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公開番号2025132261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029691
出願日2024-02-29
発明の名称光電変換装置及びその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 25/70 20230101AFI20250903BHJP(電気通信技術)
要約【課題】クロストークを抑制しつつ、画質劣化を抑制することが可能な光電変換装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】光電変換装置は、光電変換部、入力ノード、転送トランジスタ、増幅トランジスタ、及びクリップトランジスタをそれぞれが有する複数の画素を備える。クリップトランジスタは、リセット信号をAD変換する第1期間及び画素信号をAD変換する第2期間において、第1電圧がクリップトランジスタのゲートに供給され、転送トランジスタがオンである転送期間において、第1電圧よりも高い第2電圧がクリップトランジスタのゲートに供給される第1動作と、第1期間及び第2期間において、第1電圧よりも高い第3電圧がクリップトランジスタのゲートに供給され、転送期間において、第2電圧及び第3電圧よりも高い第4電圧がクリップトランジスタのゲートに供給される第2動作と、を切り換え可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
入射光に応じた電荷を蓄積する光電変換部、前記電荷を保持する入力ノード、前記光電変換部から前記入力ノードに前記電荷を転送する転送トランジスタ、前記入力ノードの前記電荷に基づく画素信号を出力する増幅トランジスタ、前記入力ノードの電圧をクリップするクリップトランジスタをそれぞれが有する複数の画素と、
第1期間において、前記入力ノードのリセット時における前記画素信号をAD変換し、第2期間において、前記入射光に応じた前記電荷に基づく前記画素信号をAD変換するAD変換回路とを備え、
前記クリップトランジスタは、
前記第1期間及び前記第2期間において、第1電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給され、前記第1期間の後、かつ前記第2期間の前であって、前記転送トランジスタがオンである転送期間において、前記第1電圧よりも高い第2電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給される第1動作と、
前記第1期間及び前記第2期間において、前記第1電圧よりも高い第3電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給され、前記転送期間において、前記第2電圧及び前記第3電圧よりも高い第4電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給される第2動作と、を切り換え可能であることを特徴とする光電変換装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1電圧と前記第2電圧との差は、前記第3電圧と前記第4電圧との差に相当することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項3】
前記第2電圧と前記第3電圧とは同一であることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項4】
前記クリップトランジスタのゲートに前記第2電圧又は前記第4電圧が供給される期間は、前記転送トランジスタのオンの期間よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項5】
前記クリップトランジスタのゲートに前記第2電圧又は前記第4電圧が供給された後に、前記転送トランジスタがオンとなり、前記転送トランジスタがオフとなった後に、前記クリップトランジスタのゲートに前記第1電圧又は前記第3電圧が供給されることを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項6】
前記転送トランジスタがオフとなってから前記クリップトランジスタのゲートに前記第1電圧又は前記第3電圧が供給されるまでの期間は、前記クリップトランジスタのゲートに前記第2電圧又は前記第4電圧が供給されてから前記転送トランジスタがオンとなるまでの期間よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項7】
前記画素は、前記入力ノードの電圧をリセットするリセットトランジスタを含み、
前記リセットトランジスタは前記クリップトランジスタとして動作することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項8】
前記リセットトランジスタの第1主ノードは前記入力ノードに接続され、
前記リセットトランジスタの第2主ノードは電源電圧線に接続されることを特徴とする請求項7に記載の光電変換装置。
【請求項9】
前記画素は、リセットトランジスタと、前記入力ノードに容量を付加可能な第1容量付加トランジスタとを含み、
前記リセットトランジスタまたは前記第1容量付加トランジスタは選択的に前記クリップトランジスタとして動作することを特徴とする請求項1に記載の光電変換装置。
【請求項10】
前記第1容量付加トランジスタの第1主ノードは前記入力ノードに接続され、
前記第1容量付加トランジスタの第2主ノードは前記リセットトランジスタの第1主ノードに接続され、
前記リセットトランジスタの第2主ノードは電源電圧線に接続されることを特徴とする請求項9に記載の光電変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光電変換装置及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラやスマートフォン等に用いられる撮像装置において、撮像面の一部に強い光が入射した際に、その周辺部への影響を軽減させるために、画素の出力をクリップするクリップトランジスタを備えることがある。特許文献1の撮像装置は、クリップトランジスタとして機能するリセットトランジスタのゲート電圧を切り替えることにより、クロストークの抑制を優先するか、或いはダイナミックレンジの維持を優先するかを選択可能としている。特許文献1の撮像装置は、電荷を転送する転送ゲートの導通期間のみゲート電圧を高くしてクリップレベルを高くする構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-150115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の撮像装置は、電荷を転送する際にクリップレベルを高くすることでクロストークを抑制しているが、画質が劣化することがあった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、クロストークを抑制しつつ、画質劣化を抑制することが可能な光電変換装置及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書の一開示によれば、入射光に応じた電荷を蓄積する光電変換部、前記電荷を保持する入力ノード、前記光電変換部から前記入力ノードに前記電荷を転送する転送トランジスタ、前記入力ノードの前記電荷に基づく画素信号を出力する増幅トランジスタ、前記入力ノードの電圧をクリップするクリップトランジスタをそれぞれが有する複数の画素と、第1期間において、前記入力ノードのリセット時における前記画素信号をAD変換し、第2期間において、前記入射光に応じた前記電荷に基づく前記画素信号をAD変換するAD変換回路とを備え、前記クリップトランジスタは、前記第1期間及び前記第2期間において、第1電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給され、前記第1期間の後、かつ前記第2期間の前であって、前記転送トランジスタがオンである転送期間において、前記第1電圧よりも高い第2電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給される第1動作と、前記第1期間及び前記第2期間において、前記第1電圧よりも高い第3電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給され、前記転送期間において、前記第2電圧及び前記第3電圧よりも高い第4電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給される第2動作と、を切り換え可能である光電変換装置が提供される。
【0007】
本明細書の一開示によれば、入射光に応じた電荷を蓄積する光電変換部、前記電荷を保持する入力ノードと、前記光電変換部から前記入力ノードに前記電荷を転送する転送トランジスタ、前記入力ノードの前記電荷に基づく画素信号を出力する増幅トランジスタ、前記入力ノードの電圧をクリップするクリップトランジスタをそれぞれが有する複数の画素と、第1期間において、前記入力ノードのリセット時における前記画素信号をAD変換し、第2期間において、前記入射光に応じた前記電荷に基づく前記画素信号をAD変換するAD変換回路とを備える光電変換装置の制御方法であって、前記第1期間及び前記第2期間において、第1電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給され、前記第1期間の後の前記第2期間の前であって、前記転送トランジスタがオンである転送期間において、前記第1電圧よりも高い第2電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給される第1動作と、前記第1期間及び前記第2期間において、前記第1電圧よりも高い第3電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給され、前記転送期間において、前記第2電圧及び前記第3電圧よりも高い第4電圧が前記クリップトランジスタのゲートに供給される第2動作とを切り換える光電変換装置の制御方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、クロストークを抑制しつつ、画質劣化を抑制することが可能な光電変換装置及びその制御方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態による光電変換装置の概略構成を示すブロック図である。
第1実施形態による単位画素の構成例を示す回路図である。
第1実施形態によるバッファ回路の構成例を示す回路図である。
第1実施形態による光電変換装置の高照度用駆動モードにおける動作例を示すタイミングチャートである。
第1実施形態による光電変換装置の低照度用駆動モードにおける動作例を示すタイミングチャートである。
第2実施形態による単位画素の構成例を示す回路図である。
第2実施形態によるバッファ回路の構成例を示す回路図である。
第2実施形態による光電変換装置の低ゲイン高照度用駆動モードにおける動作例を示すタイミングチャートである。
第2実施形態による光電変換装置の低ゲイン低照度用駆動モードにおける動作例を示すタイミングチャートである。
第2実施形態による光電変換装置の中ゲイン高照度用駆動モードにおける動作例を示すタイミングチャートである。
第2実施形態による光電変換装置の中ゲイン低照度用駆動モードにおける動作例を示すタイミングチャートである。
第2実施形態による光電変換装置の高ゲイン高照度用駆動モードにおける動作例を示すタイミングチャートである。
第2実施形態による光電変換装置の高ゲイン低照度用駆動モードにおける動作例を示すタイミングチャートである。
第3実施形態による撮像システムの概略構成を示すブロック図である。
第4実施形態による撮像システム及び移動体の構成例を示す図である。
第5実施形態による機器の概略構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1実施形態]
第1実施形態による光電変換装置及びその駆動方法について、図1乃至図5を用いて説明する。はじめに、本実施形態による光電変換装置の概略構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態による光電変換装置の概略構成を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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