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公開番号2025127197
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024023778
出願日2024-02-20
発明の名称処理装置、処理プログラム及び処理方法
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類H04M 3/51 20060101AFI20250825BHJP(電気通信技術)
要約【課題】より迅速にデータを処理する処理装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】履歴管理装置12は、複数の履歴格納装置20から各履歴格納装置20の格納履歴件数を取得し、格納履歴件数と最大履歴件数とから履歴格納率を算出し、該履歴格納率が所定の閾値以上の履歴格納装置20である履歴移行元装置を抽出し、履歴移行元装置に格納されている通話履歴の件数が所定値以上のテナント14である最大履歴件数テナントの通話履歴の件数である最大テナント履歴件数を取得し、各履歴格納装置20の格納履歴件数と最大テナント履歴件数とを合算し、各履歴格納装置の合算後履歴件数を算出し、各合算後履歴件数と最大履歴件数とから各履歴格納装置20の合算後履歴格納率を算出し、最大履歴件数テナントの通話履歴を、履歴移行元装置から合算後履歴格納率が所定の閾値未満の履歴格納装置20である履歴移行先装置へ移行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のデータ格納装置から、各前記データ格納装置に格納されているデータの件数である格納データ件数を取得する第1処理部と、
前記格納データ件数と格納可能最大データ件数とからデータ格納率を算出し、該データ格納率が所定の閾値以上の前記データ格納装置であるデータ移行元装置を抽出する第2処理部と、
前記データ移行元装置に格納されている前記データの件数が所定値以上のグループである第1グループの前記データの件数である第1グループデータ格納件数を取得する第3処理部と、
各前記データ格納装置の前記格納データ件数と、前記第1グループデータ格納件数とを合算し、各前記データ格納装置の合算後データ件数を算出する第4処理部と、
各前記合算後データ件数と前記格納可能最大データ件数とから各前記データ格納装置の合算後データ格納率を算出し、前記第1グループの前記データを、前記データ移行元装置から、前記合算後データ格納率が前記所定の閾値未満の前記データ格納装置であるデータ移行先装置へ移行させる第5処理部と
を備えることを特徴とする処理装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第3処理部は、
前記データ移行元装置に格納されている前記データの件数が最も多い前記グループである前記第1グループの前記データの件数である前記第1グループデータ格納件数を取得し、
前記第4処理部は、
複数の前記データ格納装置のうち前記データ格納率が最も低い前記データ格納装置である前記データ移行先装置に格納されている前記格納データ件数と、前記第1グループデータ格納件数とを合算し、前記データ移行先装置の前記合算後データ件数を算出し、
前記第5処理部は、
前記合算後データ件数と前記格納可能最大データ件数とから前記データ移行先装置の前記合算後データ格納率を算出し、該合算後データ格納率が前記所定の閾値未満である場合、前記第1グループの前記データを前記データ移行元装置から前記データ移行先装置へ移行させる
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項3】
前記第5処理部は、
全ての前記データ格納装置における前記合算後データ格納率が前記所定の閾値以上である場合、前記第1グループの前記データを前記データ移行元装置から他の前記データ格納装置へ移行させない
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項4】
前記第5処理部は、
前記データ移行先装置における前記合算後データ格納率が前記所定の閾値以上である場合、前記第1グループの前記データを前記データ移行元装置から前記データ移行先装置へ移行させない
ことを特徴とする請求項2に記載の処理装置。
【請求項5】
前記第5処理部は、
前記第1グループの前記データを前記データ移行元装置から前記データ移行先装置へ移行させた後に、前記第1グループの前記データを前記データ移行元装置から削除する
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項6】
前記閾値は、前記データ格納装置に格納可能な前記データの限界容量よりも低い
ことを特徴とする請求項1に記載の処理装置。
【請求項7】
コンピュータを、
複数のデータ格納装置から、各前記データ格納装置に格納されているデータの件数である格納データ件数を取得する第1処理部と、
前記格納データ件数と格納可能最大データ件数とからデータ格納率を算出し、該データ格納率が所定の閾値以上の前記データ格納装置であるデータ移行元装置を抽出する第2処理部と、
前記データ移行元装置に格納されている前記データの件数が所定値以上のグループである第1グループの前記データの件数である第1グループデータ格納件数を取得する第3処理部と、
各前記データ格納装置の前記格納データ件数と、前記第1グループデータ格納件数とを合算し、各前記データ格納装置の合算後データ件数を算出する第4処理部と、
各前記合算後データ件数と前記格納可能最大データ件数とから各前記データ格納装置の合算後データ格納率を算出し、前記第1グループの前記データを、前記データ移行元装置から、前記合算後データ格納率が前記所定の閾値未満の前記データ格納装置であるデータ移行先装置へ移行させる第5処理部と
して機能させるための処理プログラム。
【請求項8】
オペレータにより使用されるオペレータ装置と接続された処理装置の処理方法であって、
前記処理装置は、
複数のデータ格納装置から、各前記データ格納装置に格納されているデータの件数である格納データ件数を取得する第1処理ステップと、
前記格納データ件数と格納可能最大データ件数とからデータ格納率を算出し、該データ格納率が所定の閾値以上の前記データ格納装置であるデータ移行元装置を抽出する第2処理ステップと、
前記データ移行元装置に格納されている前記データの件数が所定値以上のグループである第1グループの前記データの件数である第1グループデータ格納件数を取得する第3処理ステップと、
各前記データ格納装置の前記格納データ件数と、前記第1グループデータ格納件数とを合算し、各前記データ格納装置の合算後データ件数を算出する第4処理ステップと、
各前記合算後データ件数と前記格納可能最大データ件数とから各前記データ格納装置の合算後データ格納率を算出し、前記第1グループの前記データを、前記データ移行元装置から、前記合算後データ格納率が前記所定の閾値未満の前記データ格納装置であるデータ移行先装置へ移行させる第5処理ステップと
を実行することを特徴とする処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処理装置、処理プログラム及び処理方法に関するものであり、例えば、コンタクトセンタシステムに関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、顧客からの問い合わせに対応するためのコンタクトセンタシステムの1つとして、マルチテナントコンタクトセンタシステムがある。このマルチテナントコンタクトセンタシステムでは、1つのコンタクトセンタシステムを複数のテナント(企業や組織等のグループ)で使用し、1つのデータベースで複数のテナントのデータ(例えば問い合わせ履歴等)をまとめて管理するようになっていた。
【0003】
しかしながら、従来のマルチテナントコンタクトセンタシステムでは、1つのデータベースで複数のテナントのデータをまとめて管理するため、データベースで管理するデータの件数が必然的に多くなる。このように、データベースで管理するデータの件数が多くなると、データベースの動作が重くなり、例えば、テナント毎のデータの抽出に時間がかかるようになってしまう。このため、従来のマルチテナントコンタクトセンタシステムでは、データの件数が多いテナントがあると、データの件数が少ないテナントまで、データの抽出に時間がかかってしまうことがあるという問題を有していた。
【0004】
これに対し、あるデータベースに格納されたあるテナントのデータが各テナントに設定されているデータの最大件数であるデータ最大件数に達すると、該データベースを有するデータ移行元装置から該テナントのデータを別のデータベースを有するデータ移行先装置に移行させ、移行させたデータはデータ移行元装置から削除することにより、複数のデータベースでデータを分散して保存するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-38297号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながらそのようなシステムでは、データ最大件数に達しているテナントは存在しなくとも、複数のテナントのデータの件数を合算すると、データベースにおいてデータの限界容量まで格納されてしまう可能性がある。この場合、データベースの動作が重くなり、例えば、テナント毎のデータの抽出に時間がかかるようになってしまう。
【0007】
本発明は以上の点を考慮したものであり、より迅速にデータを処理し得る処理装置、処理プログラム及び処理方法を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の処理装置においては、複数のデータ格納装置から、各データ格納装置に格納されているデータの件数である格納データ件数を取得する第1処理部と、格納データ件数と格納可能最大データ件数とからデータ格納率を算出し、該データ格納率が所定の閾値以上のデータ格納装置であるデータ移行元装置を抽出する第2処理部と、データ移行元装置に格納されているデータの件数が所定値以上のグループである第1グループのデータの件数である第1グループデータ格納件数を取得する第3処理部と、各データ格納装置の格納データ件数と、第1グループデータ格納件数とを合算し、各データ格納装置の合算後データ件数を算出する第4処理部と、各合算後データ件数と格納可能最大データ件数とから各データ格納装置の合算後データ格納率を算出し、第1グループのデータを、データ移行元装置から、合算後データ格納率が所定の閾値未満のデータ格納装置であるデータ移行先装置へ移行させる第5処理部とを設けるようにした。
【0009】
また本発明の処理プログラムにおいては、コンピュータを、複数のデータ格納装置から、各データ格納装置に格納されているデータの件数である格納データ件数を取得する第1処理部と、格納データ件数と格納可能最大データ件数とからデータ格納率を算出し、該データ格納率が所定の閾値以上のデータ格納装置であるデータ移行元装置を抽出する第2処理部と、データ移行元装置に格納されているデータの件数が所定値以上のグループである第1グループのデータの件数である第1グループデータ格納件数を取得する第3処理部と、各データ格納装置の格納データ件数と、第1グループデータ格納件数とを合算し、各データ格納装置の合算後データ件数を算出する第4処理部と、各合算後データ件数と格納可能最大データ件数とから各データ格納装置の合算後データ格納率を算出し、第1グループのデータを、データ移行元装置から、合算後データ格納率が所定の閾値未満のデータ格納装置であるデータ移行先装置へ移行させる第5処理部として機能させるようにした。
【0010】
さらに本発明の処理方法においては、オペレータにより使用されるオペレータ装置と接続された処理装置の処理方法であって、処理装置は、複数のデータ格納装置から、各データ格納装置に格納されているデータの件数である格納データ件数を取得する第1処理ステップと、格納データ件数と格納可能最大データ件数とからデータ格納率を算出し、該データ格納率が所定の閾値以上のデータ格納装置であるデータ移行元装置を抽出する第2処理ステップと、データ移行元装置に格納されているデータの件数が所定値以上のグループである第1グループのデータの件数である第1グループデータ格納件数を取得する第3処理ステップと、各データ格納装置の格納データ件数と、第1グループデータ格納件数とを合算し、各データ格納装置の合算後データ件数を算出する第4処理ステップと、各合算後データ件数と格納可能最大データ件数とから各データ格納装置の合算後データ格納率を算出し、第1グループのデータを、データ移行元装置から、合算後データ格納率が所定の閾値未満のデータ格納装置であるデータ移行先装置へ移行させる第5処理ステップとを実行するようにした。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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