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公開番号2025128423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2022118601
出願日2022-07-26
発明の名称車載装置、制御方法及びコンピュータプログラム
出願人住友電気工業株式会社,住友電装株式会社,株式会社オートネットワーク技術研究所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01C 21/34 20060101AFI20250827BHJP(測定;試験)
要約【課題】車載装置の外的環境の状態の悪化時にも、クラウド連携サービスを維持でき、サーバからのサービス提供を可能とする車載装置、制御方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】車載装置は、車両に搭載され、外部装置からサービスの提供を受ける車載装置であって、外部装置に所定データを送信する通信部と、車載装置の外的環境の状態を評価する評価部202と、評価部202による評価結果に応じて、第1処理を実行するか否かを判定する判定部204と、判定部204により、第1処理を実行すると判定されたことを受けて、所定データに対して第1処理を実行する処理部206とを含み、外的環境は、車載装置と外部装置との間の無線通信速度を含み、サービスは、外部装置が所定データに対して第2処理を実行した結果が車載装置に送信されることにより提供され、第1処理は、第2処理の少なくとも一部を構成する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、外部装置からサービスの提供を受ける車載装置であって、
前記外部装置に所定データを送信する通信部と、
前記車載装置の外的環境の状態を評価する評価部と、
前記評価部による評価結果に応じて、第1処理を実行するか否かを判定する判定部と、
前記判定部により、前記第1処理を実行すると判定されたことを受けて、前記所定データに対して前記第1処理を実行する処理部とを含み、
前記外的環境は、前記車載装置と前記外部装置との間の無線通信速度を含み、
前記サービスは、前記外部装置が前記所定データに対して第2処理を実行した結果が前記車載装置に送信されることにより提供され、
前記第1処理は、前記第2処理の少なくとも一部を構成する、車載装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1処理は、前記第2処理と同じ処理である、請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記所定データは、前記車両に搭載されたセンサにより検出された画像データ又は動画像データであり、
前記第2処理は、認証処理である、請求項2に記載の車載装置。
【請求項4】
前記第1処理は、前記第2処理の一部を構成し、
前記通信部はさらに、前記処理部により前記所定データに対して前記第1処理が実行された結果を前記外部装置に送信する、請求項1に記載の車載装置。
【請求項5】
前記所定データは、前記車両に搭載されたセンサにより検出された画像データ又は動画像データであり、
前記第2処理は、認証処理であり、
前記認証処理は、
前記画像データ又は前記動画像データを加工する画像加工処理と、
前記画像加工処理により得られた画像から対象物の特徴量を抽出する特徴抽出処理と、
前記特徴抽出処理により抽出された特徴量を基準の特徴量と照合する照合処理とを含み、
前記第1処理は、前記画像加工処理、又は、前記画像加工処理及び前記特徴抽出処理である、請求項4に記載の車載装置。
【請求項6】
前記通信部はさらに、前記外部装置から前記第1処理の実行プログラムを受信する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項7】
前記通信部が前記所定データを前記外部装置に送信し、且つ前記処理部が前記第1処理を実行した後に、前記通信部が前記第2処理の結果を受信したことを受けて、前記処理部は、前記第1処理を終了する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項8】
前記車両の走行予定経路を特定する経路特定部をさらに含み、
前記評価部は、前記経路特定部により特定された前記走行予定経路における無線通信速度を評価することにより、前記車載装置と前記外部装置との間の前記無線通信速度を評価し、
前記予定経路において前記無線通信速度が所定値以下である経路部分に前記車両が位置していることを受けて、前記判定部は、前記第1処理を実行すると判定する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。
【請求項9】
前記評価部は、道路と、当該道路上における無線通信速度の実績値とを対応させた地図に基づいて、前記走行予定経路における前記無線通信速度を評価する、請求項8に記載の車載装置。
【請求項10】
車両に搭載され、外部装置からサービスの提供を受ける車載装置の制御方法であって、
前記外部装置に所定データを送信する通信ステップと、
前記車載装置の外的環境の状態を評価する評価ステップと、
前記評価ステップによる評価結果に応じて、第1処理を実行するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップにより、前記第1処理を実行すると判定されたことを受けて、前記所定データに対して前記第1処理を実行する処理ステップとを含み、
前記外的環境は、前記車載装置と前記外部装置との間の無線通信速度を含み、
前記サービスは、前記外部装置が前記所定データに対して第2処理を実行した結果が前記車載装置に送信されることにより提供され、
前記第1処理は、前記第2処理の少なくとも一部を構成する、制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載装置、制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
多数のセンサからのセンサデータをサーバコンピュータ(以下、サーバという)に集約し解析して、運転支援に利用するシステムが普及しつつある。センサデータは、車両に搭載されたセンサ、及び、路側に設けられたインフラストラクチャ設備が備えるセンサ(以下、インフラセンサという)から送信されてくる。そうしたシステムにおいては、車両は無線通信を使って近傍の無線基地局に接続し、その無線基地局を介してサーバと通信を行う。また車両間での直接通信(いわゆる車々間通信)により、ある車両のセンサデータを他の車両に送信したり、ある車両が持つ情報を他の車両に送信したりすることもできる。
【0003】
様々なサービスを無線通信により車両に提供する、いわゆるクラウドサーバも普及しつつある。例えば、いわゆる交通情報の配信、輸送用車両等に関する配車スケジュールの管理、道路近辺の観光及びイベント情報の配信、車両故障診断、並びに、ルート案内等である。クラウドサーバを利用することにより、車両がより安全に交通できるようになる上に車両を活用して有意義な生活ができる。
【0004】
下記特許文献1には、車両に搭載された複数のECU(Electronic Control Unit)により構成される分散処理システムが開示されている。この分散処理システムは、処理負荷の大きいECUが実行中のタスクを、処理負荷の小さいECUに移送して実行させることにより、負荷分散制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-70135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
クラウドサーバから車両に提供される様々なサービス(以下、クラウド連携サービスという)は、変動する無線通信を媒介として実現される。クラウド連携サービスが増加すると、各サービスを提供するためのアプリケーション(即ちコンピュータプログラム)も増加し、クラウド連携サービスを提供するためのリソース(例えば、)が逼迫する。そのため、クラウド連携サービスが中断する等の支障が生じ問題がある。クラウド連携サービスを提供するためのリソースには、例えば、無線通信リソース、及び、各サービスを提供するクラウドサーバのリソースがある。これらは、車載装置の外的環境といえる。
【0007】
特許文献1に開示された分散処理システムは、車両内の複数のECUにおいて負荷を分散させるためのものであり、車両外の状況(例えば無線通信の状態)が考慮されていない。即ち、特許文献1に開示された技術によっては、クラウド連携サービスにおける上記の問題を解決できない。
【0008】
したがって、本開示は、車載装置の外的環境の状態の悪化時にも、クラウド連携サービスを維持でき、サーバからのサービス提供を可能とする車載装置、制御方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のある局面に係る車載装置は、車両に搭載され、外部装置からサービスの提供を受ける車載装置であって、外部装置に所定データを送信する通信部と、車載装置の外的環境の状態を評価する評価部と、評価部による評価結果に応じて、第1処理を実行するか否かを判定する判定部と、判定部により、第1処理を実行すると判定されたことを受けて、所定データに対して第1処理を実行する処理部とを含み、外的環境は、車載装置と外部装置との間の無線通信速度を含み、サービスは、外部装置が所定データに対して第2処理を実行した結果が車載装置に送信されることにより提供され、第1処理は、第2処理の少なくとも一部を構成する。
【0010】
本開示の別の局面に係る制御方法は、車両に搭載され、外部装置からサービスの提供を受ける車載装置の制御方法であって、外部装置に所定データを送信する通信ステップと、車載装置の外的環境の状態を評価する評価ステップと、評価ステップによる評価結果に応じて、第1処理を実行するか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにより、第1処理を実行すると判定されたことを受けて、所定データに対して第1処理を実行する処理ステップとを含み、外的環境は、車載装置と外部装置との間の無線通信速度を含み、サービスは、外部装置が所定データに対して第2処理を実行した結果が車載装置に送信されることにより提供され、第1処理は、第2処理の少なくとも一部を構成する。
(【0011】以降は省略されています)

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