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公開番号
2025131216
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028817
出願日
2024-02-28
発明の名称
RTGクレーン、及びレーダー装置
出願人
住友重機械工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01S
13/34 20060101AFI20250902BHJP(測定;試験)
要約
【課題】容易にレーダー装置の距離分解能を向上させることができるRTGクレーン、及びレーダー装置を提供する。
【解決手段】RTGクレーン10は、ミリ波によって、物体との距離を検出する周波数連続変調式のレーダー装置40を備える。送信アンテナ41及び受信アンテナ42の少なくとも一方に対して信号を遅延させる遅延部44が設けられる。遅延部44による遅延時間は距離分解能の距離ステップを距離方向にずらすことができる。ある組に係る送信アンテナ41と受信アンテナ42に対し、他の組に係る送信アンテナ41と受信アンテナ42について遅延部44による距離分解能の距離ステップの差を設けることで、距離分解能の距離ステップを互いにずらすことができる。その結果、送受信アンテナ41全体で見たときの距離分解能の距離ステップを細かく分散させることができるため、距離分解能を向上させることができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ミリ波によって、物体との距離を検出するレーダー装置を備え、走行路を走行するRTGクレーンであって、
前記レーダー装置は、周波数連続変調式のレーダー装置であって、
前記ミリ波を送信する複数の送信アンテナと、
反射した前記ミリ波を受信する複数の受信アンテナと、を備え、
前記送信アンテナ及び前記受信アンテナの少なくとも一方に対して信号を遅延させる遅延部が設けられる、RTGクレーン。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記レーダー装置は、n個の送信アンテナと、m個の受信アンテナを備え、
n個の前記送信アンテナの信号のそれぞれの遅延時間は互いに異なり、
m個の前記受信アンテナの信号のそれぞれの遅延時間は互いに異なることにより、
前記レーダー装置の周波数帯域幅から決定される原理的な距離分解能を1としたときに、1/(n×m)の距離分解能を有する、請求項1に記載されたRTGクレーン。
【請求項3】
前記遅延部は、配線の長さにより前記信号を遅延させる、請求項1に記載されたRTGクレーン。
【請求項4】
前記遅延部は、配線に容量を付加することにより前記信号を遅延させる、請求項1に記載されたRTGクレーン。
【請求項5】
ミリ波によって、物体との距離を検出する周波数連続変調式のレーダー装置であって、
前記ミリ波を送信する複数の送信アンテナと、
反射した前記ミリ波を受信する複数の受信アンテナと、を備え、
前記送信アンテナ及び前記受信アンテナの少なくとも一方に対して信号を遅延させる遅延部が設けられる、レーダー装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、RTGクレーン、及びレーダー装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンテナヤードにおける走行路を走行するRTGクレーンが記載されている。RTGクレーンは、走行路を走行して、任意の位置に配置されたコンテナヤードのコンテナを搬送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-123367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述のようなRTGクレーンにおいては、走行路内に物体が存在する場合などに、当該物体とRTGクレーンとが接触することを抑制するために、物体との距離を検出するレーダー装置が設けられる場合がある。周波数連続変調式のレーダー装置は、周波数帯域幅によって定められる距離分解能を有する。従って、レーダー装置の距離分解能を向上させるためには、周波数掃引幅を変更する必要があるが、周波数掃引幅には制限があった。
【0005】
本開示は、容易にレーダー装置の距離分解能を向上させることができるRTGクレーン、及びレーダー装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係るRTGクレーンは、ミリ波によって、物体との距離を検出するレーダー装置を備え、走行路を走行するRTGクレーンであって、レーダー装置は、周波数連続変調式のレーダー装置であって、ミリ波を送信する複数の送信アンテナと、反射したミリ波を受信する複数の受信アンテナと、を備え、送信アンテナ及び受信アンテナの少なくとも一方に対して信号を遅延させる遅延部が設けられる。
【0007】
このRTGクレーンは、ミリ波によって、物体との距離を検出する周波数連続変調式のレーダー装置を備える。このレーダー装置は、ミリ波を送信する複数の送信アンテナと、反射したミリ波を受信する複数の受信アンテナと、を備える。従って、レーダー装置は、送信アンテナへ信号を送ることでミリ波を送信し、受信アンテナが反射したミリ波を受信した旨の信号により、距離を検出する。ここで、送信アンテナ及び受信アンテナの少なくとも一方に対して信号を遅延させる遅延部が設けられる。遅延部による遅延時間は距離分解能の距離ステップを距離方向にずらすことができる。ある組に係る送信アンテナと受信アンテナに対し、他の組に係る送信アンテナと受信アンテナについて遅延部による距離分解能の距離ステップの差を設けることで、距離分解能の距離ステップを互いにずらすことができる。その結果、送受信アンテナ全体で見たときの距離分解能の距離ステップを細かく分散させることができるため、距離分解能を向上させることができる。以上のように、遅延部を設けるだけで容易にレーダー装置の距離分解能を向上させることができる。
【0008】
レーダー装置は、n個の送信アンテナと、m個の受信アンテナを備え、n個の送信アンテナの信号のそれぞれの遅延時間は互いに異なり、m個の受信アンテナの信号のそれぞれの遅延時間は互いに異なることにより、周波数連続変調式のレーダー装置の周波数帯域幅から決定される原理的な距離分解能を1としたときに、1/(n×m)の距離分解能を有してよい。これにより、送信アンテナと受信アンテナとの組み合わせの種類の数に応じて距離分解能を向上することができる。
【0009】
遅延部は、配線の長さにより信号を遅延させてよい。信号は、遅延部における長い配線を通過することにより遅延する。
【0010】
遅延部は、配線に容量を付加することにより信号を遅延させてよい。信号は、遅延部における容量の影響を受けることで、遅延する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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