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公開番号2025136206
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024034489
出願日2024-03-07
発明の名称回転電機の結線切替装置、回転電機及び回転電機の製造方法
出願人三菱電機ビルソリューションズ株式会社,三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 5/22 20060101AFI20250911BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】巻線の結線状態を切り替える際に配線部材と巻線の端部とが電気的に誤接続されることを抑制することができる回転電機の結線切替装置9、回転電機及びその製造方法を得る。
【解決手段】回転電機の結線切替装置9は、プレート部94、摺動部92、第1の配線部材及び第2の配線部材を備える。摺動部92は、プレート部94の穴95に配置され、穴95の第1の位置と当該第1の位置と異なる穴95の第2の位置との間を摺動し、巻線8の端部に電気的に接続される。第1の配線部材は、第1の位置に配置される摺動部92に電気的に接続される。第2の配線部材は、第2の位置に配置される摺動部92に電気的に接続される。第1の配線部材及び第2の配線部材は、第1の配線部材が摺動部92に電気的に接続されたときの巻線の結線状態と第2の配線部材が摺動部92に電気的に接続されたときの巻線の結線状態とが異なるように配線される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機の固定子の巻線の結線状態を切り替える回転電機の結線切替装置であって、
穴が形成され、絶縁性を有するプレート部と、
前記穴に配置され、前記穴の第1の位置と前記第1の位置と異なる前記穴の第2の位置との間を摺動し、前記巻線の端部に電気的に接続される摺動部と、
前記プレート部に設けられ、前記摺動部が前記第1の位置に配置されるとき前記摺動部に電気的に接続される第1の配線部材と、
前記プレート部に設けられ、前記摺動部が前記第2の位置に配置されるとき前記摺動部に電気的に接続される第2の配線部材と、
を備え、
前記第1の配線部材及び前記第2の配線部材は、前記第1の配線部材が前記摺動部に電気的に接続されたときの前記巻線の結線状態と前記第2の配線部材が前記摺動部に電気的に接続されたときの前記巻線の結線状態とが異なるように配線される回転電機の結線切替装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1の配線部材は、前記第1の配線部材が前記摺動部に電気的に接続されたとき前記巻線がΔ結線となるように配線され、
前記第2の配線部材は、前記第2の配線部材が前記摺動部に電気的に接続されたとき前記巻線が1Y結線となるように配線される請求項1に記載の回転電機の結線切替装置。
【請求項3】
前記第1の配線部材は、前記第1の配線部材が前記摺動部に電気的に接続されたとき前記巻線が1Y結線となるように配線され、
前記第2の配線部材は、前記第2の配線部材が前記摺動部に電気的に接続されたとき前記巻線が2Y結線となるように配線される請求項1に記載の回転電機の結線切替装置。
【請求項4】
前記第1の配線部材は、前記第1の配線部材が前記摺動部に電気的に接続されたとき前記巻線が2Y結線となるように配線され、
前記第2の配線部材は、前記第2の配線部材が前記摺動部に電気的に接続されたとき前記巻線がΔ結線となるように配線される請求項1に記載の回転電機の結線切替装置。
【請求項5】
前記プレート部は、第1のプレート部であって、
第1のプレート部と対向して配置され、絶縁性を有する第2のプレート部をさらに備え、
前記摺動部は、複数設けられ、
前記各摺動部は、前記第1のプレート部に対して摺動可能であり、前記第2のプレート部に対して固定される請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機の結線切替装置。
【請求項6】
前記第1の配線部材は、前記プレート部の一方の面に設けられ、
前記第2の配線部材は、前記プレート部の他方の面に設けられる請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機の結線切替装置。
【請求項7】
前記第1の配線部材及び前記第2の配線部材は、前記プレート部の表面に設けられる請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機の結線切替装置。
【請求項8】
前記穴は、前記第1の位置と前記第2の位置との間において、前記穴の一部が第1の方向に延び、前記穴の他の一部が前記第1の方向と異なる第2の方向に延びるように形成される請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機の結線切替装置。
【請求項9】
前記穴は、略コの字状に形成される請求項8に記載の回転電機の結線切替装置。
【請求項10】
前記第1の配線部材又は前記第2の配線部材が前記摺動部に電気的に接続されたときの前記巻線の結線状態を表示する結線表示部と
をさらに備える請求項1から4のいずれか一項に記載の回転電機の結線切替装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機の結線切替装置、回転電機及び回転電機の製造方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来の回転電機の結線切替装置は、プレート部の一方の面に第1の配線部材が設けられ、プレート部の他方の面に第2の配線部材が設けられる結線プレートを備える。第1の配線部材及び第2の配線部材は、それぞれが巻線の端子に接続されたときの巻線の結線状態が互いに異なるように配線される。端子が第1の配線部材に接続されている状態において巻線の結線状態を切り替える場合は、結線プレートの一方の面の位置と他方の面の位置とを反転させ、第2の配線部材を端子に接続する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7364015号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記した従来の回転電機の結線切替装置では、巻線の結線状態を切り替えるために結線プレートを反転させる際、その取付方向を誤り配線部材と巻線の端子とが誤接続される恐れがあるという課題があった。
【0005】
本開示は上記の課題を解決するためになされたものであり、巻線の結線状態を切り替える際に配線部材と巻線の端部とが電気的に誤接続されることを抑制することができる回転電機の結線切替装置、回転電機及びその製造方法を得ることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示にかかる回転電機の結線切替装置は、回転電機の固定子の巻線の結線状態を切り替える回転電機の結線切替装置であって、穴が形成され、絶縁性を有するプレート部と、 穴に配置され、穴の第1の位置と第1の位置と異なる穴の第2の位置との間を摺動し、巻線の端部に電気的に接続される摺動部と、プレート部に設けられ、摺動部が第1の位置に配置されるとき摺動部に電気的に接続される第1の配線部材と、プレート部に設けられ、摺動部が第2の位置に配置されるとき摺動部に電気的に接続される第2の配線部材と、を備え、第1の配線部材及び第2の配線部材は、第1の配線部材が摺動部に電気的に接続されたときの巻線の結線状態と第2の配線部材が摺動部に電気的に接続されたときの巻線の結線状態とが異なるように配線される。
【0007】
本開示にかかる回転電機は、巻線を有する固定子と、穴が形成され、絶縁性を有するプレート部と、穴に配置され、穴の第1の位置と第1の位置と異なる穴の第2の位置との間を摺動し、巻線の端部に電気的に接続される摺動部と、プレート部に設けられ、摺動部が第1の位置に配置されるとき摺動部にと電気的に接続される第1の配線部材と、プレート部に設けられ、摺動部が第2の位置に配置されるとき摺動部に電気的に接続される第2の配線部材と、を備え、第1の配線部材及び第2の配線部材は、第1の配線部材が摺動部に電気的に接続されたときの巻線の結線状態と第2の配線部材が摺動部に電気的に接続されたときの巻線の結線状態とが異なるように配線される。
【0008】
本開示にかかる回転電機の製造方法は、固定子の巻線の端部とプレート部の穴に配置される摺動部とを電気的に接続する第1工程と、プレート部に設けられた第1の配線部材、及び、摺動部に電気的に接続されたときの巻線の結線状態が、第1の配線部材が摺動部に電気的に接続されたときの巻線の結線状態と異なるようにプレート部に設けられる第2の配線部材、のうちいずれか一方が摺動部に電気的に接続されるように摺動部をプレート部に対して相対的に摺動させる第2工程と、を有する。
【発明の効果】
【0009】
本開示にかかる回転電機の結線切替装置、回転電機及びその製造方法は、巻線の結線状態を切り替える際に配線部材と巻線の端部とが電気的に誤接続されることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1における回転電機の断面図である。
実施の形態1における回転電機のA―A’断面図である。
実施の形態1における固定プレート部及び摺動部の斜視図である。
実施の形態1における結線切替装置の側面図である。
実施の形態1における結線切替装置の斜視図である。
実施の形態1におけるプレート部の斜視図である。
実施の形態1における結線切替装置の断面図である。
実施の形態1において摺動部が穴の第1の位置に配置された状態における結線切替装置のB―B’断面図である。
実施の形態1における巻線が1Y結線されたときの回路図である。
実施の形態1において摺動部が穴の第2の位置に配置された状態における結線切替装置のB―B’断面図である。
実施の形態1における巻線が2Y結線されたときの回路図である。
実施の形態1において摺動部が穴の第1の位置に配置された状態における結線切替装置の変形例を示す平面図である。
実施の形態1において摺動部が穴の第2の位置に配置された状態における結線切替装置の変形例を示す平面図である。
実施の形態2における結線切替装置の斜視図である。
実施の形態2において摺動部が穴の第1の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
実施の形態2において摺動部が穴の第2の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
実施の形態3における結線切替装置の斜視図である。
実施の形態3において摺動部が穴の第1の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
実施の形態3において巻線がΔ結線されたときの回路図である。
実施の形態3において摺動部が穴の第2の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
実施の形態3において巻線が1Y結線されたときの回路図である。
実施の形態4における結線切替装置の斜視図である。
実施の形態4において摺動部が穴の第1の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
実施の形態4において摺動部が穴の第2の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
実施の形態5における結線切替装置の斜視図である。
実施の形態5において摺動部が穴の第1の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
実施の形態5において巻線が2Y結線されたときの回路図である。
実施の形態5において摺動部が穴の第2の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
実施の形態5において巻線がΔ結線されたときの回路図である。
実施の形態6における結線切替装置の斜視図である。
実施の形態6において摺動部が穴の第1の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
実施の形態6において摺動部が穴の第2の位置に配置された状態における結線切替装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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