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公開番号2025136289
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034708
出願日2024-03-07
発明の名称表示制御装置および表示制御方法
出願人株式会社NTTコノキュー
代理人弁理士法人旺知国際特許事務所
主分類G06F 3/01 20060101AFI20250911BHJP(計算;計数)
要約【課題】透過型ウェアラブルデバイスを装着した際における現実空間の視認性と仮想オブジェクトの視認性とを両立させること。
【解決手段】物体判定部111は、ウェアラブルデバイス10を装着したユーザUの視野内に固定ディスプレイ21があるか否かを判定する。表示制御部112は、ユーザUの視野内における固定ディスプレイ21の有無に基づいて、ウェアラブルデバイス10に投影される仮想オブジェクトVOの表示態様を、ユーザUの位置を基準としたユーザ座標系に基づいて仮想オブジェクトVOを表示する第1表示形態と、現実空間Rの所定位置を基準とした現実空間座標系に基づいて仮想オブジェクトVOを表示する第2表示形態との間で切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
透過型ウェアラブルデバイスを装着したユーザの視野内に第1の物体があるか否かを判定する物体判定部と、
前記ユーザの視野内における前記第1の物体の有無に基づいて、前記透過型ウェアラブルデバイスに投影される仮想オブジェクトの表示態様を、前記ユーザの位置を基準としたユーザ座標系に基づいて前記仮想オブジェクトを表示する第1表示形態と、現実空間の所定位置を基準とした現実空間座標系に基づいて前記仮想オブジェクトを表示する第2表示形態との間で切り替える表示制御部と、
を備える表示制御装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1の物体は、前記現実空間の前記所定位置に設置されており、
前記表示制御部は、前記ユーザの視野内に前記第1の物体がない場合には前記第1表示形態で前記仮想オブジェクトを表示し、前記ユーザの視野内に前記第1の物体がある場合には前記第2表示形態で前記仮想オブジェクトを表示する、
請求項1記載の表示制御装置。
【請求項3】
前記物体判定部は、前記ユーザに把持される第2の物体が前記ユーザの視野内にあるか否かを判定し、
前記表示制御部は、前記ユーザの視野内に前記第2の物体がある場合には前記第1表示形態を維持し、かつ、前記ユーザの視野において前記第2の物体と重ならない位置に前記仮想オブジェクトを表示する、
請求項2記載の表示制御装置。
【請求項4】
前記物体判定部は、前記ユーザに把持される第2の物体が前記ユーザの視野内にあるか否かを判定し、
前記表示制御部は、前記ユーザの視野内に前記第2の物体がある場合には前記第1表示形態を維持し、かつ、前記ユーザの視野において前記第2の物体と重なる位置の前記仮想オブジェクトを非表示にする、
請求項2記載の表示制御装置。
【請求項5】
前記第1の物体が前記ユーザの視野内にある場合に、前記第1の物体を前記ユーザが注視しているか否かを判定する注視判定部を更に備え、
前記表示制御部は、前記ユーザが前記第1の物体を注視していない場合には、前記ユーザの視野内に前記第1の物体がある場合でも、前記第1表示形態を維持する、
請求項1記載の表示制御装置。
【請求項6】
前記第1の物体は電子機器であり、
前記電子機器が稼働状態か停止状態かを判定する稼働判定部を更に備え、
前記表示制御部は、前記電子機器が停止状態にある場合には、前記ユーザの視野内に前記第1の物体がある場合でも、前記第1表示形態を維持する、
請求項1記載の表示制御装置。
【請求項7】
前記第1の物体は、前記現実空間の前記所定位置に設置された平面状の固定ディスプレイであり、
前記仮想オブジェクトには、基準面が設定されており、
前記表示制御部は、前記固定ディスプレイの表示面と同一平面上に、前記仮想オブジェクトの前記基準面を配置する、
請求項1記載の表示制御装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記固定ディスプレイの前記表示面の下端よりも上方、かつ、前記固定ディスプレイと重ならない領域に、前記仮想オブジェクトを配置する、
請求項7記載の表示制御装置。
【請求項9】
前記仮想オブジェクトは、前記ユーザの指示に基づいて前記透過型ウェアラブルデバイスに表示される、
請求項1記載の表示制御装置。
【請求項10】
透過型ウェアラブルデバイスを装着したユーザの視野内に第1の物体があるか否かを判定し、
前記ユーザの視野内における前記第1の物体の有無に基づいて、前記透過型ウェアラブルデバイスに投影される仮想オブジェクトの表示態様を、前記ユーザの位置を基準としたユーザ座標系に基づいて前記仮想オブジェクトを表示する第1表示形態と、現実空間の所定位置を基準とした現実空間座標系に基づいて前記仮想オブジェクトを表示する第2表示形態との間で切り替える、
表示制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示制御装置および表示制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、MR(Mixed Reality)グラスまたはAR(Augmented Reality)グラス等の透過型ウェアラブルデバイスが普及している。透過型ウェアラブルデバイスは、レンズを透過する現実空間の光景に対して仮想オブジェクトが重畳して表示される。よって、状況によっては現実空間の視認性が低下し、不都合が生じる場合がある。このような問題に対応するため、例えば下記特許文献1は、現実空間の物体(例えば人物)が拡張現実の画像に接触しようとする場合に、物体に接触しないように拡張現実の画像(仮想オブジェクト)を移動することにより、拡張現実の画像の視認性を確保する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-47887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
透過型ウェアラブルデバイスが日常的に利用される場合、ユーザは、例えば透過型ウェアラブルデバイスを装着した状態でパソコン作業をしたり、透過型ウェアラブルデバイスを装着した状態でスマートフォンを見ながら移動したりすることが予想される。上述した従来技術では、現実空間の物体を避けるように仮想オブジェクトが表示されるが、様々なシチュエーションに対応して仮想オブジェクトの表示態様を変化させることが望まれる。
【0005】
本開示の目的は、透過型ウェアラブルデバイスを装着した際における現実空間の視認性と仮想オブジェクトの視認性とを両立させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の好適な態様に係る表示制御装置は、透過型ウェアラブルデバイスを装着したユーザの視野内に第1の物体があるか否かを判定する物体判定部と、前記ユーザの視野内における前記第1の物体の有無に基づいて、前記透過型ウェアラブルデバイスに投影される仮想オブジェクトの表示態様を、前記ユーザの位置を基準としたユーザ座標系に基づいて前記仮想オブジェクトを表示する第1表示形態と、現実空間の所定位置を基準とした現実空間座標系に基づいて前記仮想オブジェクトを表示する第2表示形態との間で切り替える表示制御部と、を備える。
【0007】
本開示の好適な態様に係る表示制御方法は、透過型ウェアラブルデバイスを装着したユーザの視野内に第1の物体があるか否かを判定し、前記ユーザの視野内における前記第1の物体の有無に基づいて、前記透過型ウェアラブルデバイスに投影される仮想オブジェクトの表示態様を、前記ユーザの位置を基準としたユーザ座標系に基づいて前記仮想オブジェクトを表示する第1表示形態と、現実空間の所定位置を基準とした現実空間座標系に基づいて前記仮想オブジェクトを表示する第2表示形態との間で切り替える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、透過型ウェアラブルデバイスを装着した際における現実空間の視認性と仮想オブジェクトの視認性とを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るウェアラブルデバイス10の使用状態を模式的に示す図である。
ウェアラブルデバイス10の構成を示すブロック図である。
固定ディスプレイ21がない場合のユーザUの視野範囲SRを示す模式図である。
固定ディスプレイ21がない場合のユーザUの視野範囲SRを示す模式図である。
固定ディスプレイ21がない場合のユーザUの視野範囲SRを示す模式図である。
固定ディスプレイ21がある場合のユーザUの視野範囲SRを示す模式図である。
固定ディスプレイ21がある場合のユーザUの視野範囲SRを示す模式図である。
固定ディスプレイ21がある場合のユーザUの視野範囲SRを示す模式図である。
移動ディスプレイ31がある場合のユーザUの視野範囲SRを示す模式図である。
移動ディスプレイ31がある場合のユーザUの視野範囲SRを示す模式図である。
移動ディスプレイ31がある場合のユーザUの視野範囲SRを示す模式図である。
処理装置108の動作を示すフローチャートである。
第1変形例にかかるウェアラブルデバイス10Aの構成を示すブロック図である。
3Dof(Degree of Freedom)での表示を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
A.実施形態
A-1.システム構成
図1は、実施形態に係るウェアラブルデバイス10の使用状態を模式的に示す図である。図1に示すように、ウェアラブルデバイス10は、ユーザUの頭部に装着される透過型のヘッドマウントディスプレイ(ARグラス)である。ウェアラブルデバイス10は、透過型ウェアラブルデバイスの一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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