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公開番号
2025121268
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016611
出願日
2024-02-06
発明の名称
炎観賞装置
出願人
岩谷産業株式会社
,
株式会社旭製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F23D
14/84 20060101AFI20250812BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約
【課題】小型であって設置場所の選択の幅を広げることができ、リラックス効果を高められる火炎を生成できる炎観賞装置を提供すること。
【解決手段】透明部を有する筐体の内部空間にガスを放出するバーナ40を有し、ガスを燃焼して生じた火炎を透明部から観賞する炎観賞装置であって、ガスは着脱可能なカセットガスボンベから供給され、バーナ40は、ガスを内部空間に放出する炎口部42を有するバーナヘッド43と、バーナヘッド43側にガスを吹き出す吹出口41を有するバーナ本体45とを備え、バーナヘッド43は、吹出口41と対向して配置されることで吹出口41から吹き出したガスが衝突する被衝突部50を有すると共に、被衝突部50を回り込むようにして炎口部42までガスを導く迂回路RDを有し、炎口部42は多孔質部材で形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
透明部を有する筐体と、前記筐体の内部空間にガスを放出するバーナとを有し、前記ガスを燃焼して生じた火炎を前記透明部から観賞する炎観賞装置であって、
前記ガスは着脱可能なカセットガスボンベから供給され、
前記バーナは、前記ガスを前記内部空間に放出する炎口部を有するバーナヘッドと、前記バーナヘッド側に前記ガスを吹き出す吹出口を有するバーナ本体とを備え、
前記バーナヘッドは、前記吹出口と対向して配置されることで前記吹出口から吹き出した前記ガスが衝突する被衝突部を有すると共に、前記被衝突部を回り込むようにして前記炎口部まで前記ガスを導く迂回路を有し、
前記炎口部は、多孔質部材で形成されている
ことを特徴とする炎観賞装置。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記迂回路は、前記ガスが互いに反対方向に向かう第1の迂回路と第2の迂回路を有し、
前記第1の迂回路の前記ガスと前記第2の迂回路の前記ガスとは前記炎口部の直下で衝突するようになっている
ことを特徴とする請求項1に記載の炎鑑賞装置。
【請求項3】
前記第1の迂回路は、前記ガスが前記被衝突部の一方の端部を回り込んだ後から前記第2の迂回路に向かって接近する流路である第1の接近流路を有しており、
前記第2の迂回路は、前記ガスが前記被衝突部の他方の端部を回り込んだ後から前記第1の迂回路に向かって接近する流路である第2の接近流路を有しており、
前記第1の接近流路と前記第2の接近流路とは同一直線上にあり、
前記炎口部は、前記第1の接近流路と前記第2の接近流路に沿って延在している
ことを特徴とする請求項2に記載の炎観賞装置。
【請求項4】
前記バーナは前記火炎が不完全燃焼となるように設定され、
前記不完全燃焼により発生する一酸化炭素のCO%は0.02%以上である状態が3時間継続しない設定とされている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の炎観賞装置。
【請求項5】
前記多孔質部材は網目状で複数層からなり、前記複数層のうち第1の層と第2の層とでは、平面視において網目の位置がずれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の炎観賞装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カセットガスボンベを利用した炎観賞装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、暖炉の薪を燃やして生ずる火炎の揺らぎは、看者に対してリラックス感などの心理的効果を与えることが知られている。ところが、薪を使った暖炉は高額であり、管理も大変である。そこで、薪以外のガスなどの燃料を利用した炎観賞装置がある(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1の炎観賞装置は、ガスを噴出するバーナを有し、このバーナからのガスを密閉構造のケーシング内で燃焼させて火炎を生成し、この火炎を観賞する構成とされている。また、特許文献1の装置は、燃焼ガスを排気ダクトで屋外に排気することで、設置場所周辺の壁に熱による損傷を防止している。また、火炎が不完全燃焼にならないように、屋外の空気をケーシング内に供給する給気ダクトも備えている。
【0004】
しかし、特許文献1の装置は、排気ダクトで屋外に排気ガスを排出させると共に、火炎が不完全燃焼にならないように給気ダクトで屋外の空気をケーシング内に供給している。このため、設置場所が限定されてしまい、ある程度の大型化も余儀なくされる。また、特許文献1には火炎色についての記載がなく、特に工夫がされていないことから、火炎は暖炉のような赤系統の色ではなく、通常のガスを燃焼した際の青色炎であり、これでは暖炉のようなリラックス効果を得るのは難しい。
【0005】
特許文献2の装置は、ガスを燃焼して生成された火炎を観賞する暖炉型暖房器である。この暖房器も燃焼排気は、排気ファンにより排気ダクトを介して屋外に強制的に排出される。そして、ガスを燃焼させた火炎を黄色炎にするため、特許文献2では一次空気を用いずに二次空気のみを用いている。この点、二次空気だけだと炎口周囲に煤が付着し、場合によっては炎口が煤によって目詰まりを起こす恐れがある。そこで、特許文献2では、二次空気を強制的にファンで供給し、そして、この二次空気を炎口周囲ではなく炎口の上方に案内する上昇案内部を設置している、これにより、二次空気を炎口から少し離れた位置に吹き付けて炎口から離れた位置に火炎を形成させている。
【0006】
ところが、特許文献2は種々のファンを用いたり排気ダクトを介して外部に燃焼排気を排出したりすることから、設置場所が限定されてしまい、ある程度の大型化も余儀なくされる。しかも、特許文献2だとファンにより勢いよく吹き付けられた二次空気が上昇案内部により整流されるため、火炎は揺れを抑えられ、暖炉のような柔らかな揺らぎのある火炎を生成することが困難になり、リラックス効果を十分に発揮できない。尚、このように暖炉のような炎が困難であることから疑似薪を設置しているが、不自然さは否めない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第5394880号公報
特許第4554506号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、小型であって設置場所の選択の幅を広げることができ、リラックス効果を高められる火炎を生成できる炎観賞装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題は、本発明によれば、透明部を有する筐体と、前記筐体の内部空間にガスを放出するバーナとを有し、前記ガスを燃焼して生じた火炎を前記透明部から観賞する炎観賞装置であって、前記ガスは着脱可能なカセットガスボンベから供給され、前記バーナは、前記ガスを前記内部空間に放出する炎口部を有するバーナヘッドと、前記バーナヘッド側に前記ガスを吹き出す吹出口を有するバーナ本体とを備え、前記バーナヘッドは、前記吹出口と対向して配置されることで前記吹出口から吹き出した前記ガスが衝突する被衝突部を有すると共に、前記被衝突部を回り込むようにして前記炎口部まで前記ガスを導く迂回路を有し、前記炎口部は、多孔質部材で形成されている炎観賞装置により解決される。
【0010】
上記構成によれば、筐体の透明部から内側のガス燃焼による火炎を観賞できる。そして、携帯式のカセットガスボンベを用いてガスを供給するので、小型化が可能であり、かつ、移動が容易で設置場所の選択の幅を広げることができる。
また、バーナヘッドは、吹出口と対向して配置されることで吹出口から吹き出したガスが衝突する被衝突部を有する。このため、ガスの流速を落とすことができる。更に、バーナヘッドは、被衝突部を回り込むようにして炎口部までガスを導く迂回路を有するため、迂回する分、ガスの流速を落とせる。そして、この流速が落ちたガス流を多孔質部材で分断するなどして、多孔質材の孔からガスを拡散させて、揺らぎのある火炎、即ちリラックス効果を高められる火炎を生成できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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