントと第2アカウントとのマッチングに係る情報であるマッチング情報を第3アカウントに紐付ける。第3アカウントは、学習者及び教示者とは異なる者が使用するアカウントである。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
学習者が使用する第１アカウントと、第１の問題を前記学習者に教示する教示者が使用する第２アカウントと、をマッチングさせる制御部を備え、
前記制御部は、前記第１アカウントと前記第２アカウントとがマッチングされた場合に、前記第１アカウントと前記第２アカウントとのマッチングに係る情報であるマッチング情報を第３アカウントに紐付け、
前記第３アカウントは、前記学習者及び前記教示者とは異なる者が使用するアカウントである、
ことを特徴とするアカウント管理装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記制御部は、
前記マッチング情報として、前記第１アカウントの情報、前記第２アカウントの情報及び前記第１の問題の情報を、前記第３アカウントに紐付けた後に、
前記第２アカウントを使用する前記教示者が前記第１の問題と出題分野が同一又は類似した第２の問題を誤答した場合に、前記第１の問題の情報と、前記マッチングに係る前記第１アカウントの情報及び前記第２アカウントの情報と、を前記第３アカウントに紐付ける、
ことを特徴とする請求項１に記載のアカウント管理装置。
【請求項３】
前記制御部は、
前記マッチング情報として、前記第１アカウントの情報、前記第２アカウントの情報及び前記第１の問題の情報を、前記第３アカウントに紐付けた後に、
前記第１アカウントを使用する前記学習者が前記第１の問題と出題分野が同一又は類似した第２の問題を誤答した場合に、前記第１の問題の情報と、前記マッチングに係る前記第１アカウントの情報及び前記第２アカウントの情報と、を前記第３アカウントに紐付ける、
ことを特徴とする請求項１に記載のアカウント管理装置。
【請求項４】
学習者が使用する第１アカウントと、第１の問題を前記学習者に教示する教示者が使用する第２アカウントと、をマッチングさせる工程と、
前記第１アカウントと前記第２アカウントとがマッチングされた場合に、前記第１アカウントと前記第２アカウントとのマッチングに係る情報であるマッチング情報を第３アカウントに紐付ける工程と、を含み、
前記第３アカウントは、前記学習者及び前記教示者とは異なる者が使用するアカウントである、
ことを特徴とするアカウント管理方法。
【請求項５】
コンピュータを、
学習者が使用する第１アカウントと、第１の問題を前記学習者に教示する教示者が使用する第２アカウントと、をマッチングさせる制御部として機能させるためのプログラムであって、
前記制御部は、前記第１アカウントと前記第２アカウントとがマッチングされた場合に、前記第１アカウントと前記第２アカウントとのマッチングに係る情報であるマッチング情報を第３アカウントに紐付け、
前記第３アカウントは、前記学習者及び前記教示者とは異なる者が使用するアカウントである、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項６】
請求項１に記載のアカウント管理装置と、表示部を備える端末装置と、がデータ通信可能に接続された学習支援システムであって、
前記制御部は、前記第３アカウントでログインされた前記端末装置の前記表示部に、前記第３アカウントに紐付けられた情報を表示させる、
ことを特徴とする学習支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、アカウント管理装置、アカウント管理方法、プログラム及び学習支援システムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、ユーザが使用する言語、ユーザが提供可能な物事等を含むユーザプロファイルに基づくマッチングシステムが開示されている。このシステムは、目的別のカテゴリーでユーザを検索し、ユーザのニーズに応じたマッチングを行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第５９７０７３９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記の従来技術においては、マッチングされた２人のユーザの情報を第三者が把握することはできなかった。
【０００５】
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、マッチングされた２人のユーザの情報を第三者が把握可能とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明のアカウント管理装置は、学習者が使用する第１アカウントと、第１の問題を前記学習者に教示する教示者が使用する第２アカウントと、をマッチングさせる制御部を備え、前記制御部は、前記第１アカウントと前記第２アカウントとがマッチングされた場合に、前記第１アカウントと前記第２アカウントとのマッチングに係る情報であるマッチング情報を第３アカウントに紐付け、前記第３アカウントは、前記学習者及び前記教示者とは異なる者が使用するアカウントである、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、マッチングされた２人のユーザの情報を第三者が把握可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の実施形態に係る学習支援システムの構成例を示す図である。
サーバ装置の記憶部のストレージに設けられているデータベースの構成例である。
問題正誤テーブルのデータ構成例を示す図である。
マッチング履歴テーブルのデータ構成例を示す図である。
誤答管理テーブルのデータ構成例を示す図である。
学習支援画面の例である。
学習支援システムにおいて実行される教え合い処理を示すラダーチャートである。
サーバ装置により実行される誤答管理処理を示すフローチャートである。
サーバ装置により実行されるマッチング管理処理を示すフローチャートである。
マッチング履歴画面の例である。
マッチング後の誤答確認画面の例である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明に係るアカウント管理装置、アカウント管理方法、プログラム及び学習支援システムの実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。以下の実施形態において、学習支援システムは、学校の生徒及び教師によって使用されるものとする。なお、学校とは、正規の小学校、中学校、高校、大学に限らず、専門学校、学習塾、予備校等を含むものである。
【００１０】
図１に示すように、学習支援システム１００は、サーバ装置１０と、複数の端末装置２０と、を含む。サーバ装置１０と各端末装置２０とは、ネットワーク３０を介してデータ通信可能に接続される。端末装置２０は、各ユーザ（生徒、教師）が使用する端末装置である。端末装置２０は、パーソナルコンピュータ、タブレット等の携帯端末装置、スマートフォン等の移動体通信装置のいずれであってもよい。なお、端末装置２０の台数は、特に限定されない。ネットワーク３０は、例えば、インターネット、無線ＬＡＮ（Local Area Network）、有線ＬＡＮ、移動体通信ネットワーク、近距離無線通信網、あるいは、これらの一部又は全部の組み合わせといった、任意の電気通信ネットワークであればよい。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許