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公開番号2025135097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024032698
出願日2024-03-05
発明の名称気体検知器のためのカバー
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類G08B 21/16 20060101AFI20250910BHJP(信号)
要約【課題】できるだけ少ない数の気体検知器により的確に気体の漏洩を検知するための改善が必要である。
【解決手段】天井面に取り付けられる気体検知器のためのカバーは、天井面に沿って配置されるとともに、気体検知器が固定される平板部と、平板部において気体検知器を取り囲むように延在するとともに、気体検知器から離れるにつれて下方に傾斜するつば部と、を備える。平板部とつば部との少なくとも一方には、複数の貫通孔が設けられており、複数の貫通孔は、気体検知器を取り囲むように配列されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
天井面に取り付けられる気体検知器のためのカバーであって、
前記天井面に沿って配置されるとともに、前記気体検知器が固定される平板部と、
前記平板部において前記気体検知器を取り囲むように延在するとともに、前記気体検知器から離れるにつれて下方に傾斜するつば部と、を備えるカバー。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記平板部と前記つば部との少なくとも一方には、複数の貫通孔が設けられており、
前記複数の貫通孔は、前記気体検知器を取り囲むように配列されている、請求項1に記載のカバー。
【請求項3】
前記平板部の下面には、下方に向けて突出するとともに、前記気体検知器を取り囲むように延在する壁部が設けられている、請求項1に記載のカバー。
【請求項4】
前記平板部に対する前記つば部の傾斜角度は30度~60度である、請求項1に記載のカバー。
【請求項5】
前記つば部の先端は、前記気体検知器よりも、前記天井面から離れて位置する、請求項1に記載のカバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、気体検知器のためのカバーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、燃料電池が収容された収容空間が車両の客室の下方に設けられた、燃料電池車両が開示されている。特許文献1によれば、収容空間は、客室の底部によって形成された天井面に覆われ、天井面には収容空間の水素濃度を検知する水素センサが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-73236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料電池車両や、燃料電池を備えるその他の設備において、水素が漏洩する虞のある箇所は、燃料電池に限られない。水素タンクの口金や、各種配管の継手等からも水素が漏洩する可能性がある。一方で、水素が漏洩する虞のある箇所の一つ一つに対応させて水素検知器を設けることは、コスト増を招く。そのため、できるだけ少ない数の水素検知器により的確に水素の漏洩を検知するための改善が必要である。また、このような課題は、水素を検知する場合に限らず、気体を検知すべき各種状況においても同様に想定される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、天井面に取り付けられる気体検知器のためのカバーを開示する。前記カバーは、前記天井面に沿って配置されるとともに、前記気体検知器が固定される平板部と、前記平板部において前記気体検知器を取り囲むように延在するとともに、前記気体検知器から離れるにつれて下方に傾斜するつば部と、を備える。
【0006】
前記構成によれば、前記カバーは前記つば部を備える。これにより、前記天井面を有する空間において気体の漏洩が発生した場合に、前記天井面周辺に漂う気体を前記つば部の作用により前記気体検知器の近傍に留め易くなる。この結果、漏洩した気体に対する1つの気体検知器による検知の確実性を、向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
空間の天井に水素検知器が取り付けられた状態を簡易的に示す図。
第1実施例にかかるカバーを下方からの視点により示す図。
図2のIII-III線による断面図。
第2実施例にかかるカバーを下方からの視点により示す図。
第3実施例にかかるカバーを下方からの視点により示す図。
図5のVI-VI線による断面図。
水素濃度の時間に対する変化をグラフにより示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図面を参照して、本実施形態を説明する。各図は例示に過ぎず、本実施形態は図示した内容に限定されない。また、各図は例示であるため、図示する形状が正確でなかったり、一部が省略されていたりする。
【0009】
図1は、空間10の天井面11に、水素を検知可能な水素検知器20が取り付けられた状態を簡易的に示している。水素検知器20は「気体検知器」の一例である。以下では、気体検知器として、水素検知器20を例に挙げて説明を行う。ただし、空気よりも軽く安全性確保等の観点から検知の対象となり得る気体やガスを検知可能な検知器やセンサ類であれば、本実施形態が想定する気体検知器に該当する。
【0010】
空間10は、検知対象となる気体が漏洩し得る空間である。天井面11は、水平面であるとは限らないが、いずれにしても空間10の上方の範囲を画定する面である。空間10は、閉じた空間であってもよいし、一部が開放された空間であってもよい。一例として、空間10は、燃料電池車両の客室の床下に確保された空間であり、空間10には、燃料電池、水素タンク、各種配管等が配設されている。
(【0011】以降は省略されています)

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