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公開番号2025132156
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029527
出願日2024-02-29
発明の名称蓄電デバイス、電動自動車、蓄電デバイス用包装材、蓄電デバイス用容器及びその製造方法
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類H01M 50/129 20210101AFI20250903BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】軽量化できる蓄電デバイス、それを備えた電動自動車、蓄電デバイス用包装材、蓄電デバイス用容器及びその製造方法を提供する。
【解決手段】蓄電部材20を包装容器30に封入した蓄電デバイス10において、包装容器30が積層フィルム40の一端部と他端部とを接続部35により接続されて軸方向の両端を開放した筒状の胴部31と、胴部31の前記軸方向の両端を閉塞する金属製の閉塞部36とを有し、積層フィルム40が外面側から順に、基材層41、バリア層42、熱接着性樹脂層43を積層して形成されるとともに熱接着性樹脂層43が最内面に酸変性ポリプロピレンを有し、胴部31が熱接着性樹脂層43により閉塞部36の外面に熱接着される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電部材を包装容器に封入した蓄電デバイスにおいて、前記包装容器が積層フィルムの一端部と他端部とを接続部により接続されて軸方向の両端を開放した筒状に形成される胴部と、前記胴部の前記軸方向の両端を閉塞する金属製の閉塞部とを有し、前記積層フィルムが外面側から順に、基材層、バリア層、熱接着性樹脂層を積層して形成されるとともに前記熱接着性樹脂層が最内面に酸変性ポリプロピレンを有し、前記胴部が前記熱接着性樹脂層により前記閉塞部の外面に熱接着されることを特徴とする蓄電デバイス。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記胴部が前記軸方向に垂直な断面を矩形に形成され、該断面の短辺上に前記接続部が配されることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項3】
前記胴部が前記積層フィルムに設けられた前記軸方向に平行な罫線を有し、前記罫線上で折曲して前記軸方向に垂直な断面を矩形に形成されることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項4】
前記積層フィルムの一端部が外面側を厚み方向に除去された加工面を重なるように折り返した折返し部を有し、前記接続部が前記折返し部の外面側の前記熱接着性樹脂層上に前記積層フィルムの他端部の前記熱接着性樹脂層を重ねて熱接着されることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項5】
前記加工面が前記バリア層よりも外面側の前記積層フィルムを除去して形成されていることを特徴とする請求項4に記載の蓄電デバイス。
【請求項6】
前記接続部が、前記積層フィルムの端面を突き合わせて配される筒状部と、前記筒状部の外面に接着して前記端面上を覆う外面テープとを有することを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項7】
前記接続部が、前記筒状部の内面に接着して前記端面上を覆う内面テープを有することを特徴とする請求項6に記載の蓄電デバイス。
【請求項8】
前記内面テープの前記筒状部の内面に接着する面とは反対側の面が酸変性ポリプロピレンにより形成されることを特徴とする請求項7に記載の蓄電デバイス。
【請求項9】
前記接続部が、前記積層フィルムの一端部と他端部とを合掌貼りして形成されることを特徴とする請求項1に記載の蓄電デバイス。
【請求項10】
請求項1~請求項9のいずれかに記載の蓄電デバイスを備えたことを特徴とする電動自動車。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装容器により密封される蓄電デバイス及びそれを備えた電動自動車に関する。また本発明は、蓄電デバイス用包装材、それを用いた蓄電デバイス用包装容器及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境対策や省資源化等の観点から、駆動力の少なくとも一部をモータが供給する電動自動車が注目されている。この電動自動車には、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)等がある。電気自動車はモータのみを動力源とし、ハイブリッド自動車及びプラグインハイブリッド自動車はモータ及びエンジンを動力源とする。これらの電動自動車にはモータに電力を供給するための蓄電デバイスが搭載される。
【0003】
また、電動自動車に限られず、航空機、船舶、パーソナルモビリティ、ロボット等のモータ駆動される電動品において、モータに電力を供給するための蓄電デバイスが搭載される。
【0004】
電動自動車等に搭載される従来の蓄電デバイスは特許文献1に開示される。この蓄電デバイスは直列接続及び並列接続によって複数並設され、電動自動車の床下等に設置される。蓄電デバイスは二次電池から成る複数の単電池を備え、正極電極及び負極電極を引き出した状態で包装容器により覆われてる。包装容器はアルミニウム合金等の金属製の缶等により形成され、筒状の胴部と胴部の両端面を閉塞する蓋材によって密封される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2014-527270公報(第5頁~第8頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の蓄電デバイスによると、金属製の包装容器によって蓄電デバイスの重量が大きくなる問題があった。
【0007】
本発明は、軽量化できる蓄電デバイス、それを備えた電動自動車、蓄電デバイス用包装材、蓄電デバイス用容器及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、蓄電部材を包装容器に封入した蓄電デバイスにおいて、前記包装容器が積層フィルムの一端部と他端部とを接続部により接続されて軸方向の両端を開放した筒状に形成される胴部と、前記胴部の前記軸方向の両端を閉塞する金属製の閉塞部とを有し、前記積層フィルムが外面側から順に、基材層、バリア層、熱接着性樹脂層を積層して形成されるとともに前記熱接着性樹脂層が最内面に酸変性ポリプロピレンを有し、前記胴部が前記熱接着性樹脂層により前記閉塞部の外面に熱接着されることを特徴としている。
【0009】
また本発明は上記構成の蓄電デバイスにおいて、前記胴部が前記軸方向に垂直な断面を矩形に形成され、該断面の短辺上に前記接続部が配されることを特徴としている。
【0010】
また本発明は上記構成の蓄電デバイスにおいて、前記胴部が前記積層フィルムに設けられた前記軸方向に平行な罫線を有し、前記罫線上で折曲して前記軸方向に垂直な断面を矩形に形成されることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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