TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025131218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028821
出願日
2024-02-28
発明の名称
RTGクレーン、及びレーダー装置
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01S
7/03 20060101AFI20250902BHJP(測定;試験)
要約
【課題】エリアシングの発生を抑制しつつ、レーダー装置の角度分解能を向上できるRTGクレーン、及びレーダー装置を提供する。
【解決手段】RTGクレーン10は、電波によって、物体との距離を検出するレーダー装置40を備える。このレーダー装置40は、電波を送信する送信アンテナ41と、反射した電波を受信する受信アンテナ42と、を備える。第1の電波吸収壁60の開口61の大きさは、電波出射範囲θが、式(1)のθ
limit
以下となるように設定される。θ
limit
は、エリアシングが発生しない限界の角度である。従って、第1の電波吸収壁61は、エリアシングが発生する範囲の電波については吸収し、エリアシングが発生しない範囲の電波を開口61から出射させることができる。そのため、角度分解能を向上させるために、送信アンテナ41間の距離を大きくしても、エリアシングの発生を抑制できる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
電波によって、物体との距離を検出するMIMO方式のレーダー装置を備え、走行路を走行するRTGクレーンであって、
前記レーダー装置は、
前記電波を送信する複数の送信アンテナと、
反射した前記電波を受信する複数の受信アンテナと、を備え、
複数の前記受信アンテナが互いに距離d離間した状態で並び、
複数の前記送信アンテナが互いに前記距離dに前記受信アンテナの数を乗じた距離離間した状態で並び、
少なくとも前記送信アンテナには、電波の出射範囲を制限する制限部材が設けられ、
前記制限部材は、電波出射範囲θが、式(1)のθ
limit
以下となるように設定される、RTGクレーン。
TIFF
2025131218000007.tif
6
149
ただし、λは前記電波の波長である。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記制限部材は、前記電波を吸収する第1の電波吸収壁及び/又は導波管アンテナである、請求項1に記載されたRTGクレーン。
【請求項3】
複数の前記受信アンテナが互いに離間した状態で並び、
前記受信アンテナには、電波を吸収する第2の電波吸収壁が設けられ、
前記第2の電波吸収壁の開口の大きさは、電波入射範囲θが、前記θ
limit
となるように設定される、請求項1に記載されたRTGクレーン。
【請求項4】
一つあたりの前記送信アンテナは、複数の前記送信アンテナが並ぶ方向と直交する方向に並ぶ複数のアンテナ素子を有し、
前記制限部材の開口は、正面視において、複数の前記アンテナ素子を一括で囲んでいる、請求項1に記載されたRTGクレーン。
【請求項5】
電波によって、物体との距離を検出するMIMO方式のレーダー装置であって、
前記電波を送信する送信アンテナと、
反射した前記電波を受信する受信アンテナと、を備え、
複数の前記受信アンテナが互いに距離d離間した状態で並び、
複数の前記送信アンテナが互いに前記距離dに前記受信アンテナの数を乗じた距離離間した状態で並び、
少なくとも前記送信アンテナには、電波の出射範囲を制限する制限部材が設けられ、
前記制限部材は、電波出射範囲θが、式(1)のθ
limit
以下となるように設定される、レーダー装置。
TIFF
2025131218000008.tif
6
149
ただし、λは前記電波の波長である。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、RTGクレーン、及びレーダー装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンテナヤードにおける走行路を走行するRTGクレーンが記載されている。RTGクレーンは、走行路を走行して、任意の位置に配置されたコンテナヤードのコンテナを搬送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-123367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述のようなRTGクレーンにおいては、走行路内に物体が存在する場合などに、当該物体とRTGクレーンとが接触することを抑制するために、物体との距離と角度を検出するレーダー装置が設けられる場合がある。レーダー装置は、互いに離間した状態で並べられた複数の受信アンテナの間隔を小さくすることで、角度分解能を向上することができる。しかし、受信アンテナ間の距離を大きくすると、角度算出のための周波数分析結果にエリアシングが発生してしまうという問題がある。
【0005】
本開示は、上記のエリアシングの発生を抑制しつつ、レーダー装置の角度分解能を向上できるRTGクレーン、及びレーダー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係るRTGクレーンは、電波によって、物体との距離と角度を検出するMIMO方式のレーダー装置を備え、走行路を走行するRTGクレーンであって、レーダー装置は、電波を送信する送信アンテナと、反射した電波を受信する受信アンテナと、を備え、複数の受信アンテナが互いに距離d離間した状態で並び、複数の送信アンテナが互いに距離dに受信アンテナの数を乗じた距離離間した状態で並び、少なくとも送信アンテナには、電波の出射範囲を制限する制限部材が設けられ、制限部材は、電波出射範囲θが、式(1)のθ
limit
以下となるように設定される。
【0007】
TIFF
2025131218000002.tif
6
149
ただし、λは前記電波の波長である。
【0008】
このRTGクレーンは、電波によって、物体との距離を検出するMIMO方式のレーダー装置を備える。このレーダー装置は、電波を送信する送信アンテナと、反射した電波を受信する受信アンテナと、を備える。これに対し、制限部材は、電波出射範囲θが、式(1)のθ
limit
以下となるように設定される。式(1)で示されるθ
limit
は、エリアシングが発生しない限界の角度である。従って、制限部材は、エリアシングが発生する範囲の電波については制限し、エリアシングが発生しない範囲の電波を出射させることができる。そのため、角度分解能を向上させるために、送信アンテナ間の距離を大きくしても、エリアシングの発生を抑制できる。以上より、エリアシングの発生を抑制しつつ、レーダー装置の角度分解能を向上できる。
【0009】
制限部材は、電波を吸収する第1の電波吸収壁及び/又は導波管アンテナであってよい。第1の電波吸収壁の開口の大きさ及び/又は導波管アンテナを調整することで、電波出射範囲θを調整することが可能となる。
【0010】
複数の受信アンテナが互いに離間した状態で並び、受信アンテナには、電波を吸収する第2の電波吸収壁が設けられ、第2の電波吸収壁の開口の大きさは、電波入射範囲θが、θ
limit
以下となるように設定されてよい。この場合、受信アンテナ側においても、エリアシングの発生を抑制しつつ、レーダー装置の角度分解能を向上できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
計量スプーン
1日前
個人
微小振動検出装置
12日前
株式会社イシダ
X線検査装置
12日前
ユニパルス株式会社
力変換器
1か月前
横浜ゴム株式会社
音響窓
1か月前
三菱電機株式会社
計測器
27日前
個人
センサーを備えた装置
1か月前
日置電機株式会社
測定装置
1か月前
株式会社辰巳菱機
システム
21日前
日本精機株式会社
施工管理システム
1か月前
IPU株式会社
距離検出装置
1か月前
株式会社東芝
センサ
1か月前
株式会社東芝
センサ
12日前
ダイハツ工業株式会社
測定用具
5日前
アンリツ株式会社
分光器
7日前
アンリツ株式会社
分光器
7日前
株式会社FRPカジ
FRP装置
23日前
富士レビオ株式会社
嵌合システム
26日前
株式会社ヨコオ
コンタクタ
5日前
日本精工株式会社
分注装置
19日前
株式会社カワタ
サンプリング装置
16日前
TDK株式会社
ガスセンサ
15日前
TDK株式会社
磁気センサ
1日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
23日前
学校法人立命館
液面レベルセンサ
20日前
TDK株式会社
磁気センサ
8日前
株式会社精工技研
光電圧プローブ
13日前
大陽日酸株式会社
液面センサ
8日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
2日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
19日前
本多電子株式会社
超音波ソナー装置
28日前
国立大学法人京都大学
バイオセンサ
8日前
個人
材料特性パラメータの算定方法
1日前
大同特殊鋼株式会社
超音波探傷方法
1日前
富士電機株式会社
半導体パッケージ
1日前
富士電機株式会社
半導体パッケージ
29日前
続きを見る
他の特許を見る