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公開番号
2025125949
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-28
出願番号
2024022250
出願日
2024-02-16
発明の名称
ハイブリッド車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60W
20/13 20160101AFI20250821BHJP(車両一般)
要約
【課題】走行中にエンジンを始動する際に蓄電装置の入力電力が比較的大きくなるのを抑制する。
【解決手段】ハイブリッド車は、エンジンと、第1モータと、第1モータとエンジンと駆動輪に連結された駆動軸とに接続されたプラネタリギヤと、駆動軸に接続された第2モータと、第1モータおよび第2モータに電力ラインを介して接続された蓄電装置と、エンジンの間欠運転を伴って走行するようにエンジンと第1モータと第2モータとを制御する制御装置とを備える。制御装置は、走行中に始動条件が成立して第1モータによるエンジンのクランキングを伴ってエンジンを始動する際に、第1モータの温度が所定温度未満のときには、第1モータの温度が所定温度以上のときに比して小さい値を第1モータのトルク指令に設定して第1モータを制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、
第1モータと、
前記第1モータと前記エンジンと駆動輪に連結された駆動軸とに接続されたプラネタリギヤと、
前記駆動軸に接続された第2モータと、
前記第1モータおよび前記第2モータに電力ラインを介して接続された蓄電装置と、
前記エンジンの間欠運転を伴って走行するように前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとを制御する制御装置と、
を備えるハイブリッド車であって、
前記制御装置は、走行中に始動条件が成立して前記第1モータによる前記エンジンのクランキングを伴って前記エンジンを始動する際に、前記第1モータの温度が所定温度未満のときには、前記第1モータの温度が前記所定温度以上のときに比して小さい値を前記第1モータのトルク指令に設定して前記第1モータを制御する、
ハイブリッド車。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
請求項1記載のハイブリッド車であって、
前記制御装置は、走行中に前記エンジンを始動する際の前記蓄電装置の入力電力が許容入力電力の範囲内となるように始動判定車速を設定し、
前記始動条件は、車速が前記始動判定車速以上である条件を含む、
ハイブリッド車。
【請求項3】
請求項1または2記載のハイブリッド車であって、
前記制御装置は、走行中に前記エンジンを始動する際に、前記第1モータの温度が前記所定温度未満のときには、前記第1モータの温度が低いほど小さい値を前記トルク指令に設定する、
ハイブリッド車。
【請求項4】
請求項1または2記載のハイブリッド車であって、
前記制御装置は、走行中に前記エンジンを始動する際には、前記トルク指令を、第1トルクまで増加して保持した後に減少開始条件が成立すると減少するように設定し、
前記減少開始条件は、車速が所定車速未満のときには、前記エンジンのクランク角が所定クランク角範囲内であるクランク角条件を含み、前記車速が前記所定車速以上のときには、前記クランク角条件を含まない、
ハイブリッド車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ハイブリッド車に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、プラネタリギヤのサンギヤとキャリヤとリングギヤとに第1モータとエンジンと駆動輪に連結された駆動軸とがそれぞれ接続され、駆動軸に第2モータが接続され、第1モータおよび第2モータに電力ラインを介して蓄電装置が接続されたハイブリッド車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車では、第1モータによるエンジンのクランキングを伴ってエンジンを始動する際に、エンジンの回転数がトルク引き下げ開始回転数に至るまでは、比較的大きな第1トルクが第1モータから出力されるように第1モータを制御し、エンジンの回転数がトルク引き下げ開始回転数に至ると、第1トルクよりも小さな第2トルクが第1モータから出力されるように第1モータを制御する。この場合に、始動開始時のクランク角が所定クランク角範囲内にあるか否かに基づいてトルク引き下げ開始回転数を設定する。これにより、エンジンを始動する際の振動を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-106598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなハード構成のハイブリッド車では、走行中に始動条件が成立して第1モータによるエンジンのクランキングを伴ってエンジンを始動する際に、エンジンのクランキングの初期には第1モータを回生駆動し、その後に第1モータを力行駆動することになる。これを踏まえて、蓄電装置を保護しながらエンジンを始動することが求められる。一般的に、第1モータについて、第1モータの温度が低いときには、第1モータの温度が高いときに比して、同一のトルク指令に対してマグネットトルクが大きくなりひいては実トルクが大きくなることが知られている。この特性のため、第1モータの温度に拘わらずに第1モータのトルク指令に同一の値を設定して第1モータを制御すると、第1モータの温度が低いときに、エンジンのクランキング初期における第1モータの回生駆動による発電電力が比較的大きくなり、蓄電装置の入力電力が比較的大きくなる可能性がある。
【0005】
本開示のハイブリッド車は、走行中にエンジンを始動する際に蓄電装置の入力電力が比較的大きくなるのを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のハイブリッド車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示のハイブリッド車は、
エンジンと、
第1モータと、
前記第1モータと前記エンジンと駆動輪に連結された駆動軸とに接続されたプラネタリギヤと、前記駆動軸に接続された第2モータと、
前記第1モータおよび前記第2モータに電力ラインを介して接続された蓄電装置と、
前記エンジンの間欠運転を伴って走行するように前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとを制御する制御装置と、
を備えるハイブリッド車であって、
前記制御装置は、走行中に始動条件が成立して前記第1モータによる前記エンジンのクランキングを伴って前記エンジンを始動する際に、前記第1モータの温度が所定温度未満のときには、前記第1モータの温度が前記所定温度以上のときに比して小さい値を前記第1モータのトルク指令に設定して前記第1モータを制御する、
ことを要旨とする。
【0008】
本開示のハイブリッド車では、走行中に始動条件が成立して第1モータによるエンジンのクランキングを伴ってエンジンを始動する際に、第1モータの温度が所定温度未満のときには、第1モータの温度が所定温度以上のときに比して小さい値を第1モータのトルク指令に設定して第1モータを制御する。これにより、第1モータの温度が所定温度未満のときに、第1モータの温度が所定温度以上のときに比して第1モータの実トルクが大きくなるのを抑制することができる。したがって、第1モータの温度が所定温度未満のときに、エンジンのクランキング初期における、第1モータの回生駆動による発電電力が比較的大きくなるのを抑制し、蓄電装置の入力電力が比較的大きくなるのを抑制することができる。ここで、第1モータの温度としては、第1モータの永久磁石の温度を用いてもよいし、第1モータのコイル温度を用いてもよいし、第1モータを油令する潤滑油の温度を用いてもよい。
【0009】
本開示のハイブリッド車において、前記制御装置は、走行中に前記エンジンを始動する際の前記蓄電装置の入力電力が許容入力電力の範囲内となるように始動判定車速を設定し、前記始動条件は、車速が前記始動判定車速以上である条件を含んでもよい。この場合、上述したように、第1モータの温度が所定温度未満のときに、エンジンのクランキング初期における蓄電装置の入力電力が比較的大きくなるのを抑制することにより、始動判定車速を比較的低く設定するのを抑制し、エンジンの停止を伴う電動走行の許容車速領域が狭くなるのを抑制することができる。
【0010】
本開示のハイブリッド車において、前記制御装置は、走行中に前記エンジンを始動する際に、前記第1モータの温度が前記所定温度未満のときには、前記第1モータの温度が低いほど小さい値を前記トルク指令に設定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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