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公開番号
2025136470
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035075
出願日
2024-03-07
発明の名称
水硬性組成物とその調合設計
出願人
三井住友建設株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C04B
28/08 20060101AFI20250911BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】高炉スラグ粉末と消石灰とを含み、打設後短期間で圧縮強度が増加する水硬性組成物を提供する。
【解決手段】水硬性組成物は粉体と水とを含み、粉体は高炉スラグ粉末と消石灰とを含み、消石灰の水に対する質量比が1%以上である。好ましくは、消石灰の水に対する質量比は1%以上10%未満である。好ましくは、粉体は石膏をさらに含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
粉体と水とを含み、前記粉体は高炉スラグ粉末と消石灰とを含み、前記消石灰の前記水に対する質量比が1%以上である、水硬性組成物。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記消石灰の前記水に対する質量比が1%以上10%未満である、請求項1に記載の水硬性組成物。
【請求項3】
前記粉体は石膏をさらに含む、請求項1に記載の水硬性組成物。
【請求項4】
前記石膏の前記粉体に対する質量比が1%以上15%以下である、請求項3に記載の水硬性組成物。
【請求項5】
前記粉体はシリカフュームをさらに含む、請求項3に記載の水硬性組成物。
【請求項6】
材齢3日の圧縮強度に対する材齢7日の圧縮強度の比が10以下であり、材齢91日の圧縮強度に対する材齢7日の圧縮強度の比が0.07より大きい、請求項1に記載の水硬性組成物。
【請求項7】
前記粉体はセメントを含まない、請求項1から6のいずれか1項に記載の水硬性組成物。
【請求項8】
粉体と水とを含み、前記粉体は高炉スラグ粉末と消石灰とを含む水硬性組成物の調合設計であって、
前記消石灰の前記水に対する質量比が1%以上とすることを含む、水硬性組成物の調合設計。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は水硬性組成物とその調合設計に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
二酸化炭素の排出量を抑えるため、セメントを用いない水硬性組成物が検討されている。非特許文献1には高炉スラグ粉末と石膏と消石灰とを含むコンクリートが開示されている。消石灰の量は少ないほど好ましく、0.5%以下が望ましいとされている。非特許文献2には高炉スラグ粉末と消石灰とを含むセメントが開示されている。消石灰の最適添加量は0.2~0.4%であると記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
渡辺明、出光隆、高山俊一、「スラグセメントを用いたコンクリートに関する研究」、材料、昭和55年3月、第29巻、第318号、p.47-53
宋宗澤、ジナワス スパトラ、大門正機、近藤連一、「高硫酸塩スラグセメントの水和反応」、Gypsum & Lime、1979年、No.163、p.2-6
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者は、高炉スラグ粉末と消石灰とを含む水硬性組成物は打設後初期の圧縮強度の増加が緩慢である可能性を見出した。圧縮強度の増加が緩慢であると工事における後工程への影響が大きい。しかし、非特許文献1~2には材齢と圧縮強度との関係について何ら記載されていない。
【0005】
本発明は、高炉スラグ粉末と消石灰とを含み、打設後短期間で圧縮強度が増加する水硬性組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の水硬性組成物は粉体と水とを含み、粉体は高炉スラグ粉末と消石灰とを含み、消石灰の水に対する質量比が1%以上である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高炉スラグ粉末と消石灰とを含み、打設後短期間で圧縮強度が増加する水硬性組成物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1の水硬性組成物の材齢と圧縮強度の関係を示すグラフである。
実施例2の水硬性組成物の材齢と圧縮強度の関係を示すグラフである。
実施例3の水硬性組成物の材齢と圧縮強度の関係を示すグラフである。
実施例1~4におけるCH/Wと圧縮強度比の関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下実施例によって本発明を説明する。表1には実施例で用いた材料の概要を示す。本発明の水硬性組成物は高炉スラグ微粉末と消石灰を含んでいる。本発明の水硬性組成物はセメントを含んでいないが、微量のセメント、例えば粉体中の質量比が消石灰より少ない量のセメントを含んでいてもよい。水は上水道水の他、地下水、海水、水硬性組成物の作成時に発生する水(スラッジ水等)を用いてもよい。また、各実施例の水硬性組成物は水を含んでいるが、水は練り混ぜ水として添加されなくてもよい。例えば、本発明の水硬性組成物を地盤改良のために用いる場合、水の少なくとも一部は土に含まれる水であってもよい。さらに、本発明の水硬性組成物は化学混和剤を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
【0010】
TIFF
2025136470000002.tif
252
170
(【0011】以降は省略されています)
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