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公開番号
2025122940
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018699
出願日
2024-02-09
発明の名称
コネクタアセンブリ
出願人
株式会社オートネットワーク技術研究所
,
住友電装株式会社
,
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01R
4/34 20060101AFI20250815BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】組立作業性の向上を可能にしたコネクタアセンブリを提供する。
【解決手段】第1ボルト部材24は、第1ヘッド部51と、第1ヘッド部51から第1方向X1に沿って延びる軸部52とを備える。第2ボルト部材25は、第2ヘッド部61と、第2ヘッド部61から第1方向X1に沿って延びる軸部62とを備える。各ヘッド部51,61は、締結治具が嵌合され締結治具の回転力を受ける嵌合部56,66と、各被締結部41,42に接する座面57,67とを有する。各被締結部41,42は、第1方向X1における位置が互いに異なるように構成される。第1ボルト部材24及び第2ボルト部材25において、第1方向X1における座面57,67から嵌合部56,66までの長さD1,D2が互いに異なることにより、各嵌合部56,66の位置が第1方向X1において互いに同位置に設定されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1コネクタと、前記第1コネクタに電気的に接続される第2コネクタとを備えるコネクタアセンブリであって、
前記第2コネクタは、一対の端子を備え、
前記第1コネクタは、被締結部をそれぞれ有する一対の電線と、一対の前記被締結部を前記一対の端子にそれぞれ締結固定する一対のボルト部材と、を備え、
前記一対のボルト部材の各々は、ヘッド部と、前記ヘッド部から第1方向に沿って延びる軸部と、を備え、
前記ヘッド部は、締結治具が嵌合され前記締結治具の回転力を受ける嵌合部と、前記被締結部に接する座面と、を有し、
前記一対の被締結部は、前記第1方向における位置が互いに異なるように構成され、
前記一対のボルト部材において、前記第1方向における前記座面から前記嵌合部までの長さが互いに異なることにより、一対の前記嵌合部の位置が前記第1方向において互いに同位置に設定されている、
コネクタアセンブリ。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記一対の電線の各々は、前記第1方向における厚さが薄い扁平形状をなし、
前記一対の電線は、前記第1方向に並んで設けられている、
請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項3】
前記一対のボルト部材の各々は、前記軸部及び前記座面を含むボルト本体と、前記ボルト部材に設けられた絶縁キャップと、を有し、
前記嵌合部は、前記絶縁キャップに設けられている、
請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項4】
前記第1コネクタは、前記一対の電線と前記一対のボルト部材とを保持するハウジングを備え、
前記ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体から延出する筒部と、を有し、
前記一対の嵌合部は、前記筒部の内側に位置している、
請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタアセンブリに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両には、電線の端部に取り付けられる第1コネクタと、電気機器のケースに装着されるとともに第1コネクタと電気的に接続される第2コネクタとを備えるコネクタアセンブリが搭載される(例えば、特許文献1参照)。第1コネクタは、電線の端部に設けられた第1端子と、第1端子を保持する第1ハウジングとを有する。第2コネクタは、第2端子と、第2端子を保持する第2ハウジングとを有する。第1コネクタと第2コネクタとを接続する際には、まず、第1ハウジングを第2ハウジングに嵌合させる。その後、ボルトによって第1端子と第2端子とを互いに締結する。これにより、第1端子と第2端子との間の電気的接続がなされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-130300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記コネクタアセンブリにおいては、第1コネクタと第2コネクタとを接続する際の組立作業性の向上が望まれている。
本開示の目的は、組立作業性の向上を可能にしたコネクタアセンブリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタアセンブリは、第1コネクタと、前記第1コネクタに電気的に接続される第2コネクタとを備えるコネクタアセンブリであって、前記第2コネクタは、一対の端子を備え、前記第1コネクタは、被締結部をそれぞれ有する一対の電線と、一対の前記被締結部を前記一対の端子にそれぞれ締結固定する一対のボルト部材と、を備え、前記一対のボルト部材の各々は、ヘッド部と、前記ヘッド部から第1方向に沿って延びる軸部と、を備え、前記ヘッド部は、締結治具が嵌合され前記締結治具の回転力を受ける嵌合部と、前記被締結部に接する座面と、を有し、前記一対の被締結部は、前記第1方向における位置が互いに異なるように構成され、前記一対のボルト部材において、前記第1方向における前記座面から前記嵌合部までの長さが互いに異なることにより、一対の前記嵌合部の位置が前記第1方向において互いに同位置に設定されている。
【発明の効果】
【0006】
本開示のコネクタアセンブリによれば、組立作業性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態におけるコネクタアセンブリを示す斜視図である。
図2は、同実施形態におけるコネクタアセンブリの要部を示す斜視図である。
図3は、同実施形態におけるコネクタアセンブリの要部を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタアセンブリは、
[1]第1コネクタと、前記第1コネクタに電気的に接続される第2コネクタとを備えるコネクタアセンブリであって、前記第2コネクタは、一対の端子を備え、前記第1コネクタは、被締結部をそれぞれ有する一対の電線と、一対の前記被締結部を前記一対の端子にそれぞれ締結固定する一対のボルト部材と、を備え、前記一対のボルト部材の各々は、ヘッド部と、前記ヘッド部から第1方向に沿って延びる軸部と、を備え、前記ヘッド部は、締結治具が嵌合され前記締結治具の回転力を受ける嵌合部と、前記被締結部に接する座面と、を有し、前記一対の被締結部は、前記第1方向における位置が互いに異なるように構成され、前記一対のボルト部材において、前記第1方向における前記座面から前記嵌合部までの長さが互いに異なることにより、一対の前記嵌合部の位置が前記第1方向において互いに同位置に設定されている。
【0009】
この構成によれば、ボルト部材の軸線方向における一対の被締結部の位置が互いに異なる構成であっても、一対のボルト部材における各嵌合部を軸線方向において同位置とすることができる。これにより、各ボルト部材を締結する際の作業性を向上させることが可能となり、その結果、第1コネクタと第2コネクタとを接続する際の組立作業性を向上させることができる。また、上記の構成は、第1コネクタと第2コネクタとの接続作業を自動化する場合に特に有効である。具体的には、自動組立ラインにおいて一対のボルト部材をそれぞれ締結する一対の電動ドライバを水平に配置することが可能となる。これにより、一対の電動ドライバを汎用的に用いることができ、コネクタアセンブリの組み立て工程を自動化しやすくなる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記一対の電線の各々は、前記第1方向における厚さが薄い扁平形状をなし、前記一対の電線は、前記第1方向に並んで設けられていてもよい。
この構成によれば、一対の電線が第1方向に並んで設けられることにより、第1方向と直交する幅方向においてコネクタアセンブリを小型化できるとともに、各電線を扁平形状とすることで第1方向においても小型化が可能となる。また、このような電線の配置によって、一対の被締結部の第1方向における位置が互いに異なる構成となっても、前記ヘッド部の長さの設定により、一対の嵌合部の位置を第1方向において互いに同位置とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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