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公開番号2025135817
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024033803
出願日2024-03-06
発明の名称メタボリックシンドローム罹患対策支援システム
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類G16H 20/00 20180101AFI20250911BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】本発明は、メタボリックシンドロームの罹患リスクを正確に評価し、罹患リスクを低下させることが可能なメタボリックシンドローム罹患対策支援システムに関する。
【解決手段】本発明の一形態に係るメタボリックシンドローム罹患対策支援システムは、罹患リスク評価部と、アドバイス生成部と、罹患リスク予測部と、提示情報生成部とを具備する。罹患リスク評価部は、予測モデルにユーザの体脂肪量を入力して、ユーザがメタボリックシンドロームに罹患するリスクを評価する。アドバイス生成部は、罹患リスク評価部による評価結果に応じて、同リスクを低下させるためのアドバイスを生成する。罹患リスク予測部は、アドバイスに従うことにより実現されるユーザの体脂肪量を予測モデルに入力して、同リスクを予測する。提示情報生成部は、罹患リスク評価部による評価結果、罹患リスク予測部による予測結果及びアドバイスを含む提示情報を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザのメタボリックシンドローム罹患対策を支援するメタボリックシンドローム罹患対策支援システムであって、
体脂肪量とメタボリックシンドロームの罹患率に関する関係が規定された予測モデルに前記ユーザの体脂肪量を入力して、前記ユーザがメタボリックシンドロームに罹患するリスクを評価する罹患リスク評価部と、
前記罹患リスク評価部による評価結果に応じて、前記リスクを低下させるためのアドバイスを生成するアドバイス生成部と、
前記アドバイスに従うことにより実現されると予測される前記ユーザの体脂肪量を前記予測モデルに入力して、前記ユーザがメタボリックシンドロームに罹患するリスクを予測する罹患リスク予測部と、
前記罹患リスク評価部による評価結果、前記罹患リスク予測部による予測結果及び前記アドバイスを含む提示情報を生成する提示情報生成部と
を具備するメタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
ユーザの身体を撮像した体型画像を取得し、前記体型画像に基づいて前記ユーザの体脂肪量を測定する体脂肪量測定部をさらに具備し、
前記罹患リスク評価部は、前記体脂肪量測定部が測定した体脂肪量を前記予測モデルに入力する
メタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
【請求項3】
前記体脂肪量はVFA(Visceral Fat Area)である
請求項1に記載のメタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
【請求項4】
体脂肪量と前記罹患率に関する関係が規定された機械学習モデルである予測モデルを生成し、前記予測モデルを前記罹患リスク評価部と前記罹患リスク予測部に供給する予測モデル生成部をさらに具備する
請求項1に記載のメタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
【請求項5】
前記予測モデル生成部は、体脂肪量に加え、BMI(Body Mass Index)、喫煙本数、拡張期血圧、収縮期血圧、性別及び年齢のうち少なくとも1つと前記罹患率に関する関係が規定された前記予測モデルを生成する
請求項4に記載のメタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
【請求項6】
前記アドバイス生成部は、前記リスクを低下させるために必要な前記ユーザの体脂肪量の目標値を設定し、所定のアドバイス実施期間で前記ユーザの体脂肪量が前記目標値以下となるように前記アドバイスを生成する
請求項1に記載のメタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
【請求項7】
前記アドバイスは運動内容及び食事内容の少なくとも一方の提案を含む
請求項6に記載のメタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
【請求項8】
前記体脂肪量測定部は、前記体型画像において前記ユーザの胴体の正面の幅方向の長さである第1長さと、前記胴体の側面の厚さ方向の長さである第2長さを測定し、前記第1長さ及び前記第2長さから前記胴体に含まれる体脂肪量を測定する
請求項2に記載のメタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
【請求項9】
前記体脂肪量測定部は、前記ユーザの身体を正面から撮像した第1撮像画像において前記第1長さを測定し、前記ユーザの身体を側面から撮像した第2撮像画像において前記第2長さを測定する
請求項8に記載のメタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
【請求項10】
前記アドバイス生成部は、前記ユーザの食習慣に関する情報である食習慣情報に基づいて前記ユーザの食習慣を体脂肪蓄積因子別又は生活習慣病罹患因子別の複数の食習慣分類のいずれかに分類する食習慣分類部を有し、前記ユーザに前記食習慣の分類結果に応じた体脂肪蓄積原因又は生活習慣病罹患原因の解消のためのアドバイスを生成する
請求項1に記載のメタボリックシンドローム罹患対策支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、体脂肪量を利用したメタボリックシンドローム罹患対策支援システムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
体脂肪量はメタボリックシンドロームや生活習慣病といった各種疾病の原因となり、体脂肪量を把握することはこれらの疾病の予防あるいは治療の観点から重要である。しかしながら体重や血圧といった他の生体指標に比べて体脂肪量の測定は容易ではない。例えば、CT(Computed Tomography)やインピーダンス法による体脂肪量測定は医療機器を使用するため、使用にあたっては医療従事者による測定が必要である。また、メジャー等を用いて腹囲の測定から体脂肪量を推定する方法もあるが、誤差が生じやすい。これに対し近年、各種の体脂肪量推定方法が検討されており、例えば特許文献1には胴体の幅方向の長さと厚さ方向の長さの測定値から体脂肪量を推定する方法が開示されている。
【0003】
推定した体脂肪量を利用する疾病の予防及び治療方法についても各種の検討がなされおり、例えば、ユーザの各種生体指標を利用してユーザが罹患している疾病、または将来的に罹患する可能性がある疾病を判定する技術(特許文献2参照)や、改善項目を提案する技術(特許文献3)も開発されている。メタボリックシンドロームや生活習慣病についても、体脂肪量等の生体指標を利用してこれらの疾病の状態を診断する技術(特許文献4参照)が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-198800号公報
特開2023-113955号公報
特開2020-60803号公報
特開2023-143891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
メタボリックシンドロームは長期的な体脂肪の蓄積によって引き起こされる。したがって、現在あるいは将来的なメタボリックシンドロームの罹患リスクが評価できれば、メタボリックシンドロームに対して有効な対策が可能となる。
【0006】
本発明は、メタボリックシンドロームの罹患リスクを正確に評価し、罹患リスクを低下させることが可能なメタボリックシンドローム罹患対策支援システムに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係るメタボリックシンドローム罹患対策支援システムは、ユーザのメタボリックシンドローム罹患対策を支援するメタボリックシンドローム罹患対策支援システムであって、罹患リスク評価部と、アドバイス生成部と、罹患リスク予測部と、提示情報生成部とを具備する。
前記罹患リスク評価部は、体脂肪量とメタボリックシンドロームの罹患率に関する関係が規定された予測モデルに前記ユーザの体脂肪量を入力して、前記ユーザがメタボリックシンドロームに罹患するリスクを評価する。
前記アドバイス生成部は、前記罹患リスク評価部による評価結果に応じて、前記リスクを低下させるためのアドバイスを生成する。
前記罹患リスク予測部は、前記アドバイスに従うことにより実現されると予測される前記ユーザの体脂肪量を前記予測モデルに入力して、前記ユーザがメタボリックシンドロームに罹患するリスクを予測する。
前記提示情報生成部は、前記罹患リスク評価部による評価結果、前記罹患リスク予測部による予測結果及び前記アドバイスを含む提示情報を生成する。
【0008】
本発明の一形態に係るメタボリックシンドローム罹患対策支援プログラムは、ユーザのメタボリックシンドローム罹患対策を支援する、情報処理装置が実行するメタボリックシンドローム罹患対策支援プログラムあって、情報処理装置に、
体脂肪量とメタボリックシンドロームの罹患率に関する関係が規定された予測モデルに前記ユーザの体脂肪量を入力して、前記ユーザがメタボリックシンドロームに罹患するリスクを評価するステップと、
前記リスクを評価するステップによる評価結果に応じて、前記リスクを低下させるためのアドバイスを生成するステップと、
前記アドバイスに従うことにより実現されると予測される前記ユーザの体脂肪量を前記予測モデルに入力して、前記ユーザがメタボリックシンドロームに罹患するリスクを予測するステップと、
前記リスクを評価するステップによる評価結果、前記リスクを予測するステップによる予測結果及び前記アドバイスを含む提示情報を生成するステップと
を実行させる。
【0009】
本発明の一形態に係るメタボリックシンドローム罹患対策支援方法は、ユーザのメタボリックシンドローム罹患対策を支援するメタボリックシンドローム罹患対策支援方法であって、
体脂肪量とメタボリックシンドロームの罹患率に関する関係が規定された予測モデルに前記ユーザの体脂肪量を入力して、前記ユーザがメタボリックシンドロームに罹患するリスクを評価し、
前記リスクを評価するステップによる評価結果に応じて、前記リスクを低下させるためのアドバイスを生成し、
前記アドバイスに従うことにより実現されると予測される前記ユーザの体脂肪量を前記予測モデルに入力して、前記ユーザがメタボリックシンドロームに罹患するリスクを予測し、
前記リスクを評価するステップによる評価結果、前記リスクを予測するステップによる予測結果及び前記アドバイスを含む提示情報を生成する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、罹患リスクを正確に評価し、対策をとることが可能なメタボリックシンドローム罹患対策支援システムを実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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