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公開番号
2025177260
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083911
出願日
2024-05-23
発明の名称
固液分離装置
出願人
有限会社ケイ・シン
代理人
ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
主分類
B04C
5/30 20060101AFI20251128BHJP(物理的または化学的工程を行なうための遠心装置または機械)
要約
【課題】従来よりも比重やサイズの異なる様々な固形物を効果的に分離できるようにするための技術を提供する。
【解決手段】それぞれ上方から下方に向けて内径が小さくなる逆円錐台形状の内部空間を有する円筒状の部材であり、該部材の上部が閉塞されている第1、第2サイクロンセパレータと、前記第1サイクロンセパレータにおける上端側の領域をその側方から貫通して内部空間にまで延びる筒状の導入管と、前記第1サイクロンセパレータの上部をその上方から貫通して内部空間に到達するまで延びる筒状の還流管と、前記第1サイクロンセパレータの下端から内部空間と通じた状態で下方に向けて延びる筒状の連結管と、を備え、前記第2サイクロンセパレータは、前記第1サイクロンセパレータの下方に配置されており、前記連結管は、前記第2サイクロンセパレータの上部をその上方から貫通して内部空間に到達するまで延びている、固液分離装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれ上方から下方に向けて内径が小さくなる逆円錐台形状の内部空間を有する円筒状の部材であり、該部材の上部が閉塞されている第1、第2サイクロンセパレータと、
前記第1サイクロンセパレータにおける上端側の領域をその側方から貫通して内部空間にまで延びる筒状の導入管と、
前記第1サイクロンセパレータの上部をその上方から貫通して内部空間に到達するまで延びる筒状の還流管と、
前記第1サイクロンセパレータの下端から内部空間と通じた状態で下方に向けて延びる筒状の連結管と、を備え、
前記第2サイクロンセパレータは、前記第1サイクロンセパレータの下方に配置されており、
前記連結管は、前記第2サイクロンセパレータの上部をその上方から貫通して内部空間に到達するまで延びている、
固液分離装置。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記第1、第2サイクロンセパレータは、内部空間における上下方向の長さが、内部空間上端における内径の2倍以上となっている、
請求項1に記載の固液分離装置。
【請求項3】
前記第1、第2サイクロンセパレータは、同一形状およびサイズのものが用いられており、
前記連結管は、前記第2サイクロンセパレータの内部空間中で上下に延びる長さが、前記第1サイクロンセパレータの内部空間中で上下に延びる前記還流管よりも短い、
請求項1または請求項2に記載の固液分離装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体に混入した微粒子などの固形物を分離する固液分離装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、流体に混入した微粒子などの固形物を除去する固液分離装置が知られている。具体的には、上方から下方に向けて内径が小さくなる逆円錐台(上下を逆にした円錐台)形状の内部空間を有するサイクロンセパレータが備えられたものである(特許文献1の図2など参照)。
【0003】
この固液分離装置では、外部からサイクロンセパレータ内壁に沿って導入された流体が、内部空間を旋回しながら落下した後、その軸線に沿って上方へ延びる還流管から還流されていく。この過程では、流体に含まれた微粒子などの固形物が遠心力により内壁側に押し出された状態で落下していき、内部空間の下端から排出される結果、流体から固形物を分離できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6621349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ただ、従来の固液分離装置では、比重やサイズの小さい固形物が含まれていると、これが流体から分離されにくく、そのような固形物を含んだままで流体が還流されてしまう。つまり、従来の固液分離装置では、比重やサイズの異なる様々な固形物を効果的に分離することが難しいという課題があった。
【0006】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、従来よりも比重やサイズの異なる様々な固形物を効果的に分離できるようにするための技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため第1局面は、それぞれ上方から下方に向けて内径が小さくなる逆円錐台形状の内部空間を有する円筒状の部材であり、該部材の上部が閉塞されている第1、第2サイクロンセパレータと、前記第1サイクロンセパレータにおける上端側の領域をその側方から貫通して内部空間にまで延びる筒状の導入管と、前記第1サイクロンセパレータの上部をその上方から貫通して内部空間に到達するまで延びる筒状の還流管と、前記第1サイクロンセパレータの下端から内部空間と通じた状態で下方に向けて延びる筒状の連結管と、を備え、前記第2サイクロンセパレータは、前記第1サイクロンセパレータの下方に配置されており、前記連結管は、前記第2サイクロンセパレータの上部をその上方から貫通して内部空間に到達するまで延びている、固液分離装置である。
【0008】
この局面の固液分離装置では、第1、第2サイクロンセパレータが連結管を通じて上下に連結されている。
【0009】
これにより、導入管から導入された流体は、第1サイクロンセパレータ内壁に沿って旋回しながら落下し、第2サイクロンセパレータに到達する。そして、流体は、さらに第2サイクロンセパレータ内壁に沿って旋回しながら落下した後、連結管および還流管を通じて還流されていく。
【0010】
この過程において、流体に含まれる固形物は、旋回に伴う遠心力で各サイクロンセパレータ内壁側に押し出されつつ落下していき、最終的に第2サイクロンセパレータ下端から排出される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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