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公開番号2025129398
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-04
出願番号2025114644,2021095245
出願日2025-07-07,2021-06-07
発明の名称遠心分離装置及び遠心分離方法
出願人あおい精機株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B04B 5/02 20060101AFI20250828BHJP(物理的または化学的工程を行なうための遠心装置または機械)
要約【課題】 検体容器の遠心器への搬入エラーを高精度に検出できる遠心分離装置及び遠心分離方法を提供する。
【解決手段】 一形態にかかる遠心分離装置は、ワークを保持する保持部と前記保持部を回転させる回転体と、を備える遠心分離器と、画像センサを有し前記保持部を撮像する画像センサと、を備える遠心分離装置と、前記遠心分離器に前記ワークを搬入する搬入処理を行う移載機構と、前記保持部へ前記ワークを移載する搬入処理の後、前記回転体を回転させる回転処理の前に撮像した前記保持部の画像に基づき前記搬入処理後の前記ワークの状態を検出する、センサ処理部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワークを保持する保持部と前記保持部を回転させる回転体と、を備える遠心分離器と、前記保持部が配される搬入位置の画像を検出する撮像部と、を備える遠心分離装置と、 前記遠心分離器に前記ワークを搬入する搬入処理を行う移載機構と、
前記保持部へ前記ワークを移載する搬入処理の後、前記回転体を回転させる回転処理の前に、前記保持部を撮像した検出画像に基づき前記搬入処理後の前記ワークの状態を検出する、センサ処理部と、
を備える、遠心分離装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記センサ処理部は、前記検出画像と、基準データとの一致度に基づいて前記ワークの状態を検出する請求項1記載の遠心分離装置。
【請求項3】
前記基準データは事前に設定された登録画像に基づく基準画像であり、
前記センサ処理部は、色、輪郭、色面積、エッジ、の少なくともいずれかを含む判定項目に基づいて、前記一致度の判定基準または前記基準データを調整する
請求項1または2に記載の遠心分離装置。
【請求項4】
前記遠心分離器は前記保持部の上方に開口する開口部と、前記開口部を開閉可能な蓋体とを有する筐体と、を備え、
前記撮像部は、前記開口部の上部の撮像位置と、前記撮像位置から退避する退避位置とで移動可能に構成される、請求項2または3に記載の遠心分離装置。
【請求項5】
前記搬入処理後の搬入位置における前記ワークの状態から前記搬入処理におけるエラーの有無を検出し、前記エラーの有無に基づいて前記遠心分離装置を制御する、制御部を備える、請求項1乃至4のいずれかに記載の遠心分離装置。
【請求項6】
遠心分離器の回転体に処理対象のワークを搬入し、
所定数の前記ワークを搬入した後、搬入位置の上方から撮像して画像を検出し、
検出した前記画像に基づいて前記ワークの状態を検出し、
前記ワークの状態に基づいて、前記回転体の動作を制御する、遠心分離方法。
【請求項7】
前記遠心分離器は前記保持部の上方に開口する開口部と、前記開口部を開閉可能な蓋体とを有する筐体と、を備え、
所定数の前記ワークの搬入処理後に、撮像部を前記開口部の上部の撮像位置に移動して撮像し、搬入処理中は前記撮像部を前記撮像位置から退避する待機位置に移動し、
前記ワークの状態が正常である場合に、前記遠心分離器の前記回転体を回転させて遠心分離を行い、前記ワークの状態が異常である場合に、報知処理及び停止処理の少なくともいずれかを行う、請求項6に記載の遠心分離方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遠心分離装置及び遠心分離方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
血液等の検体を遠心分離する遠心分離装置として、例えば筐体内にディスク状の回転体を収容し、回転体の周縁に複数のバケットを揺動可能に取付け、これら複数のバケットに処理対象の検体を入れた検体容器を収容し、上記回転体を高速で回転させることにより遠心分離処理を行うものが提供されている。
【0003】
例えば、検体の生化学分析や各種の前処理等の処理を行う処理ラインから、検体容器を複数の遠心分離器の回転体に順次搬入し、遠心分離器の回転体を回転させ遠心分離処理を開始する。そして所定時間遠心分離処理を行ってから複数の回転体の回転を停止して、検体容器を遠心分離器から順次搬出して処理ラインに戻している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-151024号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の遠心分離装置において、検体容器が回転体に正しく搬入されない状態で回転処理を行うと、装置の故障や検体の破損等の原因となるため、検体容器の搬入状態を確認することが望ましい。しかしながら、遠心分離器は、内部において回転体が高速で回転するため、内部にセンサ設置することが困難である。このため、検体容器を確認する手段として、光電センサによる近距離検出手法では、例えば搬入用のアームに設けられた光電センサにより、搬入前に、アームに検体容器が保持されているかを検出している。したがって、搬入エラーを検出することは困難である。
【0006】
そこで本発明は、検体容器の搬入エラーを高精度に検出できる遠心分離装置及び遠心分離方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態にかかる遠心分離装置は、ワークを保持する保持部と前記保持部を回転させる回転体と、を備える遠心分離器と、前記保持部が配される搬入位置の画像を検出する撮像部と、を備える遠心分離装置と、前記遠心分離器に前記ワークを搬入する搬入処理を行う移載機構と、前記保持部へ前記ワークを移載する搬入処理の後、前記回転体を回転させる回転処理の前に、前記保持部を撮像した検出画像に基づき前記搬入処理後の前記ワークの状態を検出する、センサ処理部と、を備える。
【0008】
他の一形態にかかる遠心分離装置において、前記センサ処理部は、前記検出画像と、基準データとの一致度に基づいて前記ワークの状態を検出する。
【0009】
他の一形態に係る遠心分離装置において、前記基準データは事前に設定された登録画像に基づく基準画像であり、前記センサ処理部は、色、輪郭、色面積、エッジ、の少なくともいずれかを含む判定項目に基づいて、前記一致度の判定基準または前記基準データを調整する。
【0010】
他の一形態にかかる遠心分離装置において、前記遠心分離器は前記保持部の上方に開口する開口部と、前記開口部を開閉可能な蓋体とを有する筐体と、を備え、前記撮像部は、前記開口部の上部の撮像位置と、前記撮像位置から退避する退避位置とで移動可能に構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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