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公開番号2025137028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035996
出願日2024-03-08
発明の名称光量調整装置、レンズ装置、及び撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 9/02 20210101AFI20250911BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】良好なボケ味を得つつ、違和感のない撮影画像を取得可能な光量調整装置を提供すること。
【解決手段】光量調節装置は、第1及び第2光学系の光量を調整する光量調整装置であって、光を通過させる第1及び第2開口部と、羽根部材を駆動する駆動部と、3つ以上の羽根部材により構成され、駆動部の駆動に応じて第1開口部の少なくとも一部を開閉する第1開閉部と、第1開閉部を構成する羽根部材と同じ数の羽根部材により構成され、駆動部の駆動に応じて第2開口部の少なくとも一部を開閉する第2開閉部と、を有し、第1及び第2光学系のそれぞれを用いた撮影により取得された画像を重ねた場合、第1及び第2開閉部のそれぞれにより形成された開口を光が通る際に発生する光条の間隔が等間隔となるように、第1開閉部と第2開閉部は配置される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1及び第2光学系の光量を調整する光量調整装置であって、
光を通過させる第1及び第2開口部と、
羽根部材を駆動する駆動部と、
3つ以上の羽根部材により構成され、前記駆動部の駆動に応じて前記第1開口部の少なくとも一部を開閉する第1開閉部と、
前記第1開閉部を構成する前記羽根部材と同じ数の羽根部材により構成され、前記駆動部の駆動に応じて前記第2開口部の少なくとも一部を開閉する第2開閉部と、を有し、
前記第1及び第2光学系のそれぞれを用いた撮影により取得された画像を重ねた場合、前記第1及び第2開閉部のそれぞれにより形成された開口を光が通る際に発生する光条の間隔が等間隔となるように、前記第1開閉部と前記第2開閉部は配置されることを特徴とする光量調整装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記第1及び第2開閉部は、それぞれの対応する前記羽根部材が同位相となるように配置されることを特徴とした請求項1に記載の光量調整装置。
【請求項3】
前記第1及び第2開閉部のそれぞれを構成する前記羽根部材の数が奇数である場合、前記第1及び第2開閉部はそれぞれの対応する前記羽根部材の位置の位相が(360×m)/(各開閉部を構成する前記羽根部材の数×4)[度](m:正の整数)だけずれるように配置され、
前記第1及び第2開閉部のそれぞれを構成する前記羽根部材の数が偶数である場合、前記第1及び第2開閉部はそれぞれの対応する前記羽根部材の位置の位相が(360×m)/(各開閉部を構成する前記羽根部材の数×2)[度](m:正の整数)だけずれるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の光量調整装置。
【請求項4】
前記光条の間隔は、設計値に対するずれが5度未満であることを特徴とした請求項1乃至3の何れか一項に記載の光量調整装置。
【請求項5】
駆動部からの駆動力を伝達する伝達部材と、
前記第1開口部に回動可能に嵌合された第1駆動部材と、
前記第2開口部に回動可能に嵌合された第2駆動部材と、を更に有し、
前記第1駆動部材は、前記伝達部材を介して前記駆動力を受けるための第1伝達部を備えると共に、前記駆動部の駆動に応じて回動し、
前記第2駆動部材は、前記伝達部材を介して前記駆動力を受けるための第2伝達部を備えると共に、前記駆動部の駆動に応じて回動し、
前記第1開閉部を構成する前記羽根部材は、前記第1駆動部材の回動軸中心に対し放射状に均等配置され、
前記第2開閉部を構成する前記羽根部材は、前記第2駆動部材の回動軸中心に対し放射状に均等配置されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光量調整装置。
【請求項6】
前記第1及び第2駆動部材に対し前記羽根部材を挟んで対向側には、前記羽根部材が回動可能な隙間が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の光量調整装置。
【請求項7】
前記第1及び第2駆動部材は、同一部材であり、
前記第1伝達部のうち前記第1駆動部材の回動で使用される領域は、前記第2伝達部のうち前記第2駆動部材の回動で使用される領域とは異なることを特徴とする請求項5に記載の光量調整装置。
【請求項8】
前記第1駆動部材は、前記第1伝達部とは異なる位相に設けられた、前記伝達部材を介して前記駆動力を受けるための第3伝達部を備え、
前記第2駆動部材は、前記第2伝達部とは異なる位相に設けられた、前記伝達部材を介して前記駆動力を受けるための第4伝達部を備え、
前記第1及び第2駆動部材は、同一部材であり、
前記第1及び第2駆動部材はそれぞれ、前記第1及び第4伝達部を介して前記駆動力を受けることを特徴とする請求項5に記載の光量調整装置。
【請求項9】
前記第1開口部は、前記第1光学系の光軸を中心に配置され、
前記第2開口部は、前記第2光学系の光軸を中心に配置され、
前記駆動部を保持すると共に、第1及び第2開口部が形成されたベース部材と、
前記ベース部材に固定されている押さえ部材と、を更に有し、
前記羽根部材は、回動中心となる第1係合部と、前記羽根部材を回動させるための第2係合部と、を備え、
前記第1係合部は、前記第1及び第2駆動部材と前記押さえ部材との一方に形成された穴部と係合し、
前記第2係合部は、前記第1及び第2駆動部材と前記押さえ部材との他方に形成されたカム形状と係合することを特徴とする請求項5に記載の光量調整装置。
【請求項10】
前記押さえ部材と前記第1駆動部材との相対位相が調整され、前記第1開閉部を構成する前記羽根部材が回動することで前記第1光学系の光量が調整され、
前記押さえ部材と前記第2駆動部材との相対位相が調整され、前記第2開閉部を構成する前記羽根部材が回動することで前記第2光学系の光量が調整されることを特徴とする請求項9に記載の光量調整装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複眼光学系を有する光量調整装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の光学系を備える複眼光学系を用いて撮影を行う立体画像撮影装置やVR映像撮影装置等が知られている。特許文献1には、複数の羽根部材が開閉することにより各光学系の光量調整を行う光量調節装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-119615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の光量調節装置では、羽根部材の数は開口ごとに1~2枚であるため、得られるボケ形状は辺の数の少ない多角形形状となる。良好なボケ味を得るために辺の数の多い多角形形状を得ることができる虹彩絞りを採用した場合、光源を映した際に発生しうる光条の位相が各光学系で異なると、撮影画像を重ねた際の光条の位相ずれが不均一な間隔となり、違和感として表れてしまうことがある。
【0005】
本発明は、良好なボケ味を得つつ、違和感のない撮影画像を取得可能な光量調整装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての光量調節装置は、第1及び第2光学系の光量を調整する光量調整装置であって、光を通過させる第1及び第2開口部と、羽根部材を駆動する駆動部と、3つ以上の羽根部材により構成され、駆動部の駆動に応じて第1開口部の少なくとも一部を開閉する第1開閉部と、第1開閉部を構成する羽根部材と同じ数の羽根部材により構成され、駆動部の駆動に応じて第2開口部の少なくとも一部を開閉する第2開閉部と、を有し、第1及び第2光学系のそれぞれを用いた撮影により取得された画像を重ねた場合、第1及び第2開閉部のそれぞれにより形成された開口を光が通る際に発生する光条の間隔が等間隔となるように、第1開閉部と第2開閉部は配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の目的は、良好なボケ味を得つつ、違和感のない撮影画像を取得可能な光量調整装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の撮像装置のブロック図である。
実施例1の光量調整装置の斜視図である。
実施例1の光量調整装置の分解斜視図である。
実施例1の光量調整装置の羽根駆動部材の回動方向と羽根部材の位相の説明図である。
光条の発生原理の説明図である。
光条を示す図である。
開口の形状による光条の状態の違いを説明するための図である。
実施例1の複眼光学系ユニットで発生する光条の説明図である。
実施例2の開口の形状が奇数多角形である際に発生する光条の一例を示す図である。
実施例2の開口の形状が偶数多角形である際に発生する光条の一例を示す図である。
実施例2の開口の形状が奇数多角形である際に発生する光条の他の例を示す図である。
実施例3の光量調整装置の構成の説明図である。
実施例4の光量調整装置の構成の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(第1の実施例)
図1は、本実施例の撮像装置10のブロック図である。撮像装置10は、カメラ本体1と、第1光学系2と第2光学系3を備える複合光学系ユニット(複眼光学系、レンズ装置)20とを有する。複合光学系ユニット20は、カメラ本体1に固定されていてもよいし、交換レンズのようにカメラ本体1に着脱可能であってもよい。
【0010】
第1光学系2と第2光学系3はそれぞれ、同じ構成で設定された焦点距離やピントを決めるレンズユニットを含む撮像光学系201,301を備える。撮像光学系201,301は、光量調整装置100を含む。なお、撮像光学系201,301は、1枚のレンズで構成されてもよいし、焦点距離やピント位置の調整の際に一塊で動く複数のレンズの集合で構成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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