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公開番号
2025135581
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2025032756
出願日
2025-03-03
発明の名称
組成物、それを用いたシート及びその製造方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人タス・マイスター
主分類
C08L
27/12 20060101AFI20250910BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 線膨張率(CTE)が低い、フッ素樹脂を含有するシートを得ることができる組成物を提供する。
【解決手段】 フッ素樹脂と、2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子とを含む組成物。
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子は、下記(1)~(3)のいずれか、またはこれらを組み合わせたものである請求項1に記載の組成物。
(1)それぞれ別々に、種類の異なる反応性シランカップリング剤を用いて処理された無機粒子を組み合わせたもの
(2)2種類以上の反応性シランカップリング剤を併せて用いて処理された無機粒子
(3)少なくとも1種類の反応性シランカップリング剤を用いて処理された無機粒子が、更に、他の少なくとも1種類の反応性シランカップリング剤を用いて処理された無機粒子
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フッ素樹脂と、2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子とを含む組成物。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子は、下記(1)~(3)のいずれか、またはこれらを組み合わせたものである請求項1に記載の組成物。
(1)それぞれ別々に、種類の異なる反応性シランカップリング剤を用いて処理された無機粒子を組み合わせたもの
(2)2種類以上の反応性シランカップリング剤を併せて用いて処理された無機粒子
(3)少なくとも1種類の反応性シランカップリング剤を用いて処理された無機粒子が、更に、他の少なくとも1種類の反応性シランカップリング剤を用いて処理された無機粒子
【請求項3】
前記無機粒子がシリカを必須成分とする無機粒子である請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記フッ素樹脂がパーフルオロ系フッ素樹脂である請求項1又は2記載の組成物。
【請求項5】
前記パーフルオロ系フッ素樹脂がポリテトラフルオロエチレンである請求項4記載の組成物。
【請求項6】
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子の含有量が組成物全体の40質量%以上である請求項1又は2記載の組成物。
【請求項7】
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子の含有量が組成物全体の80質量%以下である請求項1又は2記載の組成物。
【請求項8】
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子が前記(1)であって、それぞれの反応性シランカップリング剤の処理量が、処理する無機粒子の量に対し0.050~3.0質量%である請求項2記載の組成物。
【請求項9】
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤の組合せが、反応性シランカップリング剤の反応性基同士で反応し、アミド基、エステル基、βアミノエステル基、ウレイド基、ウレタン基、イミド基、エーテル基、カルバミド基、及びチオウレタン基からなる群から選択される少なくとも1つの官能基を形成する組合せである請求項1又は2記載の組成物。
【請求項10】
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤の反応性基が、それぞれ、アミノ基、エポキシ基、アクリル基、メタクリル基、イソシアネート基、チオール基、カルボン酸基、及び酸無水物基からなる群から選択されるものであり、双方が反応する反応性基の組合せを含むものである請求項1又は2記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、組成物、それを用いたシート及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
高周波用プリント配線板において、伝送損失が小さい高周波用プリント配線板が求められている。このような高周波用プリント配線板において、フッ素樹脂フィルムを使用することが公知である(特許文献1等)。
【0003】
また、配線基板材料としてフィラーを配合したフッ素樹脂組成物を使用することについて、特許文献2、3に記載されている。さらに、特許文献4には、真球状シリカ粒子をフッ素樹脂に配合したフッ素樹脂組成物を回路用基板に使用することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-8260号公報
特開昭63-259907号公報
特表2022-510017号公報
国際公開2020/145133号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、線膨張率(CTE)が低い、フッ素樹脂を含有するシートを得ることができる組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、フッ素樹脂と、2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子とを含む組成物である。
【0007】
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子は、下記(1)~(3)のいずれか、またはこれらを組み合わせたものであることが好ましい。
(1)それぞれ別々に、種類の異なる反応性シランカップリング剤を用いて処理された無機粒子を組み合わせたもの
(2)2種類以上の反応性シランカップリング剤を併せて用いて処理された無機粒子
(3)少なくとも1種類の反応性シランカップリング剤を用いて処理された無機粒子が、更に、他の少なくとも1種類の反応性シランカップリング剤を用いて処理された無機粒子
【0008】
前記無機粒子がシリカを必須成分とする無機粒子であることが好ましい。
前記フッ素樹脂がパーフルオロ系フッ素樹脂であることが好ましい。
前記パーフルオロ系フッ素樹脂がポリテトラフルオロエチレンであることが好ましい。
【0009】
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子の含有量が組成物全体の40質量%以上であることが好ましい。
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子の含有量が組成物全体の80質量%以下であることが好ましい。
【0010】
前記2種類以上の反応性シランカップリング剤で処理された無機粒子が前記(1)であって、それぞれの反応性シランカップリング剤の処理量が、それぞれの無機粒子の量に対し0.050~3.0質量%であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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