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公開番号
2025137787
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2025124951,2021033984
出願日
2025-07-25,2021-03-04
発明の名称
トナー、画像形成装置及び画像形成方法、並びに印刷物の製造方法
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
G03G
9/097 20060101AFI20250911BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】低温定着性及び耐熱保存性を両立しつつ、トナーの耐久性に優れ、連続通紙時における画像のブロッキングを抑止するのに優れるトナーの提供。
【解決手段】結着樹脂、ケトン化合物を含む離型剤を含有し、前記結着樹脂単体のガラス転移温度(Tg)をA(℃)とし、前記結着樹脂に対して前記離型剤を10質量%含有するもののガラス転移温度(Tg)をB(℃)としたとき、A-B>5(℃)を満たすトナーである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
結着樹脂、ケトン化合物を含む離型剤を含有し、
前記結着樹脂単体のガラス転移温度(Tg)をA(℃)とし、
前記結着樹脂に対して前記離型剤を10質量%含有するもののガラス転移温度(Tg)をB(℃)としたとき、
A-B>5(℃)を満たす、ことを特徴とするトナー。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
更に、スチレン-αメチルスチレン共重合体を含有する、請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
トナー粒子内部に疎水化シリカ粒子が内添されている、請求項1から2のいずれかに記載のトナー。
【請求項4】
前記離型剤の融点が80℃以上95℃以下である、請求項1から3のいずれかに記載のトナー。
【請求項5】
前記離型剤の酸価が1.0KOH/g以上である、請求項1から4のいずれかに記載のトナー。
【請求項6】
前記疎水化シリカ粒子の平均一次粒子径が50nm以下である、請求項3から5のいずれかに記載のトナー。
【請求項7】
前記結着樹脂がポリエステル樹脂を含む、請求項1から6のいずれかに記載のトナー。
【請求項8】
静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像担持体に形成された前記静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体の表面に転写する転写手段と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー像を定着する定着手段と、を有し、
前記トナーが、請求項1から7のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記静電潜像担持体上に形成された前記静電潜像を、トナーを用いて現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記静電潜像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体の表面に転写する転写工程と、
前記記録媒体の表面に転写されたトナー像を定着する定着工程と、を含み、
前記トナーが、請求項1から7のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法。
【請求項10】
請求項1から7のいずれかに記載のトナーによるトナー画像を記録媒体上に形成する工程を含むことを特徴とする印刷物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トナー、画像形成装置及び画像形成方法、並びに印刷物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来からの省エネニーズの高まりにより、低温定着トナーが求められている。低温定着性を確保するためには、トナーとしての耐熱保存性を確保することが必要であるが、実機において長期間使用した際に現像剤の耐久性を維持することも重要である。
【0003】
また、近年ではオフィス用途から大量印刷まで幅広い用途で電子写真システムが使用されている。特に両面で連続印刷を行う際には、排紙後の高温によるブロッキング発生のリスクがある。
【0004】
トナー耐久性を確保し、ブロッキング発生を抑止するためには、ワックス分散性や熱特性の調整が重要となる。更に、ワックスは低温定着性と耐熱保存性の確保においても作用する。こうした観点から、従来より使用されてきたパラフィンワックスやエステルワックスとは別のワックスを使用する検討も行われている。
このようなトナーとしては、例えば、ケトン系ワックスを使用したトナーが提案されている(例えば、特許文献1から5参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、低温定着性及び耐熱保存性を両立しつつ、トナーの耐久性に優れ、連続通紙時における画像のブロッキングを抑止するのに優れるトナーを提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための手段としての本発明のトナーは、結着樹脂、ケトン化合物を含む離型剤を含有し、前記結着樹脂単体のガラス転移温度(Tg)をA(℃)とし、前記結着樹脂に対して前記離型剤を10質量%含有するもののガラス転移温度(Tg)をB(℃)としたとき、A-B>5(℃)を満たす。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、低温定着性及び耐熱保存性を両立しつつ、トナーの耐久性に優れ、連続通紙時における画像のブロッキングを抑止するのに優れるトナーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の画像形成装置の一例を示す概略説明図である。
図2は、本発明の画像形成装置の他の一例を示す概略説明図である。
図3は、本発明の画像形成装置の他の一例を示す概略説明図である。
図4は、本発明の画像形成装置における画像形成ユニットの一例を示す概略説明図である。
図5は、実施例1におけるトナーのSEM観察及びEDS測定した画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(トナー)
本発明のトナーは、結着樹脂、ケトン化合物を含む離型剤を含有し、前記結着樹脂単体のガラス転移温度(Tg)をA(℃)とし、前記結着樹脂に対して前記離型剤を10質量%含有するもののガラス転移温度(Tg)をB(℃)としたとき、A-B>5(℃)を満たす。本発明のトナーはさらに必要に応じてその他の成分を含有する。
【0010】
前記ケトン化合物を含む前記離型剤は、融点が高く、トナー定着後に画像表面に析出し、画像自身の硬度を向上させることができる。本発明者らは、両面で連続通紙するような場合において、画像表面が高温状態になったとしても、画像のブロッキングを抑制することができることを見出した。
更に、本発明者らは、前記結着樹脂単体のガラス転移温度(Tg)をA(℃)、前記結着樹脂に対して前記離型剤を10質量%含有するもののガラス転移温度(Tg)をB(℃)としたとき、A-B>5℃を満たすようにすることにより、前記結着樹脂に対して離型剤(ワックス)の相溶性を高めることができることを見出した。前記結着樹脂に対して離型剤(ワックス)の相溶性を高めることにより、トナー中における離型剤(ワックス)の分散性を向上させることができる。トナー中における離型剤(ワックス)の分散性を向上させることにより、実機において長期間使用した際に現像剤の耐久性を向上させることができる。
前記A-Bとしては、A-B>5℃であり、6℃≦A-B≦8℃が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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