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公開番号2025143794
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024043233
出願日2024-03-19
発明の名称情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250925BHJP(計算;計数)
要約【課題】対応するテープ幅が異なる複数の画像データが連続印刷の対象となった場合でも、印刷されるテープのテープ幅に合わせた画像サイズで、それぞれの画像データに対応する複数の印刷画像を連続印刷させる。
【解決手段】携帯端末1は、複数の画像データPにそれぞれ対応する複数の個別印刷画像をテープに連続印刷させる連続印刷データを生成するものであり、連続印刷の対象となる複数の画像データPのうち、少なくとも1つの画像データPに設定されている対応テープ幅が、テープ印刷装置で用いられるテープTのテープ幅である印刷テープ幅と異なる場合、対応テープ幅が印刷テープ幅と異なる画像データPを、印刷テープ幅に合わせて画像サイズが変更された変更画像データに変換し、変更画像データを含む複数の画像データPに基づいて、連続印刷データを生成する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項１】
テープ印刷装置で用いられるテープのテープ幅である印刷テープ幅を示す印刷テープ幅情報を取得する取得部と、
対応するテープ幅である対応テープ幅がそれぞれ設定されている複数の画像データを記憶した記憶部と、
前記記憶部に記憶されている複数の前記画像データのうち、２以上の前記画像データにそれぞれ対応する２以上の印刷画像を、前記印刷テープ幅情報が示す前記印刷テープ幅の前記テープに連続印刷させる連続印刷データを生成する生成部と、を備え、
前記生成部は、
前記連続印刷の対象となる２以上の前記画像データのうち、少なくとも１つの前記画像データに設定されている前記対応テープ幅が前記印刷テープ幅と異なる場合、前記対応テープ幅が前記印刷テープ幅と異なる前記画像データを、前記印刷テープ幅に合わせて画像サイズが変更された変更画像データに変換し、前記変更画像データを含む２以上の前記画像データに基づいて、前記連続印刷データを生成することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示（約 1,900 文字）【請求項２】
前記記憶部に記憶されている複数の前記画像データの中から、前記連続印刷の対象となる２以上の前記画像データの選択を受け付ける受付部をさらに備え、
前記生成部は、
前記受付部により選択を受け付けた２以上の前記画像データに基づいて、前記連続印刷データを生成することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記生成部は、
前記受付部により前記画像データの選択を受け付けた順序で、２以上の前記画像データに対応する２以上の前記印刷画像が連続印刷されるように、前記連続印刷データを生成することを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
表示部と、
前記連続印刷の対象となる２以上の前記画像データにそれぞれ対応する２以上の印刷画像イメージを前記表示部に表示させる表示制御部と、をさらに備え、
前記表示制御部は、
２以上の前記印刷画像イメージのそれぞれに対応付けて、前記受付部により前記画像データの選択を受け付けた順序を示す順序情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記テープ印刷装置から送信された前記印刷テープ幅情報を受信する通信部をさらに備え、
前記取得部は、前記通信部により受信された前記印刷テープ幅情報を取得することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項６】
ユーザーが前記印刷テープ幅情報を入力する入力部をさらに備え、
前記取得部は、前記入力部により入力された前記印刷テープ幅情報を取得することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記連続印刷の対象となる２以上の前記画像データのうち、前記印刷テープ幅に合わせた前記画像サイズの変更を必要としない前記画像データである変更不要画像データの選択を受け付ける受付部をさらに備え、
前記生成部は、
前記受付部により、前記変更不要画像データの選択が受け付けられた場合、前記印刷テープ幅に合わせて前記画像サイズを変更していない前記変更不要画像データを含む２以上の前記画像データに基づいて、前記連続印刷データを生成することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項８】
情報処理装置が、
テープ印刷装置で用いられるテープのテープ幅である印刷テープ幅を示す印刷テープ幅情報を取得するステップと、
対応するテープ幅である対応テープ幅がそれぞれ設定されている複数の画像データが記憶された記憶部に記憶されている複数の前記画像データのうち、２以上の前記画像データにそれぞれ対応する２以上の印刷画像を、前記印刷テープ幅情報が示す前記印刷テープ幅の前記テープに連続印刷させる連続印刷データを生成するステップと、を実行し、
前記連続印刷データを生成するステップでは、
前記連続印刷の対象となる２以上の前記画像データのうち、少なくとも１つの前記画像データに設定されている前記対応テープ幅が前記印刷テープ幅と異なる場合、前記対応テープ幅が前記印刷テープ幅と異なる前記画像データを、前記印刷テープ幅に合わせて画像サイズが変更された変更画像データに変換し、前記変更画像データを含む２以上の前記画像データに基づいて、前記連続印刷データを生成することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項９】
情報処理装置に、
テープ印刷装置で用いられるテープのテープ幅である印刷テープ幅を示す印刷テープ幅情報を取得するステップと、
対応するテープ幅である対応テープ幅がそれぞれ設定されている複数の画像データが記憶された記憶部に記憶されている複数の前記画像データのうち、２以上の前記画像データにそれぞれ対応する２以上の印刷画像を、前記印刷テープ幅情報が示す前記印刷テープ幅の前記テープに連続印刷させる連続印刷データを生成するステップと、を実行させるプログラムであって、
前記連続印刷データを生成するステップでは、
前記連続印刷の対象となる２以上の前記画像データのうち、少なくとも１つの前記画像データに設定されている前記対応テープ幅が前記印刷テープ幅と異なる場合、前記対応テープ幅が前記印刷テープ幅と異なる前記画像データを、前記印刷テープ幅に合わせて画像サイズが変更された変更画像データに変換し、前記変更画像データを含む２以上の前記画像データに基づいて、前記連続印刷データを生成することを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムに関するものである。
続きを表示（約 2,900 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、特許文献１に開示されているように、複数の画像データを記憶した記憶部と、記憶部に記憶されている複数の画像データの中から印刷対象となる画像データの選択を受け付ける受付部と、選択を受け付けた画像データに対応する印刷画像をテープに印刷する印刷部と、を備えたテープ印刷装置が知られている。また、複数の印刷画像を連続してテープに印刷する連続印刷が可能なテープ印刷装置も周知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平０９－０６６６３２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来のテープ印刷装置の中には、対応するテープ幅が予め設定されている画像データを記憶部に記憶しておくものが存在する。この種のテープ印刷装置において、印刷画像を連続印刷すると、予め画像データに設定されているテープ幅に対応した画像サイズで印刷画像が印刷される。このため、従来のテープ印刷装置は、設定されているテープ幅が異なる複数の画像データが連続印刷の対象となった場合、画像サイズがばらばらの印刷画像が連続して印刷されてしまう。また、従来のテープ印刷装置は、設定されているテープ幅が、テープ印刷装置で用いられるテープのテープ幅より広い画像データが連続印刷の対象となった場合、その画像データに対応する印刷画像の一部が欠けた状態でテープに印刷される可能性もある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の情報処理装置は、テープ印刷装置で用いられるテープのテープ幅である印刷テープ幅を示す印刷テープ幅情報を取得する取得部と、対応するテープ幅である対応テープ幅がそれぞれ設定されている複数の画像データを記憶した記憶部と、記憶部に記憶されている複数の画像データのうち、２以上の画像データにそれぞれ対応する２以上の印刷画像を、印刷テープ幅情報が示す印刷テープ幅のテープに連続印刷させる連続印刷データを生成する生成部と、を備え、生成部は、連続印刷の対象となる２以上の画像データのうち、少なくとも１つの画像データに設定されている対応テープ幅が印刷テープ幅と異なる場合、対応テープ幅が印刷テープ幅と異なる画像データを、印刷テープ幅に合わせて画像サイズが変更された変更画像データに変換し、変更画像データを含む２以上の画像データに基づいて、連続印刷データを生成する。
【０００６】
本発明の情報処理装置の制御方法は、情報処理装置が、テープ印刷装置で用いられるテープのテープ幅である印刷テープ幅を示す印刷テープ幅情報を取得するステップと、対応するテープ幅である対応テープ幅がそれぞれ設定されている複数の画像データが記憶された記憶部に記憶されている複数の画像データのうち、２以上の画像データにそれぞれ対応する２以上の印刷画像を、印刷テープ幅情報が示す印刷テープ幅のテープに連続印刷させる連続印刷データを生成するステップと、を実行し、連続印刷データを生成するステップでは、連続印刷の対象となる２以上の画像データのうち、少なくとも１つの画像データに設定されている対応テープ幅が印刷テープ幅と異なる場合、対応テープ幅が印刷テープ幅と異なる画像データを、印刷テープ幅に合わせて画像サイズが変更された変更画像データに変換し、変更画像データを含む２以上の画像データに基づいて、連続印刷データを生成する。
【０００７】
本発明のプログラムは、情報処理装置に、テープ印刷装置で用いられるテープのテープ幅である印刷テープ幅を示す印刷テープ幅情報を取得するステップと、対応するテープ幅である対応テープ幅がそれぞれ設定されている複数の画像データが記憶された記憶部に記憶されている複数の画像データのうち、２以上の画像データにそれぞれ対応する２以上の印刷画像を、印刷テープ幅情報が示す印刷テープ幅のテープに連続印刷させる連続印刷データを生成するステップと、を実行させるプログラムであって、連続印刷データを生成するステップでは、連続印刷の対象となる２以上の画像データのうち、少なくとも１つの画像データに設定されている対応テープ幅が印刷テープ幅と異なる場合、対応テープ幅が印刷テープ幅と異なる画像データを、印刷テープ幅に合わせて画像サイズが変更された変更画像データに変換し、変更画像データを含む２以上の画像データに基づいて、連続印刷データを生成する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
テープ印刷システムのシステム構成図である。
画像データ記憶領域に記憶されている画像データの一例を示す図である。
連続印刷画像の印刷結果の一例を示す図である。
画像サイズ自動変更機能が「有効」に設定されている場合の連続印刷画像の印刷結果の一例を示す図である。
テープ印刷装置およびテープカートリッジの外観図である。
携帯端末およびテープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
携帯端末の機能構成を示すブロック図である。
画像データ表示画面の一例を示す図である。
画像データ選択画面の一例を示す図である。
図９とは異なる画像データ選択画面の一例を示す図である。
画像サイズ自動変更機能が「有効」に設定されている場合の連続印刷画像の印刷結果の一例を示す図である。
画像サイズ自動変更機能が「無効」に設定されている場合の連続印刷画像の印刷結果の一例を示す図である。
携帯端末による印刷データ送信処理を示すフローチャートである。
変形例に係る画像データ選択画面の一例を示す図である。
連続印刷の対象となる複数の画像データのうち一部の画像データが画像サイズ自動変更機能の対象外となった場合の連続印刷画像の印刷結果の一例を示す図である。
図１４とは異なる変形例に係る画像データ選択画面の一例を示す図である。
画像サイズ自動変更機能が「無効」に設定されている場合の連続印刷画像の印刷結果の他の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付の図面を参照して、情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラムについて説明する。なお、一部の図面では、ＸＹＺ直交座標系による方向を用いて説明するが、これらの方向は説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
【００１０】
図１は、テープ印刷システムＳＹのシステム構成図である。テープ印刷システムＳＹは、携帯端末１と、テープ印刷装置２と、を備え、これらは無線通信である通信経路５を介して通信可能に接続されている。携帯端末１は、「情報処理装置」の一例である。なお、通信経路５は、無線通信に代えて、ケーブルでもよいし、ネットワークでもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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